だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

[本]村瀬秀信さんトークショー@八重洲ブックセンター

八重洲文庫チョイス2018冬受賞記念で、村瀬秀信さんのトークショーがあるという事でしたので、八重洲ブックセンターに行ってきました。


村瀬さんと言えば、全ベイスターズファン必読の書、「4522敗の記憶 」の著者の方。この本は、散歩の達人で連載されていたものを一冊の本にしたもの、だそうです。散歩の達人は結構読んでいるつもりなのですが、情けない事に気が付きませんでした。

村瀬さんの編集の方や知り合いの方が多かったので、人見知りの僕は、当初は少しアウエー感がありましたが、トークショー自体はとても楽しかったです。



箇条書きになりますが、メモより
・単行本で出た当初は、交通新聞社で単行本を出すのがあまりに久びさだったので、自社の本なのに、散歩の達人で告知してもらえなかった。
・村瀬さんのお父さんが末期ガンで「書いているもので唯一面白い」と言われていたので、何とかお父さんの生きているうちに出したい、という事だったので、出版社サイドは努力したのに、村瀬さん自身の原稿が遅れて届かなくて困った事。
・ハマる人とどうでもいい人との差が極端。 「日本外食史に残る傑作」と評してくれた先生の計らいで、大学で講義することになった。
牛角やレッドロブスターやファミールなどから、お礼状や社長直々の手紙をいただいたことはあるけど、本を店舗で販売してもらえない。村瀬さん自身は、最近、飲食業界の創業者の自伝本にはまっている。
散歩の達人の編集者は、本当に散歩の達人で、かつ足が速い。昔の散歩の達人の取材は、今よりもかなりハードで、一ページの鰻の記事を書くために、二日で13件の鰻を食べさせられた事があるらしい。