先日、食べた銀座十石本店の紅鮭西京焼き弁当のあまりの美味しさに、「これからは、もっといいものを、少しずつ食べて生きていこう!」と密かに誓うわたくし。
そして、翌日、ファミマの新製品、カレーいなりなるジャンク過ぎる1品を、耐えきれずに衝動買いしてしまうわたくし。その心の弱さに、幼少期に近所に住んでいた2つ年上の大家の息子に、黄レンジャーと呼ばれていたトラウマを軽く抉られます。
少し以前の話しになりますが、GW中に恵比寿の書坊さんという、土日午後限定でオープンしている、お坊さんが運営している書店さんの、ワークショップに行ってきました。「well-reading 本をきっかけに、本と人とのつながり体験」と銘打たれたワークで、内容は大きく分けて前半と後半の2つのパートに分かれます。
前半は、3~4人組になって、まず事前に用意された質問に沿って、持ってきた本について語ります。それから、それを聞いていた残りの人が、疑問に感じたり、面白いと思った事を質問していき、自分や他の方の読書体験を掘り下げていき、最後に、聞いた事からインスパイアされた、キーワードを20個位作ります。
後半は、2~3人組になって、前半に作ったキーワードを手がかりに、お互いの本のつながりをできるだけ見つけます。そして、それをつながりカードに書いていくプロセスを何回か繰り返します。
以前、別の会場で行われた時の記録↓
http://www.bookpickorchestra.com/works/sewing_books.php
後半の一見するとバラバラなものを一つにつなげていく時の、頭の使い方は、インプロで物語を作っていくプロセスに似ているなあ、って感じました。書店さんで選書する疑似体験ができて、本について新しい角度から見直す、いい機会になりました。
因みに、この時に僕が持っていったのは、田中芳樹さんの「銀河英雄伝説」。大学時代に授業そっちのけで、一気読みした、僕にとっては大変に思い入れの深い本です。一人でもたくさんの人に読んでもらおうと、張り切っていたのですが、「お坊さんの書店」だという事をすっかり忘れていて、お坊さんや小さなお子さんのいるお母さんたちに「銀英伝」に興味を持ってもらうためには、どうしたらいいのか検討がつかず、言葉選びに大苦戦(笑)。結局SF版三國志、という切り口でお話しさせていただきました。
そして、今回のために久しぶりに読み返していたら、面白くて止まらなくなり、3巻まで一気に読んでしまい、ミイラ取りが見事にミイラになってしまいました。

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