だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

リーディングをやってみた

今年は、今までやった事のないことに挑戦するのが目標なので、行ってきました、新国立劇場のリーディングワークショップ。宮田慶子さん直々に教えてもらえる、という事もあってそれなりの倍率だったそうです。


最初はリーディングとはなんぞや、という説明から。


・リーディング→戯曲 上演目的の台本
・朗読→小説、詩=文学 情景描写、心理描写
・読み聞かせ→童話

とのこと。で、説明のあと、早速本読み。テキストは、三島由紀夫の現代能楽集の中の「卒塔婆小町」。以前、舞台で観た時には、とても手強いテキストだなあ、と感じた記憶があります。

本読みの後には、長めのモノローグを使って、人物を作る作業。妄想して人物を膨らませていくのが、楽しいです。ただ読むのではなく、セリフの


・強弱
・高低
・硬軟
・音色
・明暗

などを意識してセンテンスの構成をメリハリをつけつつ読んでいく。なかなか難しいですけど、今まで漫然と捉えていたセリフに、さまざまな彩りがついてきます。


そして、最後は、二人でセリフとして読んでいきます。ただ読んでいくだけでなく、きちんと聞いてリアクションしないといけないので、モノローグより更に手強くなった印象。モノローグとセリフの時は、みんなが読んだ後に、宮田さんが演出をつけていきます。人や状況によってストレートにいったり搦め手でいったり、アプローチが変わっていくのが楽しかったです。

(芝居の三要素)
・キャラクター
・人間関係
・状況

全体的に、とても貴重な時間だったと思いますが、贅沢をいうと、受講者が30人もいたのでリーディングするまでの待ち時間がとても長くなってしまったのが、残念でした。機会があったら、またやってみたいです、