だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。ルート2。赤羽岩渕「すみた」。

赤羽で夜ごはんを食べていたら、テレビからシアターモリエールの公演でクラスターが発生したという報道が流れ、とても苦々しい気分になる。


月曜に本当は今日やる予定だった洗濯もできたので、今日は仕事終わりに普段行かないところに行こうと思い、いくつかの選択肢の中から、赤羽岩渕にある讃岐うどんの店「すみた」さんに行く。17時半の開店かと思っていたら、完全に自分の勘違いで18時オープンだそう。なので少し早くお店に着いてしまったのですが、開店15分前で雨にもかかわらず、すでに二人の方が並んでいる。なので所定の用紙に名前を書いた後に、本を読みながら待っている事に。

今週の「文学の教室」の課題の「フランケンシュタイン」も漸く、先が見えてくる。日曜が教室の日なので、できれば土曜までに読み終えたい。フランケンシュタインというキャラクターが独り歩きしたせいもありホラー小説というイメージがあったのですが、実際に読んでみると、今まで感じていたイメージと随分と違っています。百聞は一見に如かず。読まないと分からない事って結構多いです。

自分の造り出したものを悪魔と呼んで憚らない主人公のフランケンシュタインと、創造主にさえ悪魔呼ばわりされ、誰よりも孤独に苦しむ彼に生み出されたフランケンシュタインとのやり取りは読みごたえがあります。孤独や自分がコントロールできないものを産み出してしまう科学技術の可否など、今のこのような時代だからこそ遡上にしたいテーマがこの小説には描かれていて、読みながら考えさせられる所も多いです。


読んでいると時間になり名前を呼ばれて、中に入ります。ここの店は、注文を取ってからうどんを一からゆで始めるので、頼んでから商品が出てくるまでに、だいたい20~30分位掛かります。最初に行った時には、それを知らずに頼んで、途中でお腹が減ってどうしようもなくなってしまったので、うどんと一緒に出てくるまでのつなぎとして、おでんを頼みます。

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おでん五種盛り 600円

大根、こんにゃく、卵、さつまあげ、牛スジ、どれも良く味が滲みていて、うまいっす。特に柔らかくて濃厚な牛スジは、うどんに入れて食べたい!絶対に美味しいに決まっている!


そんなおでんの美味しさを堪能していると、テレビのニュースで、新宿のシアターモリエールで大量感染、濃厚接触者850人というテロップが流れている。自分の知り合いの人達を始めとした他の演劇関係者に悪影響が出なければいいのだけど、表面だけで物事を見てしまう人達ってどうしても一定数いますからねえ。う~ん。


そうやって憮然としていると、頼んでから20分ちょっとで、ようやくうどんが出てくる。せっかくの絶品のうどんですから、美味しく食べないと。

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親子ぶっかけうどん 1000円

鳥天3個に、ちくわ天に温玉が入った、ぶっかけのさぬきうどん。天ぷらも揚げたてなので、まだ熱々で、鳥天は噛むと熱々の肉汁が凄いです。そして、メインのうどんは、歯応えはありますけど、こしの強さだけでなく、麺になめらかさがあってのどごしが最高です。小麦粉のレベルから美味いと分かる、素晴らしい仕事ですし、それだからこそ20分以上待つことが全く苦にならないです。自分が東京で食べたうどんの中では、神保町の「丸香」さんと並んで双璧です。