だいたい読書日記

本の問屋(取次)に勤めています。仕事柄、本を読むのが好きなので、ここで独り言を書いております。趣味でインプロという台本のない即興劇をやっており、ステージ経験もそれなりにありますが、コロナの影響で今はお休み中。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、野球など、好きな事を好きなように書いています。

だいたい読書日記14(時々映画やお芝居の話も)

仕事が落ち着いている割りには疲れているなあ、と思ったら、ここの所、あまりまっすぐ家に帰っていない事に気がつく。楽しいことは楽しいのですが、何かいい年をして、軸が定まらなくあちこちをフラフラしているなあ、という気もします。引きこもり気味だった去年と比べれば、アクティブになっただけでもいい傾向ではあるのですが。

珍しくそんな事を考えているのも、今までのように、全てお任せという会社との付合い方ではもう通用しなくなりつつあるのだなあ、という事をひしひしと感じているからかもしれません。段々と低賃金、時給労働者化して、それでも会社にしがみつくしかない、なかりの比率の再雇用者のみなさんを見ていると、最初の内は、正直「甘い汁ばかり吸いやがって、ざまあみろ」と思っていましたが(笑)、60過ぎても、嫌なことを嫌ともいえず、働かざるを得ない境遇というのは、本当にキツいだろうなあ、と思います。そして、どうやら明日はわが身らしい。これからは、自分で仕事を作る、という意識が必要なのでしょう。


とは言っても、こちらは「上の言うことに絶対服従しろ。そうすればお前らの会社での地位は保証してやる」といわれて育てられてきた、典型的な日本のサラリーマン。そこから、自分の考えを持って突き抜けていくためには、おそらく会社以外のロジックが必要になってくるのではないのでないかと。そんな風に考えている時に大変役に立ったのが、前田裕二さんの「メモの魔力」。メモの取り方だけでなく、取ったメモのアイディアを具体的に活用する方法や、メモを活用して、徹底的に自分自身と向かい合う方法などが書かれていて、この本をこのタイミングで読めて、本当に良かったです。

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)



因みに、手帳を読み返してみると、ここ2週間で3日も、下北沢の書店B&Bさんにいっていたらしいです。先々週の木曜日は久住昌之さんと塩谷歩波さんのトークショーへ。生塩谷さんが見たいという一心でいって、その目的は果たせたのですが、久住さんの本やコミックをもう少し読んでから行けば、もっと楽しめたのにという、若干の後悔も。特に、途中から、「のの湯」の作者の釣巻和さんもゲストで来られていただけに、かえすがえすも残念でした。

昼のセント酒

昼のセント酒


日曜日は、文学の教室。今回の課題図書は、漱石の「道草」。漱石の私生活がモデルになっているという事もありますが、大変に面白い。今まで読んだ、漱石の小説の中でも、一番面白いかもしれないです。

道草 (新潮文庫)

道草 (新潮文庫)


で、先週の火曜は、その文学の教室の先生をやられている、藤谷治さんの朗読会。本当に、急遽決まったらしいので、いろいろと大変だったようです。作家ご本人から、なぜ本にならないのかという話しを聞けた、とても貴重な機会でした。帰りに最新刊にサインをいただいて帰りました。

綾峰音楽堂殺人事件

綾峰音楽堂殺人事件