だいたい読書日記

本の問屋(取次)に勤めています。仕事柄、本を読むのが好きなので、ここで独り言を書いております。趣味でインプロという台本のない即興劇をやっており、ステージ経験もそれなりにありますが、コロナの影響で今はお休み中。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、野球など、好きな事を好きなように書いています。

日記。キノベス。

久しぶりに、新宿の紀伊国屋さんに行く。そうなんですよね、もうキノベスが展開する季節になってたんですね。遅ればせながら漸く気がつきました。ちょっと考えてみると、2月って、本屋さんにとっては、新学期前で大きなイベントもない時期ですから、新しい試みをするには、ちょうどいいタイミングなんですね。今まで、時期まで意識した事はなかったのですが、ちょっとだけ目線を変えてみると、当たり前だと思っていて素通りしていた部分に、意外と大きな見落としをしている事があるんだな、という事に気付かされたりします。

今年の1位は、ブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」。八重洲ブックセンターさんでも大々的にプッシュしてましたし、書店員さんからの支持を幅広く受けているようです。実は、僕も発売当初プッシュしていた三省堂さんで購入して、わが家で積まれたままになっております。乗り遅れないうちに、はよ読まんとなあ、と少し焦りぎみになっています。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー


ちょっと面白そうだっので、キノベスの過去のナンバーワンの作品を、時系列で並べてみる。

・2020 ブレイディ みかこ「ぼくはイエローでホワイト、そしてブルー」新潮社
・2019 瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」文藝春秋
・2018 中村文則 「R帝国」中央公論新社
・2017 エラ・フランシス・サンダース「翻訳できない世界のことば」 創言社
・2016 宮下奈都 「羊と鋼の森文藝春秋
・2015 佐々凉子 「紙つなげ!」早川書房
・2014 いとうせいこう 「想像ラジオ」河出書房新社
・2013 西加奈子 「ふくわらい」朝日新聞出版
・2012 三浦しをん 「船を編む」光文社
・2010 ミランダ・ジュライいちばんここに似合う人」新潮社
・2009 川上未映子 「ヘヴン」講談社
・2008 飯嶋和一 「出星前夜」小学館
・2007 近藤史恵サクリファイス」新潮社
・2006 カズオ・イシグロ 「わたしを離さないで」早川書房
・ 2005 奥田英朗 「サウスバウンド」角川書店
・ 2004 恩田陸夜のピクニック」新潮社
・ 2003 小川洋子博士が愛した数式」新潮社

当たり前といえば、当たり前なのですが、並べてみると、本屋大賞と親和性が高いですね。新潮社以外は片寄ってないという事は、大手出版社に対する忖度よりも、あくまでも銘柄を売ろうという意識の現れ。ミランダ・ジュライは文庫になったら、買おうかと思っているのですが、10年近く経っても、いまだにそれが実現される気配がなさそう(笑)あきらめて、ハードカバーで買うかなあ。

いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)

いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)