9月なのに、日中はまだまだ暑いのですが、夜になると、日によっては過ごしやすくなってきました。そうなると、暑いときには鈍感だった身体の感覚が戻ってくる。その分、溜まっていた疲れもどっと押し寄せてくるのですが、それも含めて漸く、秋がやってきそうな予感がします。と、思っていたら、いきなり、台風が直撃したりするので油断できないのですが……。
そんな、先週の月曜の夜、ジュンク堂池袋店で行われた、松永直樹さんのイベントに行ってきました。松永さんは「戦略と情熱でしごとをつくる」の著者で、自分の好きなボードゲームを紹介したり、依頼があって開発したりする、日本で唯一の「ボードゲームソムリエ」の方。前半は、本の内容に基づいたトークショー。自分の好きな事を仕事に出来るなんて、何て羨ましいんだ、少しだけ思っていましたが、5000人に出会うために打った膨大なメールの話や、有名人に100人連絡すれば、1人には出逢えますと、事もなさげに言えてしまえる所は、やっぱりそんなに甘くないし、圧倒的な行動力を支える、覚悟の差が違うんだなあ、と思いました。まずは、本に書かれている事をヒントに、自分のオンリーワンを見つける所からですね。

戦略と情熱で仕事をつくる――自分の強みを見つけて自由に生きる技術
- 作者: 松永直樹
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トークの後は「ハゲタカのえじき」をルール説明を受けながら、実際にプレイ。私のところのテーブルは、通常プレイしていてもなかなか起こらないケースが何故か次々と起こり、予想以上に盛り上がりました。

ハゲタカのえじき (Hol's der Geier) 日本語版 カードゲーム
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その前日は、読書会。今回は、人数が少なかったのですが、その分一人一人の話しがじっくり聞けて、面白かったです。自分が、紹介したのは、山下和美さんの名作、「不思議な少年」。実は、この本を読むきっかけに、なったのが、10数年前に行った、井上雄彦さんのトークショー。井上さんが、漫画家のタイプを大きく分けると、コマでみせるタイプと、ストーリーで見せるタイプとがいる、という趣旨のお話をされていて、自分は前者で、後者のタイプの中で、自分には絶対に書けない作品として、「不思議な少年」を上げていました。井上さんにそこまでいわしめる作品ってどんなものなのだろうかと、興味を持って手に取り、嵌まってしまった、いうのがきっかけです。確か、トークショーの中のやり取りについては、スイッチパブリッシングから出ている、「漫画がはじまる」に書かれていたはずです。

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- 作者: 井上雄彦伊藤比呂美
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