だいたい読書日記

本の問屋(取次)に勤めています。仕事柄、本を読むのが好きなので、ここで独り言を書いております。趣味でインプロという台本のない即興劇をやっており、ステージ経験もそれなりにありますが、コロナの影響で今はお休み中。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、野球など、好きな事を好きなように書いています。

日記。文楽。

月頭に講演会もあるし、そろそろ手をつけたいな、と思っていた、「嫌われる勇気」。わかりやすい場所に置いておいたつもりだったのですが、なかなか見つからない。あまりの見つからなさに、探しているうちに、積ん読の本の整理をついつい始めてしまう。そうすると、今度は時間がなくなってしまう。今日は、文楽を見に行く日なので、早く家を出なければ……。まだ、収拾はついてないけど、泣く泣く半蔵門へ。

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イヤホンガイドを出来ることなら使いたくない派の僕は、到着後すぐに、公演案内を買い、あらすじを頭に叩き込む。歌舞伎もそうですが、それで大雑把な所は何とか理解できるのは、学生時代に日本史専攻で、古文書を読まされていたからです。大学時代に真面目に勉強していて良かったなあと感じる、数少ない機会です。ついでに売店の見本を捲っていたら面白そうだったので、「ビジネスパートナーのための、文楽のすゝめ」を購入。

ビジネスパーソンのための文楽のすゝめ

ビジネスパーソンのための文楽のすゝめ

  • 発売日: 2019/12/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

自分が観たのは、第二部の14時10分からの回。演目は、店の主人の娘と奉公人の叶わない恋と、彼等に恋する人達の人間模様を描いた、「新版歌祭文」。そして、休憩後に襲名披露があった後、絵師狩野元信の描いた絵を飛び出した虎を追う、土佐将監と彼らの弟子たちの活躍を描いた、「傾城反魂香」。病み上がりで、少し集中力の持たない所はありましたけど、総じて楽しむことができました。改めて文楽を観て感じたのは、おそらく、発想は、ミュージカルに近いのではないだろうかという気がした事。けど技術上の制約や風土の関係で、こういう形になり、磨かれていったのではないかな、と感じました。もしかしたら見当違いかもしれませんが。いずれにしろ、先人の叡智と名人芸が詰まった芸術表現を見るのは、とても楽しいですし、勉強になります。


終了後、バスで新宿まで戻り、遅い昼食。新宿西口の地下鉄ビルにある、永坂更級 布屋太兵衛さん。暖かいそばが売り切れだったので、もりで頼みます。近くに店舗もありますが、こちらは立ち食いそば屋さん。ちょつと値が貼りますが、気軽に江戸っ子気分に。そばそのものは、通常の店舗でも充分に通用する江戸前のそば。かえしも醤油が強めのからめのつゆで、気分は江戸心地。と思っていたら、良くも悪くも肉天で現実世界へと引き戻される。揚げたてではないといっても、肉もたくさん入っているし、衣も油っこさはなきし、風味もいい。ただ、ただ、惜しいのは、大きいのと冷えて固めになっているので、もりだとつゆの中に上手く入らなくて、食べにくい事、このうえない点。やっぱり、暖かいのが食べたかったですね。

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肉天もりそば 820円。


その後、家に帰って、本を探してみたのですが、午前中見つからなかったのが、嘘のように、あっさりと見つかる。やっぱり、慌ててる時に探し物をしちゃいけないよな、って思いました。