だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。立ち読み。最適解。

学校教科書の担当者の仕事が、ここ一週間くらいまた忙しくなっています。例年なら、4月に授業が始まり、もう落ち着くころなのですが、新学期のスケジュールが決まらないので、いざという時のために開校するケースとしないケースとの両睨みで対応しているようです。おそらく延期するだろうとは思いながらも、正式に決まるまでは出せませんでしたでは済まされないので、売り上げになるかどうかはっきりとはしなくても、対応しないといけません。学校の職員のみなさん、書店員さん、取次や出版社の倉庫や流通センターの担当の皆さんには、本当にご苦労様です、という気持ちで一杯です。


そんな大変な方達がいる一方、私の担当する業務は、多くの出版社が休みに入った事もあり、落ち着くだろうと予想した以上の、暇といってもいいレベルの作業量。一人、また一人と休んでもらい、昼過ぎには、残ったのは自分一人。今日は早く上がろうかとも思ったのですが、細々とした仕事やら、提出しないといけない書類の作成をしていたりしていたら、意外と時間がなくなってしまい、途中の書類を放り投げて、定時で帰る事に。さすがにゴールデンウィーク前まで殊勝に働こうという気力はありません(笑)

いつもより早く帰れたのと、しばらく仕事から解放されたという安堵もあり、久々に赤羽のブックオフに寄る。ごく一部のタチの悪い立ち読みに、心の底から閉口しつつも、何冊か文庫本を購入する。こういう一部のマナーが悪い人間のイメージがあるから、古書店が就業制限の要請を受ける対象になってしまうのですね。最初はなぜ古本屋が?と思っていましたが、お店の光景を見ていると、都の対応が正しかったと認めざるを得ないですね。

どんなものであれ、集団になってしまった以上は、一定数はこうした初歩的なルールさえ守れない人間がいるので、そういう人達にいちいち目くじらを立ててもいられませんし、こういう時期だから、人に対して寛容でありたいとも思います。けど一方で、こういう一握りの人間の存在が、古本屋だけでなくいろいろな業態の、店舗の営業の可否や就業時間を大きく左右してしまう事になってしまっている、という現状もあるので、他人に対しても自分に対しても、どのラインまで寛容でいたらいいのかが、良くわからなくなる時があります。人によっては、不要不急でもないのにブックオフになんかに寄るな、という考え方をされる方達も、一定数はいらっしゃると思いますし。

仕事も含めて、できるだけ日常と変わらないリズムで過ごしたいと思う一方で、感染したくもないし、それ以上に感染源にはなりたくない。自分の欲求と社会の要請との間でどうやって生活していくのか?おそらく、正解はないのでしょうし、最適解さえその時々で変わってくるのでしょう。とにかく、思考停止になって、極端な方に針が振りきれないような事だけにはならないように、心掛けていきたいですね。

ランチのアッコちゃん (双葉文庫)

ランチのアッコちゃん (双葉文庫)

鬼平犯科帳(三)

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買った本たち。