月曜日に談春師匠の独演会の初日を聴きに、新宿のサザンシアターにいってきました。
談春師匠の独演会は、以前からずっと、行きたい、行きたいと思いながらも、需要と供給のバランスに負け続けて数年間。今年の目標の一つにさえしていたのですが、取れてしまう時には、びっくりする位、あっさり取れてしまうものです。とはいっても長年待って漸く見れる生談春。期待のハードルの高さは自分でもびっくりする位ガン上がり状態です。
まあ、結論から言いますと、
「期待したハードルを軽々と超える面白さだつた」
それに尽きます。まず、語り口がとてもキレイで大変に聴きやすい。そして、それだけでなく、情景描写をイメージさせるのがとても上手い。ですので、聴いているうちに、いつの間にか心地よく引き込まれてしまいます。僕は落語を聞き始めてそんなに長くないので、細かい芸の事はよくは分かりません。ただ、強面の顔に似合わず、本当に観る人達の事を細かいところまで考えて、スキルを磨き、丁寧に作っているなあ、という心遣いは、嫌でも伝わってきます。
今回の独演会で、一遍にファンになりましたし、今度はいつになるか分かりませんが、またナマで観に行きたいなあ、と強く思いました。