だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。サラダ記念日。新宿「アカシア」。

全体的に仕事も落ち着いていて、病院にも行きたかったので(先週の土曜とは違うとこ)、午後で仕事をあがらせてもらう。

病院に行くまで時間があったので、目白で途中下車し、以前から行きたかったの古苦楽というカフェに向かったのですが、残念ながら定休日。営業時間はチェックしていたのですが、休みの日を確認することをしっかり失念していました。ただ場所は分かりましたので、どこかでまたお邪魔できたらなと思います。

で少し疲れぎみだったので、電車ではなくバスで新宿に。こういう時には都バスの定期券は本当にありがたいです。車内で河出書房さんのツイッターを見て、今日はサラダ記念日だったんだという事に気がつく。そういわれると、なんだか急に野菜を食べたくなる。若い頃、相模原の書店さんに棚卸しに行った時、お店のかたに「ほら、あそこが俵さんが教鞭を取っていた橋本高校ですよ」と言われて、何となくあっ凄えと思ったのを、思い出します。

自分が棚卸しに行った時には既に退職された後でしたが、俵さんの著作は書店さんにほぼ全点置いてありました。特定の著者の句集が全点置かれていて、それがかなりの長きに渡って売れ続けたのですから、立地を差し引いてもいかに異例だったのか。少なくても、それ以降、句集でサラダ記念日の半分でも反響のあったものを、少なくても自分は知りません。

(サラダ記念日が発売された当時、著者の俵万智さんは、橋本高校で教鞭を取られていました。確か、

先生を万智ちゃんと呼ぶ子らがいて 神奈川県立橋本高校

という有名な句があったはず。)


サラダ記念日 (河出文庫―BUNGEI Collection)

サラダ記念日 (河出文庫―BUNGEI Collection)

  • 作者:俵 万智
  • 発売日: 1989/10/01
  • メディア: 文庫



そんな事を考えながらバスに乗っていると、終点の新宿に近づいていく。小苦楽は残念でしたけど、折角の午後休なので、どこか普段行かないような場所でメシが食いたい。なので、終点間近の新宿5丁目で下車して、「アカシア」に行く事に。ちょうどピークの時間も過ぎたので、あまり待たずに座れそう。


僕が行った時に、ちょうど二人組のお客さんが会計を済ませていたので、運良くほぼ待たずに座れました。ちょっと悩んで豚ロースのオイル焼きとロールキャベツのセットを頼んでみます。

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シンプルだけど、奥深い味。ロールキャベツって普通は、ご飯のおかずになりにくいのですが、ここのロールキャベツのシチューは塩見が少しだけ強くなっていて、その少しの差が「おかず度」をぐっと引き上げてくれます。オイル焼きも濃すぎず薄すぎずのちょうどいい塩梅で、おまけにつけあわせの野菜がたっぷりで、ボリュームのあるおかずでありながらも品の良ささえ感じてしまいます。女性のお客さんが多いのは、その品の良さと無縁ではないはずです。先日の立ち食いそばの、かのやさんもそうですけど、新宿の駅周辺で長年生き抜いてきた店というのは底力があるなあ、と改めて思います。