だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

立ち食いそば16 池袋 そばいち二八IKE麺KICHEN池袋店

↑豚カレーそば 450円

「駅そば東西食べくらべ100」によると、このお店のそばは、「押出製麺」と呼ばれている製法で作られているとの事。
「押出製麺」とは店内で作った生地を筒上の装置にセットして圧力をかけ、小さな穴から押し出すことで麺状にし、押し出された先が茹で釜になっていて、一連の流れで麺を茹でていく製法の事。
茹でたての手打ちそばの味をかなり忠実に再現できる一方、生地の品質管理等の手間がかかると言われています。

以前、紹介したつつじが丘の「万葉そば」も、押出製麺の製法を利用して、かなりハイレベルなそばを提供していただいただけに、期待は嫌でも高まります。


一口目を食べたときに最初に感じたのは、そばの実の粗めの食感と、鼻に抜ける強いそば粉の風味。そんな強いそばにあわせるのは、甘めのカツオ節の風味が強いつゆ。
なので、カレーは甘めが強めですが、とろみの少ない、いわゆる「お蕎麦やさんのカレー」とは、少し趣が違います。ただ、そばだけでなくカレーまで強い食感が重なるとくどくなる気もするので、これくらいがちょうどいい。
多分、微妙なバランスをいろいろと試行錯誤してここにたどり着いたんだろうなあ、と思いますし、そんな風に考えると、一杯のそばにも、今まで以上の重みを感じます。