落ち着いたを通りすぎて、仕事が少ない1日。どうやら、明日は、人手が足りない上に、作業量も多いらしい。人為的に発生してしまった、作業量の不均衡なので、一瞬、とてもムカつく。けど、最近、頭に来る事があると、頭の中で一歩後ろに下がるイメージを作って、起こっている事を少し俯瞰するように心がけているので、以前よりは怒りを上手くコントロールできるようになってきた気がします。気のせいかもしれんが(笑)
先日の、田中小実昌さんの「ポロポロ」を扱った文芸漫談や、チャペックの「山椒魚戦争」を読む、文学の教室のお陰です。そうした事を心がけ出してから、思い出したのが、10年位前に行った、青年団さん主催の、舞台美術ワークショップ。今思えば、演劇経験ゼロで、よくあんなとこ行ったなあ、と思います。あのころは、平田オリザさんの「演劇入門」を読んでも、演劇をやってみようなんて、毛頭考えませんでしたからねえ。いろいろと但し書きはつきますが、プレイヤーに回っている今の自分とを比較すると、とても感慨深い。
その時のワークで「突然」のタイトルで舞台美術をたった一人で作らないといけなくなってしまうという、それこそ「突然」過ぎる事態に、完全にテンパる僕。その時にもらったアドバイスが、「わからなくなった時には、一歩引いてみてみるといい」いうアドバイス。とてもありがたいし、自分にとって大切な言葉だったので、いまだに覚えています。
そうなんですよねえ。大切だと思っていた事も、情報の海に流されてしまって、意外と早く忘れてしまう。そして、今回みたいな事をきっかけに思い出す。ミスチルの歌詞ではないですが、人は悲しいくらいに忘れていく。うっ、変換して脳内で口ずさんでいたら、すげー、カラオケに行きたくなってしまった……。なんか、書いているうちに、自分も全く予想していない方向にいってしまい驚いています。