だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。インプロワークショップ。

雨と溜まった疲れとのせいか、やや風邪気味です。午前中は結構ヨレヨレな状態。若い頃と違って、なかなか疲れが抜けんです。もう少し食生活を中心に健康に気をつけた方がいいんだろうなあ。


それでも昼前には少し疲れが抜けてくれたので、雨の中、渋谷に出掛ける事に。去年の後半から、インプロの単発のワークショップでお世話になっている、即興実験学校さんに。ここの主催の方は大学の先生という事もあり、コロナ下でどこまでやって安全なのかという線引きが、かなりきちんとしているのがありがたいです。

二部構成でどちらかの受講も可能ですが、今日は自分はどちらも受講する事に。いつもは、月一回第二土曜の昼にワークをやっているのですが、落語会や芝居の予定を入れてしまいがち。今回は、上手くスケジュールを合わせられました。やれやれ(笑)


今回は、前半は身体を動かしていきながら、相手に自分を委ねていくワークが中心。ミラー(鏡のように正面の人と同じように動いていくワーク)やヒーセッド・シーシッド(台詞を言った後の動きを相手につけてもらうワーク)など、インプロらしいワークを久々にやれたのが嬉しかったりします。久々だったので少し戸惑いながらも、以前より少しだけ丁寧に演じている自分に少しだけ感心する自分。当たり前にインプロができていた頃は、どうしても少しこなしている部分があった事に気がつけたのがありがたかったです。

後半は、自己検閲をいかに外して創造的なシーンが作れるかという切り口で、どちらかといえば中級者向けのワークでした。人物の目的と特徴やしぐさが書かれた紙を渡されて、それに沿ってシーンを演じたのが、大変に面白かったです。「普通のシーン」を演じて、と言われるとどうしても当たりさわりのないシーンを作りがちになってしまいますし、役もステレオタイプなものになりがちです。

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目的と役の特徴が書かれた紙。


せっかく渋谷方面に来たので、ワークの帰りに表参道の青山ブックセンターさんに寄ってみる事に。イベントが減ってしまい、更にそれもオンラインになってしまった影響もあり、かなり厳しいんでしょうね。以前の土曜の夜より、少し寂しい人の流れ。お店をざっと見回っていたら、ビジネスやデザイン関連の置いてあるコーナーで、「面白いって何なんすか!?問題」という本を見つける。「面白い」という単語の簡単そうでひと筋縄でいかない事は、ここ数年自分でもとても気になっていた問題なので、思わず衝動的にタイトル買いしてしまいました。

日記。今週のカップヌードルアレンジ。藤谷治「茅原家の兄妹」。

朝電車に乗っていたら、優先席を二人分占拠してふんぞり返ってゲームに没頭している中年のおっさんが。まあ、そこまではいいのかなと思うのです。考え方もいろいろと個人差がありますし。けど、目の前に席に座りたがっているお年寄りがいるのに、それでも知らんぷりしているのには、流石にあきれ果てました。やっている奴も、見てみぬふりしている周囲も、さすがにカッコが悪すぎると思いましたので、注意しましたよ。さすがに。

降りるときに、そのおじいさんにお礼を言われてしまいましたが、そこまでおじいさんに気を使わせてしまった事に、朝からかなり悲しい気持ちになってしまいました。一歩間違えると、自分もそれに近い事をやっていますし、100%ひと事とは言えないのが、ちょっと怖いところです。それにしても、気遣いと想像力が欠如すると、端からみるとこんなにも格好が悪い状況が、簡単に出来上がるのですね。悲しんでばかりでなくて、自分も気を付けんと。



無理矢理方向変換して、今週のカップヌードルアレンジ。

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3/8 醤油味+合鴨。 先日食べ損ねた、合鴨のローストと。ネギと鴨だけでなく、ネギと醤油味も鉄板の組み合わせですね。合鴨も、半生だったのがウェルダン気味になり、少しチャーシューっぽい食感に変化し、なかなか面白いです。やや意外性には欠けますが、逆にいえば安心して美味しくいただけるお味。

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本日。チリトマ味+白菜の漬け物。月曜が手堅すぎたので、今日はあえて合いそうな醤油味でなく、チリトマ味に。そして、これが予想外にウマかった!

塩分が強い漬け物だと、全体のバランスが崩れる危うさはありますが、白菜が適度に火が通り、漬け物とは別の食べ物になります。トマトのスープに絡むと、スープそのものの旨味が上がったようにも感じます。これはいいですね~。

(´∀`)b


久しぶりに作業量が落ち着くので、上手くいけば早く帰れるのかなとも思っていましたが、追加の商品の搬入があったり、入荷の時間が遅かったり、行程全体の遅れが発生するなどの不運が重なり、結局は残業する事に。個人の作業は比較的順調に進んだだけに、少しもどかしさを感じてしまいます。月曜はかなり慌ただしかったので、行程全体が滞ってもらいたかった位なのに、そういう時には全体はいつも以上にスムーズに流れます。なかなか、こちらの思惑通りには運んでくれません。



帰りの電車で、読みかけの藤谷治さんの「茅原家の兄妹」を一気に読みきってしまう。落ちぶれた高貴な友人、奇妙な洋館、ロシア人の亡霊、横柄な使用人………等々。ミステリーやホラーの定番の道具立てを使って、先の展開が気になる仕掛けをいろいろな所に埋め込んでいるのは、流石のひとこと。途中からは、電車で寝ることも忘れてしまいました。最初は意味不明だった冒頭が、読み終わった後に、読み返すとなるほどと思ったり、ますます意味が分からなくなったり。とにかく、いい見た目以上にひと筋縄ではいかない小説です。

茅原家の兄妹

茅原家の兄妹

日記。量。マイカップヌードル。

先々週末あたりから、ずっとフルパワーでの力仕事が続いています。本というものは、読んでいる分には大変にいいものなのですが、運ぶとなると大変に重たくて仕方がない(笑)

以前よりは機械の力が使えるとはいえ、どこかでは人の力を使わないとモノが動いてくれないのが、物流の悲しいサガ。こちらはお金持ちの某出版社様と違って、貧乏問屋。機械が導入できない所は、人の力でやるしかありません。同じ残業をするにしても、事務仕事とは疲れ方が全く違います。こういう時には、生産性って時間あたりの金額ではなく、重さで量って欲しいよねって思います。「量る」の「量」の字がいつになく重い!


疲れが溜まると、なかなか文字や情報が頭に入ってきません。土曜にチラシをもらった北とぴあ亭の五月寄席もその日に発売開始だという事に気付かずに、売り切れになってしまいました。くうっ~(悔しいときの川平慈英風に)。

読書ペースもなかなか上がって来ません。「作ってから1ヶ月以内で食べてください」と言われたマイカップヌードルの存在もすっかり忘れていましたし。う~ん、休みの日に喫茶店にでも行って、一度頭を整理する時間が必要かもしれない。先日、せっかく以前から欲しかった「ゼリー本」を買ったので、ここに載っているカフェに行くというのもいいかもしれません。

ゼリー本

ゼリー本

  • 発売日: 2020/09/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


忘れていたのにせっかく気づいたので、今朝は、マイカップヌードルを食すことに。自分はカレー味をベースに、具材は謎肉、大豆ミート、チーズ、玉子の四種類。自分が作ったという事もあり、予想以上にウマイ。とくに甘めの大豆ミートがカレーと大変によく合います。醤油味と合わせると、すき焼き風の味になりますし、なかなか面白い具材です。コロナが落ち着いたら、カップヌードルミュージアムにまた行きたくなりました。

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家に帰ったら、昨日やりそびれた洗濯を中心に家事をやりたかったので、夕飯は手短にしようと、自宅の近くの回転寿司屋に行く。そうしたら、家族づれを中心に普段の土日並みの混雑にびっくりする事に。確かに、家族づれの在宅勤務の方とかは、こういう形でしか気分転換できませんからねえ。緊急事態宣言の対応を見ていると、密を避けるために時間制限しているはずの事が、ある特定の場所については、混雑を助長する結果になってしまっています。移動を制限する事で感染予防の対策の限界と矛盾を、少し感じてしまいます。

日記。ほくとぴあ亭1000円落語 3月の会。秋葉原・カレー「コバラヘッタ」。

仕事がピークという事もあり疲れが溜まっていて、何をするにも朝から億劫で仕方がありません。疲れのせいなのか、食生活のせいなのか、お腹の具合いがすぐれません。そのせいもあり、昼からの北とぴあの1000円寄席も、普段は遅くても開演前には現地に着いているのに、今回は結構ギリギリの時間に到着する事になります。まあ、それでも真ん中くらいの悪くない席に座れたので、良しとしましょう。今回は、トリの一蔵さんのおっしゃっていた通り、とても個性豊かな濃ゆい会で楽しかったです。

一蔵さんは見た目どおりのバワーで豪快に押切りつつも、細かい所に工夫の行き届いた、相変わらずのキメのこまかさ。好青年さんは、噺家としてはまだこれからですが、所々にスウェーデン人とは思えない「粋」が感じられて、今後の成長が楽しみです。

明楽さんは、感情が高ぶってボヤキが止まらなくなると大変に面白い。所々に狂気のようなキケンなものを滲ませているのが、大変に自分好みです。振り切れたら大化けしそうな雰囲気を感じます。(ただの自分の気のせいかもしれませんが)
この中では唯一フツーそうな音助さん。くりくりっとした眼が可愛らしいですし、みんな、特に年上に好かれそうなタイプの噺家さんです。これはじじいばばあのファンが多い落語では、とても大きな長所だと思います。もっとも、実はこういうタイプの芸人さんが腹の中は一番黒い、という事は得てしてありのですが……。

(演目)
・立川幸吾 「真田小僧」(開口一番)
・三遊亭好青年 「王子の狐」
・柳亭明楽 「禁酒番屋

仲入り

・雷門音助 「干物箱」
・春風亭一蔵 「三方一両損

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終わった後、上野の博物館にでも行こうかと思い電車に乗ったのですが、途中で腹痛がひどくなり、上中里駅のトイレとベンチを何回か往復するはめになります。やっと落ち着いたと思ったら、気がついたらもう夕方。昼御飯を食べてないので、体調の回復具合と比例して、お腹がすいてきます。スマホの充電器を買ったついでに、アキバのヨドバシのビルの上のフロアにある、「コバラヘッタ」さんというカレー屋に寄ることにします。同じ建物にあるスープカレーの店にもかなりそそられましたが、今回はお腹の具合も考えてこちらにします。

辛さはそれほどでもなく、全体的に優しいお味。個人的にはチキンのスパイスが、辛さ一辺倒でなく、いろいろな旨みやヨーグルトの酸味がいい具合に混ざりあってなかなか美味しかったです。

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コバラセット(カレーは茄子とラム) 1480円+濃厚ラッシー 400円

日記。有楽町・洋食「キッチン大正軒」。山本博文先生のこと。

昨日、何とか仕事がひと山超えた、と思っていたのですが、大変に甘かったです。荷物を作るとこまでは終わったのですが、それを出荷する、という作業が残っていました。エリアごとにセンターからトラックが出る時間がおおよそ決まっているので、出荷する時間も、それに合わせて基本的には大きく3つのシフトに分かれています。なので、荷造りが出来たからといって、やみくもにその場で出荷する事は出来ません。どの時間帯にどのエリアの商品を出荷するかは、その業者ごとに異なりますが、物流・配送センターは、大きいロットを小さいロットにして、各送り先に向けてエリアごとに仕分けをし、仕分けしたエリアごとに、いくつかの時間帯に分けて出荷する、という大枠はどの業界でも変わらないと思います。

まあ、ひとつ言えるのは、前日作った荷物の出荷と今日出荷する荷物の荷造りを平行作業で行わなければいけなかったので、午前中は、普段よりもかなり忙しかったこと。教科書のシーズンが始まったので、どこも多忙で、使える手も限られていますし。まあ、やるしかないのですが。

まあ、細かいところではトラブルがあったり、終わる直前に誰かの連絡忘れで仕事が入ってきたりはしましたが、何とかねじ伏せて、今週の業務も終了。来週も週頭はバタバタしそうですし、しばらくは忙しいのかなあ。仕入れも担当が替わって、仕事がやや雑かつレスポンスが悪くなっていますし、先行きに少し不安を感じますが。とりあえず、しんどい一週間を何とかしのいだので、それで良しとしましょう。


そんな訳で、お金がそんなにあるわけではありませんが、一週間をしのいだご褒美に、何か美味しいものを食べたい気分。なので、以前から、行きたかった有楽町のキッチン大正軒さんへ。カウンターだけの、予想以上に小さなお店です。
メニューをよく見ると、自分の好きなしょうが焼きとアジフライが一辺に食べれるセットがあるので、そのミックスB定食を注文。少し時間が掛かるかなと思っていたのですが、5分も経たずに出来上がりびっくりです。

フライは衣が薄めでサクサクの熱々ですし、しょうが焼きは厚めの肉が3枚で食べごたえがあります。たれもご飯のおかずにぴったりだけど、しつこすぎず絶妙ともいっていい美味しさです。有楽町という立地とこのクオリティで、1100円はかなりお得です。これは会社の近くにあったら、絶対に通いますね。いやあ、満足です。美味しいものを食べると、嫌な事や、しんどかった事を一旦忘れる事が出来ます。

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ミックスB定食(しょうが焼き、エビフライ、アジフライ) 1100円。


美味しい定食を食べた後は、有楽町の三省堂さんで本を物色。ただ、今日の所は積ん読の山を崩す事を優先にする事にし、グッとこらえて購入は見送ります。帰り道を歩いていると、南町奉行所の跡という石碑が建っている~。そういえば、山本博文さんの「東京今昔江戸散歩」にも載っていました。山崎怜奈さんの「歴史のじかん」を読んでいて、山本先生の取上げ方やお礼のひとことの部分が、微妙に違っているのを読んで、やっぱり去年お亡くなりになられたんだな、という事を改めて感じる。先生には大学時代に少しだけ教わったのですが、人がら言われた事を覚えるのではなく、自分で考えて学ぶ事を教わりました。試験も持ち込み可で、覚えた事を再確認するのではなく、自分がその歴史的事象についてどう捉えていて、どのように考えているかを問われる問題が出題されていました。

今更ですが、慎んでお悔やみ申し上げます。

東京今昔江戸散歩 (中経の文庫)

東京今昔江戸散歩 (中経の文庫)

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日記。増田セバスチャン「Fantastic Voyage」@Buoy。北千住・立ち食いそば「富士そば北千住店」。

昨日、帰りの世田谷線で、北大路公子さんの「生きていてもいいかしら日記」を読み終える。こういう身の周りのくだらない事を面白く書ける人って、たとえ昼から飲んだくれていようと、本当に尊敬します。くだらない事が大好きな自分のツボを、これでもかというくらい押しまくってくれます。

簡単そうに見えて、日常をしっかり見て、細かい変化に気づき、それを文章にする腕がないと、こういう文章はなかなか書けないもの。(簡単にできるのでしたら、とっくに自分でやって、印税を稼いでいます)

ただひとつ問題があるとしたら、僕の持っている「北大路」さんという苗字のイメージと、内容とのギャップがあまりにも大きすぎて、自分の中でこの文章を書いたのは北大路さんという方だ、という事がどうしても受け入れられないこと。何回やっても「北大路」さんなのに、「北原」さんで記憶してしまいます。この文章も現物の表紙を見て、苗字を忘れないように必死の思いで書いています。さて、どうしたものでしょうか。


今日は、昼から北千住へ。新宿経由で行くと、いろいろなルートがある割りには、どのルートも微妙に遠回りになり、時間が掛かってしまう。少し悩ましい所です。今回は、千代田線の新御茶ノ水から向かいます。下車した後に、ほぼ常磐線沿いに日暮里方面に10分ほど歩くと、目的地のBUoY(ブイ)というカフェ兼アトリエに到着します。この場所、かっては銭湯兼ボーリング場だったそう。潰れて廃墟になりかけていたのを、リノベーションして、今のような形態にしたそうです。そのエピソードを聞いただけでも、面白そうで、この場所に来たくなります。

ただ、今日ここに来たのは、増田セバスチャンさんの作品のインスタレーションを拝見するため。透明で中に人が仰向けで乗っている乗り物(車)。その乗り物が増田さんの作り上げた世界を動いているのを、僕たちは見学者として鑑賞します。それと同時に、乗り物にはカメラがついており、乗っている人の見ている目線と同じ光景を、同時に映像で見ることになります。

なので、僕たち鑑賞者は二つの目線からこのインスタレーションを見る事になります。そして同じ光景を見ているはずなのに、自分の目で見ているものと、映像との間には大きな差が生じます。二つの目線で作品を見る感覚がとても不思議で、普段使っていない回路が刺激されているようで、とても面白かったです。それと同時に、普段自分がいかにモノを一面からしか見ていないのか、それじゃあ人生は面白くないよ、という事を優しく教えて貰っているような気分にもなりましたね。モノだけでなく、他人に対してもおそらくそうなっているんだろうなあ。

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乗り物。本当はここに見に来た方を乗せる予定で最後まで交渉されていたそうですが、今回は諸々の事情で最後まで許可が出なかったそう。インスタレーション中は、研修を受けたスタッフの方が乗っているそうです。

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帰りに北千住で少し遅い昼食をたべようかと思ったら、思いのほかどの店も混雑している。どうしようかなと思っていたら、駅前に富士そばが。こういつ時には本当にありがたいです。

味噌ラーメンにも惹かれたのですが、今日は、以前から食べたかった「銀だこそば」を注文。外はカリッ、中はトロッ、が銀だこのたこ焼きの特長ですが、今回はそばつゆで崩れないように、中のトロッはあえて控えているよう。これが、「銀だこ」そばか、と言われると「う~ん」と言いたくなりますが、「たこ焼きが具の富士そば」と言われると、納得できますし、他のトッピングと比較しても、遜色のない味だと思います。

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銀だこそば 500円+いなり2個 160円

日記。最強の四人。世田谷パブリックシアター演劇ワークショップ。

昨日、世田谷線に乗っていたら強烈なおばちゃん四人組に遭遇しました。そのおばちゃん達は山下駅で現れました。おばちゃんはまねき猫ボディの電車にご執心。発車時間おかまいなしで車輌を撮影し、電車の発車時刻を遅らせた挙げ句、なに食わぬ顔で乗ってきます。向い合わせになっている席が1つだけ空いていたので、一人が当然のように座り、向かいのお姉さんに圧の限りをかけ追払い、当然のようにもうちとりのおばちゃんを呼び込みます。そして、二人ででかい声でくっちゃべり出します。

話しに夢中になっているせいで、周りが一切見えず、降りるらしき西太子堂に着いても気がつかないようです。入口から人が乗ってきて漸く気がついたようです。慌てて出ていき、車内にはほっとした空気が流れます。ただ、乗ってくる途中の人達を蹴散らし、入口から出ていったのですが。いやあ、本当にすげえわ(笑)ちょっとした感動さえしてしまいました。

それぞれが、おそろしいまでのマイペースなのに、四人になると素晴らしいまでの自己犠牲の精神を発揮する所が、素晴らしくもあり、たちが悪い所でもあります。途中で降りてくれて、ほんっと~に良かった、とその時は思いましたが、いざいなくなってみると、もう少し見たかった気も。

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つい興味が出てしまい、おばちゃん達が撮影していたまねき猫の車輛 を撮影 。写真撮った時点で負けたと思いましたね。


自分は、終点の三軒茶屋で降ります。気を取り直して、パブリックシアターに行く、はずだったのですが、昼食と両替を兼ねて入った立ち食いそば屋で、500円を忘れるという大チョンボ。まだ、電車での衝撃から立ち直りきっていないようです。

そう、今日は、パブリックシアターで演劇ワークショップ。この大変な状況の中で開催していただけるのは、大変にありがたいです。せっかくなので、そば屋で忘れたら500円分も楽しまないと。拍手を回したり、3と7の倍数や数のついている所だけ拍手をする簡単なゲームをした後に、今回のメインのワークに入ります。

今回は、バレンタインデーに因み「最強の告白とは?」というテーマでシーンを作っていきます。まず、4枚の紙にそれぞれ、①いつ、②どこで、③誰が、④どんな告白をしたか台詞、を各自記入していきます。それから番号ごとに全員の紙を回収し、4~5人のチームごとに紙を引いていきます。われわれのチームは、①太陽ののぼる晴れた日、②富士山、③ペンギン、④「実は私、バイセクシャルなの」の4枚。は、は、は、は、訳がわかんないぜ。

その訳のわからんものを、チームメイトの知恵と力わざを使ってシーンにしていきます。最初はどうなることかと思いましたが、追い詰められると意外と何とかなってしまうものです。演劇ワークショップに行くと、こういうとこにはいつも驚かされますし、そのプロセスでいろいろな発見があります。今回も小学生の子が「バイセクシャルって『美女と野獣』の野獣みたいな人のことをいうの」という言葉がヒントになり、呪いでペンギンになった美少女が、富士山頂で太陽の光を浴びて元に戻る、という話が出来上りました。チーム分けの時に親と別々のチームがいいと言うとこといい、アイデアの面白さといい、今の子供って僕たちの頃よりも、全然しっかりしているし、凄いなあって思いました。

何か、今日は、凄い、凄い、ばっかし言ってますね(笑)