だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。三連休最終日。

三連休も今日限り。なのになんかまだ、上手くは言えないのですが、日常にきちんと戻れない違和感のようなものを感じる。ひどいと、年末年始は家族以外とは口もきかず部屋に閉じ籠っている年もあるので、それよりは、随分とアクティブに動いてはいるつもりなのですが……。

と、いう訳ではないのですが、この日もまた、演劇ワークショップへ。昨日の読書会に引き続き、池袋の天狼院書店さんです。とは言え、会場は別ですが。天狼院さんの演劇ワークショップを受けるのは、今回で2回目。今日は、怒りを感じた実体験をベースにエチュードでシーンを作っていきます。ここの講師の先生は子役を指導されているという事もあるのか、人を乗せながら教えるのが本当に上手い。なので、リスクの多いシーンでも、楽しくその場に入っていけます。正直、最近、インプロをやっててあまり感じなかった感覚です。

ワークが終わって、家に帰った後、鴻上尚史さんの「不死身の特攻兵」を読み終える。年始に積まれまくった本を整理している時に見つけた本。捲っていたら、ついつい読み始めてしまい、整理が後回しに。自分の意志の弱さもあるのでしょうが、本の整理は本当に難しい。

不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書)

不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書)

凄く繊細なテーマを扱っているので、軽々しいことは言えませんが、人事権や命令権を持っている人間が、「組織のため」という論理を振り回して、最前線や末端に対して、人を人とも思わないような事を平気な顔をして行っていく所は、何年たっても日本って根っ子の部分は変わっていないんだな、と思います。更には、価値観の近い人間が集まった組織では、よほど運用に気を付けないと、思考の硬直化や視野が狭くなったりする事が簡単に起こり、外の世界の常識とはかけ離れた事が起こっても、それがかけ離れているという自覚さえなくなってしまう。自分も気を付けないといけないなという事を強く感じました。それがまかり通ってしまったのも、日本人自身が、この戦争がなぜ起こったをかを明確にせず、無謀な作戦指揮で、本来なら死ぬべきではなかった人間達を死地へと追いやった指導者達を、きちんと裁けなかったからなんでしょうか?