そば(中)220円+ゲソ天 110円+鳥天 120円
=450円
田端駅の北口の信号を渡り、200メートルほど行き、女子栄養大学の手前で左折した場所にお店があります。
入ってまず圧倒されるのがカウンターにある、天ぷらの種類とその上に貼られたメニューの多さ。そば+具で計算する会計のやり方といい、お店のシステムは、まさに以前訪問した、日暮里の一六そばそっくり。うっすらとどこかの記事で読んだ記憶が残っているのですが、ご主人は確か、一六そばで修行されていた方のはず。これは、味の方は期待できそうです。
そのご主人、大変に失礼ながら、見た目はちょっと無愛想で、普段取っつきにくい奴と言われやすい、僕でさえ「もうちょつと何とかならんでしょうか?」と言いたくなるレベルの取っつきにくさ。けど、お店のシステムでちょっとわからない事があったので聞いてみると、実に丁寧に教えてくれます。うん、見た目によらず、いい人だ!
更に僕がいた時に、そばを多めに残してしまった留学生のお姉さんが済まなそうな顔をして、どんぶりを下げても、嫌な顔一つしないで、「口に会わない人もいますから、気にしないで下さい」とひと言。やっぱり、見た目によらず、いい人だ~!!
そして、そんな見た目で人を判断しがちな僕が、来ると、天ぷらが大きくて、その下にあるそばがほとんど見えない。そして、この天ぷら、見た目が大きいだけでなく、衣にもしっかり下味がついていて、天ぷら単体でも十分においしい。こっちは、見た目通りです。
そばも、そんなパワーのある天ぷらに負けない、濃いめのつゆと太めの力強いそば。鶏天とゲソ天がどんぶりの上で対峙しているのを見ていると、柏の弥生亭(から揚げそばで有名)と日暮里の一六そば(ゲソ天そばが有名)に行った時の記憶が、駒込で蘇ってきます。それで、500円を切る価格設定、この優秀すぎるコスパは、いい人でなければ絶対に実現できないと思います。
正直に言うと、ええ、最初はちょっとビビっていました。写真がこんな感じになったのは、間違いなくそのせいです。けど、帰るときには、「美味しかったです」というフレーズを3回繰り返していました。そのうち、写真を取り直しに行けたらな、と思います。