だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。積む。

予定とまではいかないのですが、出掛けたいと思っていた所がありました。けど、二度寝してしまい心が折れる。夜のインプロのクラスまでの時間を、休養と家事に充てる。何を読もうかな、と悩んでいると、途中まで読んで見つからずに、そのままになってしまっていた、藤谷治さんの「小説は君のためにある」を積ん読の山から見つけ、掘り出す。普段、「文学の教室」でお世話になっているのに、本当に申し訳ない気持ちで一杯になる。インプロに出掛けるまでの間、「山椒魚戦争」と一緒に細々と読み始める。


山椒魚戦争」は訳者が前書きで「難解だ、難解だ」としきりに愚痴っていたので、身構えていたのですが、前半戦は思いのほか読みやすい。多分、翻訳の段階で、僕たちの負担を相当軽くしてくれたのだろう。随分、愚痴の多い人だなあ、岩波は、良くこの前書きを載せたなあ、と思っていたのですが、どうやら、愚痴るだけの苦労はしてくださったようです。訳者の事をかなり見直す。


久しぶりのインプロクラス。年明けよりはスムーズにいったが、最初に、オファーを出す所が、まだまだ不鮮明で伝わりにくい。去年、水野学「センスは知識からはじまる」を読んで、自分がいかに閃きばかりに頼ってインプロをしていたのかという事に気づき、反省する。シンプルな事を積み重ねて、オンリーワンのものを作りたい。最近は、そう切実に思っています。

センスは知識からはじまる

センスは知識からはじまる