kahsuke555の日記

本と立ち食いそばの記事がメインです。趣味で即興のお芝居(インプロ)をしてるので、時々、インプロや、お芝居や落語の話しなどが出たり出なかったりします。

立ち食いそば29 銀座「よもだそば 銀座店」

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特大かき揚げ天そば+ミニカレー=660円

やっと来ました!ブログで立食いそばの記事を書き始めた時から、行きたかったチェーン店です。立食いそば関連の本では、東京店の方が多いですが、取り上げていない所は皆無といっても過言ではないですし、テレビで取り上げられたのも何度か見ました。個人的には、訪問する事を、今年の目標にしていた位です。

とは言っても、地図の読めない残念な私は、銀座のように区画が一定の町が大の苦手。Googleマップを駆使しても、道に迷います。有楽町駅界隈を徘徊すること25分、やっとたどりつきました。多分、きちんと地図の読める方なら5分強で着くかと思います。

ホームページを見ると、もう少ししっかりしているお店かと思ったのですが、板張りで椅子の座り心地も、正直、今まで訪問したお店の中でも、最低レベル。う~ん、必要以上に期待しすぎてしまったのかと少し心配に。メニューは迷わず、看板の、かきあげ+カレーのコンビで。まあ、大切なのは味です。

と、思っていたら、食券を出してから30秒も経たずにメニューが出てきました。流行っているだけあって、オペレーションには、抜かりはありません。多分、こういう小さい努力の積み重ねって大切なんだなと思います。

そして、とうとう半年以上待ち焦がれた、メニューをいただきます。まずは、つゆ。多分、複数の魚系の食材で取られたと想像できる、とても豊かな味です。今まで食べた立食いそばの中でも、一番、自分好みかもしれないです。そして、その素晴らしいつゆに細めの麺とかきあげが、実に良くあう。特にかきあげは作りおきなのに、油濃さがないばかりか、つゆと合わさった時の食感が実に素晴らしいです。回転が早いからというのが大きいのでしょうが、作りおきのお店で、このレベルの天ぷらを出せる店って皆無なんじゃないでしょうか。多分、この店の天ぷらをそのままコピーできたら、それだけでビジネスとして成立するのではないかと。

そして、カレー。本格派のインドカレー。下手な専門店よりも全然美味しい。これなら、毎日でも食べれますね、完全に。お店の椅子を見た時には、正直、少しだけ不安になりましたが、仕事と味の方は一切の手ぬきなし。いや~、参りました。

立ち食いそば28 両国「文殊 両国駅前店」

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かき揚げそば390円+大盛り(2玉)110円=500円
(卵は1個までサービス)

先日、浅草店で食べたそばが美味しかったので、では本店はどうなのか?本店と名乗る以上は、支店より味が上に、違いない。イコール、相当美味しいに違いない。

そう、思った瞬間、こりゃあ、行くしかない、と会社帰りにふと思う。気がついたら、総武線に乗っていて、両国駅にいました。そして、下車してうろうろする事20分。やっと、本店だ~、と思って感動していたら、惜しい!同じ両国でも両国駅前店。本店に行く気力はなし。またの機会にして、もう、お腹がすきすぎているので、中に入ります。

この店は、そばのサイズを決めて、その後に上に乗せる具を決める、スタイル。この形式でやっているお店は、そばの麺に自信がある傾向があるので、期待できそうです。美味そうだし、お腹がすいて仕方がなかったので、大盛りでっと思ったら、大盛り=プラス1玉、更には1個まで無料。天玉そば2玉でワンコイン!過去最高レベルのコスパの良さに、この店大丈夫かよ、と余計な心配をしたくなります。

注文を受けてから、茹でだすお店ですが、僕の時には、その割りには5~6分程度と、比較的スムーズに商品が出てきました。かなりの細麺なので、通常のそばよりも茹で時間が短めにできるのもあるでしょうが、手際の良さも感じました。ただ手際が良いだけでなく、味の方もなかなかのもの。量が多いだけでなく、そばとつゆと具のバランスがとても良く、調和が取れているので、食べていて、大変に心地いい。

おかげで、まだ見ぬ、本店への憧れが、益々強くなりました。

だいたい読書日記27(時々映画やお芝居の話も)

ここの所、読書会やイベントで読みきれなかった本を読んでいる事が多いです。何か、お祭りが終わったのに、一人だけグズグズと後片付けをしているような気分になります。世間は、十二国記一色ですが、僕も当時の取引先の女性に薦められて、はまった口なので、もちろん続きは読みたいのですが、それが実現するのは、もう少しあとになりそうです。

関連本でまず、読み終わったのが、宮本常一さんの「忘れられた日本人」。以前から読みたかった本ですが、予想以上に読みやすかったですし、内容も面白い。特に、ここに入っている「土佐源氏」という一篇なんか、ただのじじいのエロ話しですねえ。10月にB&Bさんで行われた、畑中章宏さんの講座で、この作品の語りの多様さについて指摘していましたが、なるほどと、深く納得。この本の面白さの大きな理由のひとつが、この語りに合わせて、文章を微妙に替えている、常一の技量とセンスによる所が大きいのだろうと思います。今回の講座で、常一がどんな人生を歩んできたのかも気になったので、「民俗学の旅」もいつか読んでみたいですね。

忘れられた日本人 (岩波文庫)

忘れられた日本人 (岩波文庫)

民俗学の旅 (講談社学術文庫)

民俗学の旅 (講談社学術文庫)

以前から読みたかった本なので、これを契機に読もうと思い、読書会に参加するきっかけになったのが、小島信夫アメリカンスクール」。戦後間もない頃、見学のためにアメリカンスクールまでの道のりを歩く人びとを描いた、短篇小説。60ページばかりなのですが、読書会の時にもさまざまな意見が出て、一筋縄ではいかない小説だな、という印象が。この文庫に載っている作品全体に共通しているのですが、言葉のやりとりや、身体の動きは、かなり正確に描かれているのに、目の前で起こっている事は、現実からずれている。どこまで狙って書いているのかはわかりませんが、読んでいて、足元がぐらついてくるような気分にさせてくれる作家さんだな、と思いながら読んでいました。

アメリカン・スクール (新潮文庫)

アメリカン・スクール (新潮文庫)

読書会のために、物凄く久しぶりに読んだのが、三島由紀夫の「金閣寺」。

金閣寺 (新潮文庫)

金閣寺 (新潮文庫)

現実と上手く折り合いがつけれずに、概念の世界に逃げ込んでしまう。「どもり」の自分を必要以上に世界から選ばれた特別な人間だと思ってしまう。そんな所が、「こいつ駄目なヤツだなあ」と思いつつも、若い頃以上に分かってあげたくなった自分は、こうした本のお陰で、少しだけ客観的に世界を見る事ができるようになったんだろうなあ。そう、自分が出会ってきた様々な本たちに感謝しながら、本を読み進めていくのでした、とさ。

立ち食いそば27 新宿 箱根そば本陣

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天玉そば 590円

小田急新宿駅の地下改札とJR西口改札とのまん中あたりにある、小田急グループが経営する立ち食いそば屋があります。通常の小田急グループは「箱根そば」。けど、この店だけ「箱根そば本陣」。自分から「本陣」を名乗った以上は、それにふさわしい何かがあるはず。これは、行くしかありません。

さて、いざ注文と勇んで、券売機に。

「うっ、たっ、高い!」

本陣でない「箱根そば」より一回りから二回り高い、価格設定。選択の余地はなし。入口からいきなり我々に試練を与えます。ほんの僅か躊躇しているだけで、後ろにはすでに二人のお客さん。「本陣」という言葉を信じて行くしかありません。

中に入ると、確かに、内装もきれいですし、ひとりひとりのスペースも比較的ゆったりしていて、外見は確実に、「本陣」なしの箱根そばをワングレード以上は上回っています。そして、食券を渡すと、二人係の流れ作業で、かなりのスピードアップに成功しています。器も、一回り大きい上に綺麗です。

そして、肝心の味も、細麺のゆで加減、魚系とのつゆの相性、かき揚げの桜えびの風味も良く、箱根そばかき揚げそばと比べて、ワンランク上の高級感と満足感があります。少なくても、私が食べた感じですと、全ての要素が、通常の「箱根そば」の味を上回っていると思われ、「本陣」の看板に偽りはないです。

だいたい読書日記26(時々映画やお芝居の話も)

窓ガラスが壊れそうになったりとか、新たにスケジュールで再調整しないといけない部分がいくつか出てきたりはしていますが、台風が過ぎ去ってくれて何よりです。川が決壊して避難されたり、怪我された方もいらっしゃいますが、まずは、自分や家族や友人が無事であるという、幸運を素直に喜びたいです。その上で被害に遭われた方に対して、自分のできる事を考える。ベストではないのかも知れませんが、少なくても後ろめたさや申し訳ないという気持ちを抱えながら生きていくよりは、健全だと思います。


では、前回の続きから。

なか一日空けてお邪魔したのが、池袋の天狼院書店さんの「ファナテイック読書会」。テーマに合わせて、好きな本について、ファナテイック(熱狂的)に語っていく読書会です。最近ときどきお世話になっているのですが、自分の時間は比較的自由に語らせてくれるのと、スタッフやベテランの常連さんに聞き上手な方が多いので、割と気楽な気分でいけるのがいいです。在庫があれば、お店の棚に1冊おいてもらえるのも、結構嬉しい。今回のお題は「心が暖かくなる本」。あまり、得意なジャンルではないのですが、振り絞ります。すぐにテーマに合致する本が思いつかない時に、どうひねり出すのか?というのも読書会の楽しみの一つです。自分の好きな本を紹介するのも楽しいですが、主催者の方の出したお題にどういう本を選ぶのか?出来れば、みんなに共感してもらえたり、驚いたりしてもらえたら嬉しいですね。

で、僕が選んだのが、ゲッツ板谷さんの「板谷バカ三代」。板谷さんの自宅に生息するバカ三人を筆頭にさまざまな方たちが巻き起こす、規格外の出来ごとの数々を描いたエッセイ。板谷さんのお父さん「ケンちゃん」の写真を見るだけで笑えます。

板谷バカ三代 (角川文庫)

板谷バカ三代 (角川文庫)

そして、この本がすっきり笑えるのは、一つは板谷さんの強い家族愛が根底にあるのが伝わってくるから。そして、もう一つは、彼らが引き起こすバカに悪意が全くといっていいほどない事。みんなに喜んでもらおう、とかいいとこを見せようとした挙げ句に、彼らはやらかしてしまいます。それでも、端で見ている分にはいいですが、当事者はたまらんだろうなあ。


さらに、なか一日おいて、神保町の「よりみち読書会」。始めての場所で最初は緊張しましたが、少人数でなごやかな雰囲気で、自己紹介の時には、少しほぐれてきました。

今回のテーマは、「新しい見方をするきっかけになった本」。一つの題材でも、選ぶ本は全然違いますし、切り口も次々と代わっていく。自分と本との関り方を見直すいい機会になりましたし、とても楽しい時間を過ごせました。第二火曜という、自分にとっては、割と仕事が楽な事が多い時間の開催なので、またお邪魔させていただこうかと思います。

カシアス (Switch library)

カシアス (Switch library)

僕が紹介したのは、沢木耕太郎、内藤利朗さんの「カシアス」。スポーツノンフィクションの傑作「一瞬の夏」の時期に撮られた写真集であり、この作品の主人公のカシアス内藤さんが、喉頭ガンになった事でで、死を意識し、最後にボクシングジムを立ち上げるために、最初の一歩を描いた、ノンフィクション作品でもあります。

僕にとっては「勝ち負け」とは、という事をとても考えさせられた作品ですし、沢木さん達のような人との関り方をしたい、と思うきっかけになつた本でもあります。本来なら、沢木さんや内藤さんに入ってくる印税が、ジム設立の資金にあてられた、という事も、「一瞬の夏」で沢木さんやカシアスさんが追いかけた夢の続きに、僕たち読書も関わらせてもらえる事ができて、とても嬉しいできごとでした。

一瞬の夏(上) (新潮文庫)

一瞬の夏(上) (新潮文庫)

一瞬の夏(下) (新潮文庫)

一瞬の夏(下) (新潮文庫)



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読書会で取り上げられた本。一つのお題から、これだけ多様な本がイメージされるのが、面白いです。

だいたい読書日記25(時々映画やお芝居の話も)

何かを発信する。今まで、あまりそうしてこなかった自分ですが、どうやらそれでは今後まずいらしい、という事に、今更ですが、薄々ですが、気づき始めています。どうやら、会社からの指示待ちで、もできる仕事は順次、AIやロボットにとって変わられてしまうらしい。そして、古い体質の業界は、業界ごと淘汰されてしまう。これからは、自分の頭で考えて、多少なりとも自分で仕事を作っていかないといけない時代らしい。これまで、どうやったら自分でお金を稼げるか、なんてほとんど考えた事にがなく、どこを取っ掛かりにしていいのか困っていた時に読んだのが、堀江貴文さんと落合陽一さんの書いた、「10年後の仕事図鑑」。僕達が当たり前だと思っていた慣行や惰性で行っていた習慣の殻を易々とぶち壊してくれつつ、お二人のかなり本音の部分の話しまで聞せてくれていて、かなり参考になりました。実は、お二人の著書を読むのが始めてだったのですが、大変読みやすいですし、お二人の事を知る入門書としても最適なのではないでしょうか。

10年後の仕事図鑑

10年後の仕事図鑑

なので、本が好きでアウトプットする機会を増やしたい自分は、まずは、いろいろな読書会に参加しようと思い、先々週の金曜から3件立て続けに行ってきました。まずは金曜日は「みんなの読書会」さんに。森の図書室さんにも一度行ってみたかったので、いい機会だと思い、お邪魔させていただきました。森の図書室という場所柄もあり、紹介する本をその場で探す、というスタイルは、とても新鮮でした。僕は以前、このブログでも取り上げた、向井秋徳さんの「厚岸のおかず」をメインで、他に、三崎亜記さんの「廃墟建築士」を少しも取りあげました。20代~30代主体で、本に対する熱量の熱い方が多くて、とても盛り上がりました。

厚岸のおかず

厚岸のおかず

廃墟建築士 (集英社文庫)

廃墟建築士 (集英社文庫)

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その日の進行表。一人でも多くの方にかつ、一人でも手持ちぶさたにならないように、いろいろと配慮していただいていて、ありがたかったです。

予想以上に長くなってしまったので、続きは、26で書きます。

だいたい読書日記24(時々映画やお芝居の話も)

9月の途中までは、なかなか時間がすぎないなあと思っていたのですが、決算が近づいてくるとあっという間に過ぎていき、10月です。油断すると、時間はあっという間に経ってしまうし、特に仕事が慌ただしいと、それを口実にそれでよしになってしまう。気を付けなければ、です。

もう半月前の話しになりますが、先月の20日の金曜日、久々に下北に帰ってきた、文芸漫談を見るためにタウンホールへ。しばらく改装していたので、中に入るのは2年位ぶりでしょうか。お題が「ハムレット」というメジャーな題材だということもあつってか、いつも以上に、たくさんのお客さんが。下北に帰ってくるのを待っていたのは自分だけじゃないんだなあ、と少し感慨深くなります。今回は、松岡和子さん訳の本がテキストになりました。

このハムレット、世間で悲劇のヒーローという見方をされる事が多いので、今までは、そういう先入観で観ていましたが、一方で、そういう見方に、言葉にならない若干の違和感を抱いてもいました。けど、その辺はさすがは文芸漫談。その違和感を言語化してくれただけでなく、それをきちんと「笑い」に換えてくれます。その違和感とは、


「ヤツ(ハムレット)がいらん事をするたびに、死体が増えていく」


という事です(笑)親の亡霊のプレッシャーに負けて、敵討ちをしようとする位ですから、悪い人ではないんでしょうけど、本当に、空気の読めない迷惑な人ですね。文芸漫談の魅力って色々あるかとは思いますが、奥泉光さんといとうせいこうさんというお二方を通して、作品の新しい見方や読み方を提案してもらえること。そして、それによって、人の数だけ本の読みかたがある、という事を身をもって教えてくれる事にあるのではないでしょうか。少なくても、自分は、学校時代の国語の授業よりも沢山のものを、お二人からいただいています。

シェイクスピア全集 (1) ハムレット (ちくま文庫)

シェイクスピア全集 (1) ハムレット (ちくま文庫)


ちなみに、次回は、来年の1月24日の金曜日で、お題は、田中小実昌さんの「ポロポロ」。以前から、とても読みたかった本なので、何とか行ければ、とは思っていますが、果して……。

ポロポロ (河出文庫)

ポロポロ (河出文庫)