検査で病院に行く。インフルエンザも流行っているので、混んでいるのかな、と思っていたら、逆にいつもよりかなり空いていた。おー、これはツイているなあと思い、もう一息で終えることのできそうな「占星術殺人事件」を読みながら待つ事に。けど、僕の前にはたったの3人しか患者がいないのに、1時間経っても呼ばれる気配がない。どうやら、前の年配の患者さんの診察に手間取っているよう。こればっかしは仕方がないが、今更ながら、病院と役所の待ち時間ほど無駄なものってなかなかないよなあ、って思っていると、やっと呼び出される。
やっと検査も診察も終わった~!検査があったので朝メシもくってないし、腹へったなあ~。まずは、腹ごしらえ。今日は、少し遠出して、小田急線の千歳船橋駅にある「八兆」さんへ。年末に続いて、2回目の訪問になります。
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アジ天そば 480円+かきあげ 100円=580円
そうかあ、かきあげの中身は日によって違うのですね。以前、お伺いした時は春菊がベースになっていたのですが、この日は、明日葉か小松菜あたりがベースになっているのか、全体的にあっさり目。ワンポイントの人参がいいアクセントになっていて、おいしい。。アジ天もふわっふわっで、それが汁とからむと、そのうまさにため息がでてしまう。それにしても、ここの天ぷらとつゆとそばとのバランスは、何ていいのだろうか。朝食と昼食の狭間の時間に行ったので、たまたまお客さんさんがおらず、貸し切り状態で、あまりの贅沢さに申し訳ない気分になってしまう。
おいしい立ち食いそばを食べていい気分になった、ワタクシ。調子に乗って、もう一件はしごするために、中野に向かう。北口すぐの場所にある、「かさい」さん。以前から行きたかったんですよね。カウンターばかりのだいたい7~8席の手狭な場所で、「ザ・立ち食いそば」といった佇まい。期待できそう。イカ天そばを注文する。
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イカ天そば 440円。
立ち食いそばではほとんど見かけた事のない太麺。そして、濃い目のつゆに大きなイカ天。迫力のあるフォルムとそれを豪快にすすっている周りのお客さんに、少し気圧される。いかんいかん。気を取り直して、おろしシヨウガを少しイカ天の上に乗せ。負けずに食す。
まず、びっくりしたのは太麺のかみごたえ。もう少し柔らかいのかな、と思っていたら、いい意味で裏切られる。きちんと火が通っているけど、歯応えと風味を逃さない、絶妙なバランス。僕でも、いい仕事をしていらっしゃると分かります。
そして、大きめのイカ天へ。中身もしっかりしているし、これで440円は安すぎる!天ぷらの衣の部分と、つゆと、シヨウガが一体になって、旨みが掛け算のように積み上がっていく。噂だと、このお店ではショウガを入れすぎると、店長に叱られるらいしのですが、真偽は別にして、そういう話が出るのもすごく納得できる。この一体感を崩す奴がいたら、僕だって許さない(笑)
幸せな気分でお腹いっぱいになり、帰宅して、本を少し整理していると、奥から、DVDなどの映像ものと一緒になっている本の一団に出くわす。とりあえず、「テクネ 映像の教科書」と佐藤雅彦さんの「kino」を手元に持ってきて、パラパラと本のページをめくる。「kino」のビデオテープは、どこかでDVDに落としてもらおうかなあ、と悩んだが、緊急の課題ではないので、いつものように先送りしてしまう。面倒になると、何でも先送りして悪癖の改善を先送りしてしまっているのが、今の自分が早めに手をつけたい課題ですね。
kino 佐藤雅彦 短編映像集 キノの本 ビデオ付き テキストブック
- 作者:佐藤 雅彦
- メディア: 単行本