淡々と働く。適度な忙しさ。忙しくなる前の小休止。4月に申請していた、個人で使用する社用のパソコンが漸く来る。頼んでから10ヶ月ですか。今回は極端な例だけど、万事物事の決定スピードが遅く、その割りにチェックが甘い。みんな、僕のようなやる気のない社員と比べて、一生懸命頑張っているなあ、とは思う。ただ、ひとごとゆえに俯瞰して周囲を見渡すと、日々の目先の事ばかりに忙殺されているばかりで、視野が狭い所が目立ちます。気がついたら社会の変化に取り残されないかと、心配になってくる。まあ、そういう事が考えられるようになったのも、先週と違って、仕事に少しだけ余裕ができたからなのですが……。
今すぐ転職するつもりはありませんが、会社側が早期退職を促してくる可能性は、現状を考えたら十分過ぎる位あります。会社が社員に、個々の社員の能力に見あった専門性のある仕事を提供できなくなってしまいつつあるな、という事をひしひしと感じる。人事の公募制度や自己申告が充実しだしたのも、人事が私物化される余地が減り、若い人のチャンスが増える、という部分では素晴らしいとは思います。でも一方では、適材適所で配置したり、私物化できるだけの、仕事のパイが減ってきている、という見方もできます。
だとしたら、会社から仕事を与えられるだけでなく、フリーランスのみなさんのように、自分で仕事を作っていく事ができるようにならないと生き残っていけない時代になってしまった、という事なのでしょうね。そういえは、先日、八重洲ブックセンターさんに行ったら、「自分で稼ぐ力を身につける本」という本が、店頭の結構いいところに積まれていた気が。好むと好まざるとに関わらず、転職を頭の片隅に入れていないと、いつしっぺ返しをくらうかわからなくなってしまったようです。そういえばうちに「転職の思考方」があったから、今度読んでみる事にしましょう。

- 作者:伊藤 健太
- 発売日: 2020/02/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
- 作者:北野 唯我
- 発売日: 2018/06/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)