だいたい読書日記

本の問屋(取次)に勤めています。仕事柄、本を読むのが好きなので、ここで独り言を書いております。趣味でインプロという台本のない即興劇をやっており、ステージ経験もそれなりにありますが、コロナの影響で今はお休み中。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、野球など、好きな事を好きなように書いています。

日記。マームとジプシー「Light House」@ルミネ0

昼前に新宿に出掛ける。

今にも雨が降りそうな雲行き。先日の失敗を教訓に、一応折り畳み傘だけは持っていくことにします。

今年の春は寒暖の差が激しい。おまけにゴールデンウィークは明日と金曜日は出勤しないといけない。いつも以上にコンディションやスケジュールの調整が難しいです。

まあ、そうなるのは自分一人ではないですし、GW中もいつもよりはダラダラ過ごすことは少ない。これはこれでそんなに悪くはないのかな、と思う事にします。


今日はルミネ0でマームとジプシーの公演を観る。コロナが原因で公演が2回延期になったので、やっと来たか、という気持ちで一杯です。

開場時間ギリギリで劇場に到着。客席を見渡していると、通常の演劇公演よりもカップルが多い印象。それも何か分かる気がします。僕もデートに誘うとしたら、選択肢の中に入れるでしょうね。

扱っているテキストももちろんなのですが、舞台美術や衣装や音楽等、ひとつひとつがとても凝っていて、おまけにおしやれ。そういった事も、大きな理由の一つだろうと思います。

それらを見ているだけでもワクワクしてしまう。日本でも数少ない劇団です。


テキストは、沖縄に住む姉妹を中心にした物語。冒頭は、何気ない食事のシーンの割には言葉の情報が過多で消化しきれないなあという印象。しぐさや動きもやや不自然なものがあり、観ていて違和感を抱いてしまいます。

ちょっと首をかしげながら観ていると、物語が進みながらも、所々、過去に登場したシーンが繰り返されます。けど、ただ繰り返されるのではなく、伸縮したり、入れ替わったり、変化したりしていきます。

観ているうちに、冒頭で抱いていた違和感がどこかに行ってしまいます。まるで現実と夢や過去の世界を往き来しているような気分になり、いつの間にか作品に引き込まれてしまっています。

観ていると、過去に時間を戻すことのできない儚さ、記憶のかけがえのなさを、強く感じてしまいます。

混然一体としているのは、時間だけでなく、空間の方も一緒。時おり、身体が空気や水と溶け合っているような感覚になりました。


言葉が過剰とも思えるテキストにも関わらず、知覚よりも他の感覚が刺激される。観ていてとても不思議な感じのする舞台でした。一年以上待っても、観に行った甲斐がありました。



入口で展示されていた、オブジェ。チャプターごとのイメージを形にしたようです。



舞台セット。


公演が終わって外に出ると、雨が強く降っている!

温暖化の影響ですっかり見慣れてしまいましたが、まるでスコールのようです。明日も仕事ですし、今日の所はおとなしく家に帰ることにします。

日記②。高田馬場・カレー「エチオピア高田馬場店」。「テレビっ子2021」@早稲田大学大隈講堂。

三渓園前から横浜に行くバスが30分後だという事なので、本牧まで歩いてバスに乗る事に。

もう行先が関内でも桜木町でも横浜でもどこでもいいやあと思っていたら、運よく10分弱の待ち時間で横浜行きのバスが来てくれました。朝来た道を戻ることにします。

ひとくちに「横浜」といっても本当にいろいろな場所があるなあ、と。その事を改めて知ることができました。


横浜から東横線に乗り東京方面へ。想像していた以上に駅前が混雑していたので、東京に着いてから食事をする事にします。


渋谷からそのまま電車に乗り、新都心線の東早稲田駅で下車する事に。東横線西武線東武線が乗り入れた当初は、渋谷から乗っても埼玉県民のせいで席に座れない事に、深い憤りを感じていました。

ただ、いざ使ってみると、横浜から池袋方面に行くときには大変に便利で、特に時間の縛りがある時には大変にありがたいです。


おかげで、次の予定まで少し余裕が出来ました。早稲田方面に向かって歩きながら、遅い昼メシを食べる場所を探す、と思っていたら高田馬場2丁目交叉点のエチオピアが珍しく空いている!

こりゃあ~、行くしかな~い!!


チキンカレーの辛さ3と、アチャールというピリ辛の玉ねぎの薬味を一緒に注文します。

大盛にしたら結構なボリューム。高田馬場店さんには始めて来ましたが、このチェーンは盛りがいいのをすっかり忘れてました。

最初はさらっとしてあっさりめかなと感じるのですが、あとからじわじわと辛さや旨味がやってきます。玉ねぎのアチャールを乗せて食べると、その辛味と旨味がマシマシになり、更に美味しさが増します。

うん、東京で食事にして本当に良かったです。



チキンカレー 920円+ライス大盛 50円+玉ねぎのアチャール 80円


その後は、早稲田の大隈講堂で、伊藤隆行さん、加地倫三さん、鈴木おさむさんというテレビ業界のトップランナーのお三方のトークショーを聴きにいく。

早稲田のイベントサークルが主宰しているそうです。大学生があえてテレビというテーマでイベントをするっていうのが、とても面白い。それも、3人とも現役の第一線で活躍されている方達ばかりです。

自分達のような部外者が大隈講堂の中に入れる機会も貴重です。これで無料なのが、申し訳ないとさえ思えてきます。


前半は学生さんたちの質問に答えて、後半は3人でエア企画会議をやってみる、という構成。特に後半はとても面白かったです。

特に、3人から「熱量」という言葉がたびたび出てきたのがとても印象的でした。

自分が企画を面白がる、そしてそれを形にして伝える。その面白さを顧客(この場合はスポンサーや視聴者)に見える形にするためには、仕掛や装置などといったものだけでは、どうしても伝えきれないものが出てしまいます。

自分も熱量が足りなくて、伝えたい事が伝わらない。そんな心当たりがありすぎるくらいあります。

なので、今日はとてもいい勉強になりました。

日記①。三溪園(待春軒で食事、謎とき、花ざしきカフェなど)

朝、早めに起きて新宿から横浜へ。昨日のボードゲーム会を早めに失礼させていただいたのは、今日に向けて体力を温存するという理由もあります。

雨が止んで、文字通りの行楽日和。よかったよかった (ノ゚∀゚)ノ

新宿で運良く電車が来ているなあと思っていたら、なかなか発車せず。

どうやら、特急「踊り子」の発車が遅れていて、特急が発車するまで待っているらしい。こんな所にも資本主義の原理は容赦なく襲ってきます。

おまけに、遅れて発車した電車に駆け込み乗車してきた、結婚式に出席すると思われるおばはん二人組が、デカイ声でくっちゃべっていて、うるさい事この上ない。本当に勘弁して欲しいなあ~。


横浜で下車すると、手堅くバスに乗り三溪園を目指します。多少時間が掛かっても、根岸から20分歩くよりは、ずっとマシです。

みなとみらい線沿線を走っている時は、明らかに観光路線だったのですが、そこを過ぎると、急にバス停の間隔が短くなり、お年寄りが頻繁に乗り降りしてきます。途中から完全に生活路線に様変わりします。

ひと言で横浜といっても、本当にいろいろな顔があります。まあ、川崎ほどは極端ではないと思いますが(笑)


バスに50分ほど揺られて、5分弱歩くと、本日最初の目的地の三溪園へ。昨日から、謎ときも開始したようなので、折角なので、そちらをやりながら園を回る事にします。

右も左も分からない身としては、園内をどういう順番で歩けばいいのか分からない状態。謎ときのお陰で歩く基準ができました。それに逆らわず一つずつ謎を解きながら、かつ気になった所は横道に逸れながら、自分のペースで歩いていきます。


歩きながらすごく感じるのは、建物や空間のカオスさ。建物の年代物、様式も、造られた目的もそれこそ千差万別。

庭園も大変に風情のある所と、手入れが行き届かない所との差が大きくて、回っている最中に戸惑うこともしばしば。それでも何となく「三渓園」という括りでひとまとまりに収まっている所が、この空間のスゴいとこだなあと思います。

天気がいい事をあって、園内のあちこちで結婚式の写真撮影をしています。基本とてもめでたいのですが、一ヵ所の場所で複数の撮影が被ってしまい、通路を完全に塞がれしまった時には、流石に苦笑することに。今日は結婚式絡みの人たちに行く手を遮られる日ですね。



途中でお腹が減ってきたので、園内の待春軒さんで、少し遅い朝食。「三渓麺」と書いて「さんけいそば」と読ませるのに、オーダーの時には「さんけいめん」と読んでいる。お茶屋さんまでカオスです。

三渓麺」は園の創設者の、原三渓氏が考案した麺料理だそう。細くて柔らかい汁なしのうどんの上に、タケノコ、ひき肉などの入った餡を載せた料理です。

既存の料理だと、ジャージャー麺を甘めにして、刻み生姜を足したものというイメージが一番近いでしょうか。生姜がとてもいいアクセントになっています。



三溪麺(さんけいそば) 850円。


謎ときの方も途中まではとても順調にサクサクと進んでいきます。ただ、最後の方がやや難易度が高く、時間の関係で、最終問題だけ解ききれずにギブアップ。

あともう一歩だとは思うのですが……。あ~、ちょっと悔しいですねえ。スッキリしそうでそうならなくて、何だかすごくモヤモヤする~~。

(≧口≦)ノ



展望室からの風景。


まあ、けど仕方がありません。


気分を切り替えて、鶴翔閣というかつて原三渓氏が自らの住まいにしていた建物の中でお茶会気分が味わえる会があるので、そちらに行くことに。今日、ここに来た一番の目的です。

生花や空間は素晴らしいですし、もてなしてくれるお姉さんたちもとても好印象。お茶菓子も美味しいし、とても居心地がいいのですが、長居させてくれないのだけが、ちょっと残念なところ。

座席数が限られていますから、仕方がない一面があるのは分かるのですが、人が増えてくると席を空けざるを得ないので、追われるような形になってしまいます。

せめて、もうちょっと建物や花だけでもゆっくりと見させてもらえるような、仕掛けをしてもらえたら嬉しかったのですが……。

お茶会にも関わらず、要素要素はいいものが揃っているのに、主催者のもてなしの気持ちが感じられずに台無しになってしまっているのが、大変に勿体無く感じて、歯痒い気持ちになりました。



最期は少し残念でしたが、バスに乗って横浜に戻り、東京方面に戻ることに。


そこから先は、②でアップします。

日記。荻窪でボードゲーム交流会。

ようやく待ちに待っていたゴールデンウィーク。4月は例年以上に大変でしたが、GW明けに再雇用者が一人戻ってきてくれそう。今度こそはピークの山を越えてくれたと信じたいです。

もっとも3月に完全に油断して、そのために4月は地獄を見る破目にもなったので、まだ完全には気は抜けませんが。


まあ、とにかく、休みじゃ、休み~!


折角のゴールデンウィークですが、予報通り初日は雨。それも本降り。昼までゆっくり目に休養して、夕方から荻窪へ行き、最近お世話になっている、ボードゲーム交流会へ。


ゴールデンウィーク初日という事と、先週ゲームマーケットがあったという事もあり、いつも以上の盛り上がり。

話題になった新作ゲームをやらせてもらったり、今までやった事のないゲームをいろいろとやらせてもらったり、今回も楽しかったです。

ゲームという共通の話題があると、人見知りの僕でも始めての人に話しかけれますし、コミュニケーションを取ることが出来る。おまけに楽しめるし、初期投資(購入)さえしてしまえば、比較的安上がりでもある。

インプロと並んで、本当にありがたい趣味だなあと思います。




「エビフライエフェクト」という、今回のゲームマーケットで話題になっていた新作ゲーム。

語り手の作った文章の巻末が、エビフライに関するモノなのか、そうでないものなのかを当てるというゲーム。お話し作りの勉強にはなりますが、あまりにもニッチ過ぎるので、好き嫌いは分かれそう。

エビフライのクオリティがムダにいいのには、思わず笑ってしまいました。




ノッティンガムシェリフ」という手荷物検査のゲーム。セコい悪事ばかり働いていたら、気がついたらボロ負けていました(笑)

まっとうな商いをしつつ、ここぞという所で悪事を働く。そのバランスが難しい!


ポリがきた!

ポリがきた!

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その他で、始めて遊んだゲーム。

日記。紀伊国屋寄席 4月。

例年、ここからゴールデンウィークまでは、会社全体がとても忙しいです。疲れもピークになります。

なので、さすがに今月の紀伊国屋寄席はチケット取るのはやめようと思ったのですよ。最初は。けど、トリが喬太郎師匠なんですもん。そりゃないですよ!これじゃあ、いくしかないじゃないですか(笑)

ただでさえ、普段もチケットが取りにくい噺家さんです。なのにコロナ以降リアルで聴ける機会が激減。ますますチケットが取りにくくなってしまいました。たとえ独演会ではなくても、見損ねると、次はいつナマで見れるか分かりません。


珍しく、先日から入念に段取りを組み、脳内でシュミレートしてみる。

それだと、問題なくいけると思ったんですけどね~。

計算違いが二つほど出てしまったんですよ~。


片方は、取引先の問題ですし、そうなる可能性も考えられるという範囲だったのでどうにかならんこともないです。


けど、けど、まさかこんな時に限って、上司が体調不良で休むとは!!!

明日だったら別にいいのよ。明後日だったら全く構わないのよ。けど、何も今日休むことはないじゃないの~。

仕方はないんですど。仕方はないんですど、心の中では号泣しています。

それでも、泣きを入れているだけでは何も解決しない事は分かっているので、ギアをトップまで上げて仕事をします。


そんな執念が実り、5時過ぎに何とか仕事に目処がつく。急いで着替えて新宿に向かい、何とかギリギリで紀伊国屋ホールにたどり着く事ができました。

そんなお目当ての喬太郎師匠は、次男坊の冷や飯食いだった、若き日の酒井雅楽頭と按摩の錦木との交流を描いた人情噺。最後のシーンがとても切なくて、しんみりとしてしまいます。

バカバカしい新作落語をやるかと思えば、こういうシリアスな古典もしっかりと聴かせてくれる。私ごときが言うまでもないことですが、この振り幅の広さが師匠の大きな魅力の一つです。

この人の高座を聴いたり、著書を読んでいると、本当に落語が好きな人なんだろうなって思えてきます。


扇辰師匠はさらっと演じているようで、枕から細かい所に目配りが効いていて、終始心地好く聴く事ができます。喬太郎師匠ともども、これだけの噺を聴かせてくれる人達が「若手」と呼ばれる落語の世界。本当に奇妙で奥が深いです。


ずっと気になってはいたのですが、なかなか聴く事のできなかった、奈々福師匠。ようやく始めましてです。明るくて華があり、聴いているとこちらもいいエネルギーを貰えます。


喬太郎師匠の噺を久々にナマで聴く事が出来ましたし、全体的にもなかなか聴きごたえのあった回。おかげで明日からの仕事も頑張れそうです。

(演目)
柳家やなぎ 「親子酒」
・瀧川鯉斗 「片棒」
玉川奈々福掛川宿 ~甚五郎旅日記」
曲師 沢村美舟

~仲入り~

・入船亭扇辰 「紫檀楼古木」
柳家喬太郎 「錦木検校」

日記。CHAiroiPLIN「おどる落語『あたま山』」@三鷹市芸術文化センター星のホール。傘がない。

昨日は帰ってメシ食ったら、速攻で寝てしまう。

朝起きてダルさが残っているのは想定内だとして、脇腹に強烈な痛みがでてしまったのは、計算外です。

今まで再雇用者がやってくれていた力仕事。そこが、定年して欠員の補充がないなめ、モロにこちらに皺寄せがきています。

例年3月、4月はしんどいのですが、今年はそれに輪をかけてキツいです。身体のあちこちにガタが来ています。人事異動で欠員が来るまでもちこたえられるのかしらん。


本当は昨日買ったボドゲの整理をしたり、家事をする予定だったのですが、そんな余裕もなく、気がついたらもうお昼。

明日、紀伊国屋寄席もあるし、ここは予定をパスするのも一考、という考えが頭をよぎります。今日の目的地はアクセスが悪いとこにありますね~。

それでも何とか力を力を振り絞り、電車とバスを乗り継いで、三鷹の芸術文化センターへ。

CHAiroiPLINさんの「あたま山」を観る。


落語の「あたま山」は、さくらんぼを食べたケチ兵衛さんの頭から桜の木が生えて、そこでみんなが花見を始める。与太話の多い落語の中でも特にバカバカしい噺です。

花見という事もあり、底ぬけに明るくてお祭りみたいなノリになるのかなあ、と思っていたのですが、バカバカしさを残しながらも、かなりシリアスな展開に。

確かに、自分の頭の上で人に騒がれたら、騒がれる側から見たらたまったものではありません。劇中で流れる「傘がない」がとてもリアルです。想像力だけで聴いている落語が、リアルな身体を得ると、見事までにイメージががらりと変わってしまう。

自分の中にある既存の価値観が変わり、今まで見えなかった風景が見えてくる。そんな快感のある作品です。

もちろんシリアス一辺倒でなく、CHAiroiPLINさんおなじみの遊び心も健在。「ケチ」からインスパイアされた「モノ」たちが、文字通り「山」に変化していく姿は圧巻でした。



開演前



開演後


劇場を出ると、昼時点では降っていなかった雨が本降りになっています。なんで、昨日、鞄の中に入れていた折り畳み傘を、今日は持ってこなかったのだろう!


そのまま真っ直ぐ家に帰って、午前中にするはずだった、ゲームの整理と家事をすることにしました。

日記。ゲームマーケット2022春(山形版カタン)。インターメディアテク。2年ぶりの文芸漫談「それから」@北沢タウンホール。

自分では結構余裕を持って出掛けた、と思っていたのですが、国際展示場に着いた頃には本当にギリギリ。

前回の二時間待ちで懲りて、今回はお金にモノを言わせての早期入場。いつもより一時間早く入れるんでした。それなのにいつも通りの感覚でいたら、そりゃあそうなりますわ。


それでも早期入場とは言っても、開場から30分位は掛かるかなあと覚悟していたのですが、開場の11時から5分後位にはすでに入場できてしまい、あまりの呆気なさにびっくりしてしまいました。

カタログ同封の入場券で入ると、当日清算の人間とほぼ同じ扱いになるという問題を筆頭に、前回問題だらけだった部分が、見事なまでに改善されています。

主催者サイドはともかく、ここの運営スタッフの方は本当に優秀な方が多いなあと、素直に感心してしまいます。


早期入場の一時間を利用して、みなさんお目当てのブースの新作ゲームを目指すのが普通のよう。

しかし特に目的もなく、ただ並びたくなかった自分は、何か面白いものがないかブラブラして過ごします。


そうしていると、 前回お世話になった「カタン」のブースで面白いものを発見。


山形県の高校生達が自作した「山形版カタン」だそうです。今回は、メーカーさんのご厚意でゲームマーケットで展示するだけでなく、試遊もできる事になったそう。

大変に面白そうだったので、遊ばせてもらう事に。何の違和感もなくおっさんが女子高生と遊べるなんて、ボードゲームって凄い!




山形版カタン。女子高生チームが作った市内の「七日町」バージョン。因みに男子チームは「蔵王」バージョンだそう。


山形版のカードや駒が通常のカタンの何に当たるのか?それを理解するまでに少し時間は掛かりました。けど、そこを通り過ぎると、やはりベースはカタン。やっぱり面白いです。

開拓地の替りに登場する、町内の「お店」カードは、QRコードがついていて店舗情報が見れます。

行った事のないはずの山形が、身近に感じられる仕掛けが随所に施されているのがいいですね。


その後、タンブルウィードで謎解きのゲームを買い、ブックオフで中古のゲームを物色していたら、その時点で、結構満足してしまうことに。

あとは、あちこちをブラブラ歩きながら、面白そうなゲームを物色して、二時間位したら会場を後にする事に。

前回だったら、ただひたすら待っていた時間が、試遊もできて買い物も出来たのですから、言うことなしです。次の予定があったので、今回は嵩張らないものを中心に購入しました。



今回の戦果


次の予定は夜なので、一旦家に帰ろうかとも思いました。ただ、一度腰が落ち着くと、もうそれっきりになりそうだったのが怖くて、断念する事に。

とりあえずは、都バスで東京駅まで出て、降りた場所からすぐにある、インターメディアテクに行き、その後、遅めの昼食を採る事にします。

インターメディアテクは東大の研究資料と郵政関連の資料がメインで展示されている博物館。


以前お邪魔した時には、大量の資料、特に東大の標本が、説明ゼロでひたすら陳列されていたのですが、少しずつそれが整理ができている模様。博物館としてかなり分かりやすくなったなあ、という印象です。

無造作に置かれているとはいえ、貴重なものが多く、おまけに無料でアクセスも大変にいい。本来持っている博物館としてのポテンシャルはとても高いのに、それを活かしきれていないのが、とても勿体ないなあ、と思っていたのですよね。

まあ、それも分からないでもないです。

資料によっては、なぜこんなモノを収集したのか、研究者本人にしか分からないと思われるものも結構あります。中には、そのご本人が存命していないケースもありますし。

研究者としては立派かもしれませんが、社会人としては、どう考えてもこじらせたとしか思えない人達。そんな彼らが、どんな思いでその資料を集めたのか?そんな事を想像すると、より楽しく視る事が出来ました。




この博物館の入っているKITTEビルは、東京駅のビュースポットとしても、とってもいい感じです。

東京駅を出たあとは、昼食を採り、その後小田急線の東北沢駅で下車。今、話題になっている再開発で誕生した商業施設をブラブラする。学校帰りの学生さんも多いのか、かなりの混雑具合いです。

最近オープンしたミカンにある、ツタヤさんのブックストアも見てみることに。2階、3階のツーフロアの店舗。

2階は、ブックラウンジのスペースを無理に確保しようとしたため、書店さんの動線にかなり無理が出てしまっている印象。品揃えも、児童書以外はあまり個性が感じられません。

これだったら、三省堂さんや、ヴィレッジヴァンガードさんや、B&Bさんに行くよなあと思い、あまり期待せずに3階に行ったら、ヨシタケシンスケさんとのコラボ企画や、原画展、フェアなどがあり、かなり面白い!

資格関係の書籍が妙に充実しているのも、お店のいい個性になっています。2階はビジネスに徹して、3階でお店の本当にやりたい事をやる、という戦略だとしたら、これからが楽しみな書店さんです。



こんな所で、大喜利印刷と再会できるなんて……。


夜は、タウンホールで2年ぶりの「文芸漫談」。中断前に延期になった、漱石の「それから」がそのまま今回のお題です。

とにかく再開してくれて嬉しい!

\(^_^)/

久々ということもあり、いつも以上に押していましたが(笑)、面白さと読みの深さは相変わらず。

漱石が本格的な悲劇の体裁を使って書いて、随所に代助の首がギロチンではねられるという事が暗示されているそう。そう思って流し読みしていくと、ちょっと違和感を感じていただけの場面が、急に怖さが生々しく感じますし、三千代がまるで死神のようにさえ見えてきます。


そこを入り口に、いろいろな読み方が出来る作品だと思います。漫談を聴きながら強く感じたのは、知性や理性の脆さ。

人間らしく生きるにはとても大切なものに関わらず、金の力に負け、家の力に負け、恋愛感情の力にも負けてしまいます。


笑わせてもらいながらも、では、一体何のために自分は学ぶのか?そんな事を考えながら見させていただきました。