だいたい読書日記

本の問屋(取次)に勤めています。仕事柄、本を読むのが好きなので、ここで独り言を書いております。趣味でインプロという台本のない即興劇をやっており、ステージ経験もそれなりにありますが、コロナの影響で今はお休み中。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、野球など、好きな事を好きなように書いています。

だいたい読書日記17(時々映画やお芝居の話も)

少し前後しますが、先週の日曜、久びさに読書会に行きました。今回、私が紹介したのが、古館伊知郎さんの「言葉は凝縮するほど強くなる」。最初は、自分の伝えたいことを、簡潔かつ要点を押さえて伝えるための、ハウツー本のつもりで読んでいたので、若干散漫な印象を受けました。けど、途中から、どうやらこの本はそれだけではなく、そこに様々な要素の「古館伊知郎」が押し込んで、ぎゅっと圧縮して一冊の本にしたのでは、という気がしてきました。プロレスやF1実況をしていた古館さん。報道で仕事をしていた古館さん。そして、昔の「古館節」がテレビで受け入れられなくなって変化していく古館さん……。現状をきちんと受けいれ、人のアドバイスに耳を傾け、変化する事を怖れなかったからこそ生まれた、厚みや凄みを感じずにはいられませんでした。その中の、ほんのちょっと、一つでもいいので、自分の中に古館さんを取り込みたい!

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↑先日、ご本人からいただいたサイン

読書会の帰りに、丸善の池袋店に行ったら、しごとばのパネル展と、ノラネコぐんだんのグッズ販売をやっていて、思わず足を止めて見入ってしまいました。ノラネコぐんだんは、ちょうど読書会で取り上げられていたこともあるのですが、僕のツボにどストライクで、嵌まってしまいそうです。

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↑「しごとば」のパネル。書き込みの細かさには子供でなくてもわくわくさせられます。


ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ (コドモエのえほん)

ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ (コドモエのえほん)