とにかく暑い!最高気温が40度付近で働きたくないレベルの暑さなのですが、冷房設備が会社の方がかなり充実しているので、涼みに行くんだと自分に言い聞かせて、気力を振り絞り通勤する。行きはお盆前なのか少し空いていましたが、帰りのバスと電車が、出掛けようとする家族連れや学生達の群れに巻き込まれて、いつも以上に混雑してしまう。
この暑さなので日中出掛けたくないのは分かりますけど、何も帰宅時の通勤ラッシュに丸かぶりするように出掛ける事はあるまいと思うのです。昨日は、自分だって夜から出掛けましたけど、休日という事はきちんと考えていましたし、人の流れがピークの17時台は避けるように努力はしています。こういう人達に限って感染症が拡大すると、行政のせいにするんだろうなあ。
更にバスで座っていると、頭越しにずっと大きい声で話し続ける女子大生と思われる二人組。おかげで、かなりイラッとしてしまい、本の活字がなかなか頭に入ってきません。
因みに、もうひと息だとおもって、読んでいたのは小倉ヒラクさんの「発酵文化人類学」。この本自体はとても面白いですし、基本は大変にラブ&ピースな内容なんですけど。以前なら、女子大生から貰えるものでしたら、病気でも嬉しかった時期もあったのです(笑)けど、今はそれをとてもナーバスに受け取ってしまう。それくらい、今置かれている状況というのはシビアですし、以前と同じ考え方では通用しないという事だと思います。

- 作者:小倉ヒラク
- 発売日: 2017/04/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
そんな心理状況なのに、晩飯に選んでしまったのが、しゃぶしゃぶバイキングの「しゃぶ葉」。お肉の注文はタッチパネル方式になったとはいえ、夏休みでいつも以上に、子供を連れた家族連れや部活帰りの学生が多いのに、なぜ行ってしまうのでしょうか?自分で自分の愚かさが信じられません。自分、多分、救いようのないレベルのドMじゃないかと思います。時間制限があるので、元を取ろうとソーシャルディスタンスとか列とか関係なしで、野菜やドリンクバーやデザートコーナーにグイグイ来る人間も何人か見受けられますし、店内はかなりカオスの状態です。
ただ一つ感心したのは、そんな、時には子供が走り回り一部の大人達が制御不能なカオスな状況でも、安全管理をしつつきちんと店舗を回していた、お店のオペレーションとスタッフのみなさま方の働きぶり。自分だったら、どうしてもこのカオスな状態を何とかしようと考えるのですが、多分、あまり不自由な状態にしてしまうと、次回以降、特に子供連れのお客さんが来なくなるんだろうなあ。お母さんも、少しは気の休まる場が欲しいでしょうし。
飲食業だけの問題ではないかと思いますが、安全と居心地の良さを併存させるというのは、思った以上に大変なんだなという事がわかり、そこについてはいい勉強になりました。