だいたい読書日記

本の問屋(取次)に勤めています。仕事柄、本を読むのが好きなので、ここで独り言を書いております。趣味でインプロという台本のない即興劇をやっており、ステージ経験もそれなりにありますが、コロナの影響で今はお休み中。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、野球など、好きな事を好きなように書いています。

日記。「ヒロシのソロキャンプ」。西新宿「さつき」。

8月も最終日。ですが、まるでそんな気がしません。強いて言えば、リモートでも宿題提出をしないといけないお子さま達が親御さんと一緒に出掛けている光景が少し目立ったのが、それらしいといえばそれらしい位で、天気はまるで秋の気配の「け」の字もありませんし、スーパーに行っても、明日9月だということを、すいかが急に高くなったこと以外には感じる事ができません。知らないうちに、自分の周りから旬が奪われているような気分になります。どうせ、なくなるならクリスマスやバレンタインデーごとなくしてもらっても、こちらは一向に構わないのですが、そうなる気配は全くありません。土用の丑の日もそうですけど、生殖行為と絡めていくと、季節の風物詩というものはしぶとく存続していく傾向があるのかもしれません。今度、ひまでひまて仕方ないときに調べてみよう(笑)


お盆前に「ヒロシのソロキャンプ」を買ったのですが、しばらく積ん読にしてしまい、2日位前に、本に入っているハガキに帯についている申込み用紙を貼り、送料の切手を添えて郵便を送ると、「ヒロシチャンネル」の限定ステッカーがもらえるという特典があった事を思い出す。その締め切りが8月31日。買ってすぐに読んでハガキを送っていたら、こんなことになっていなかったのに、何でいつもめんどくさがってギリギリまでやらないのだろうか。毎度の事ながら、自分の事がイヤになってきます。

けど少し考えてみる。そもそも、このステッカーを自分はそこまでして欲しいのだろうか?必要なのだろうか?自問自答する。おそらく、あまり必要ではないでしょう。ただ、欲しいかと言われたら…………、意外と欲しい!

という訳なので、切手はすでに持っているのでそれを使い、早朝から郵便作りの作業です。アンケートはその場のフィーリングで書いて、出勤時に投函します。やれやれ、どうやら間に合いそうです。


そして、仕事も順調に終わったので、王子~新宿行きのバスを利用して、その本を読んでみる事に。前半は、ヒロシさんが使っている道具の紹介で、後半は、ヒロシさんのキャンプのこだわりについて書かれています。おそらく最初、出版社は「ソロキャンプ入門」という事を前面に出すつもりだったような気がします。おそらく、その方が売れるとは思いますし。ただ、そこで素直に売れる方向へではなく、あくまでも己の道を貫き、自分のキャンプのスタイルの紹介を前面に出すのが、ヒロシさんらしいといえばらしいです。もちろん自分みたいなキャンプビギナーにも、必用な道具やその揃え方を教えてくれているように入門者を置き去りにはしていません。けど、メインはあくまでもそちら。

アウトドアって自然を相手にする以上は、本来なら道具のチョイスも含めてままならなさも楽しむもの、という一面があるはずです。けど、本の作り手も読者も、ネットが発達したお陰もあり、分かりやすさや攻略法を求めがちになってしまう傾向が、最近特に強く見受けられます。もちろん効率を考えれば、その方がいい場面は多々ありますけど、それだけだと、ただの他人の情報に泳がされているだけの人になってしまい、自分独自の楽しみ方が出来なくなったり、自分にとって分からないもの=不用なものになり、ものすごく狭くて独りよがりな考え方や生き方に陥ってしまう。この本って、ヒロシさんの天の邪鬼な性格に助けられている部分はあるのでしょうけど、ただ分かりやすさや攻略法を見せる本から、上手く逃れる事ができている。なかなか侮れない本だと思います。



新宿に着く頃には、本もかなり読み終えて、そうなると意識が頭からお腹にいき、自分がかなりお腹が減っていた事に。気がつきます。なので、前々から行きたかった、西新宿のカレー屋さんを目指すのですが、目的の店がなかなか見つかりません。ただ、暑いとはいえ日が沈んでからは、歩きやすい気候になったので大久保方面まで少し歩いてみる。大久保に近づくにつれて、段々と多国籍な街並みに変わっていくのが面白い。少しだけ旅行している気分になります。けど、今日は何か中華や焼き肉という気分ではないので、またの機会にして、来た道を新宿方面に逆戻りします。しばらく歩いていると、行きの時には気がつかなかったのですが、何だかすごくいい雰囲気の定食屋さんが。どうやら「さつき」さんというお名前らしいです。カレーも捨てがたいのですが、今、個人的に新規の定食屋を開拓中なので、逆にありがたいかもと思い、入ってみることにします。

中に入ると、飲んでる人達や、もくもくとめしを食っている人やらなかなかの盛況っぷりで、期待通り。メニューも多いので悩みましたが、真っ先に気になったのがアジフライだったので、フライの入っているもので。これは、極めて個人的な見解なのですが、アジフライの美味い定食屋にはハズレはない、というポリシーを勝手に持っているので。

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本日のおすすめ アジフライ+カキフライ+生姜焼き盛合せ 980円+ご飯大盛り 120円

少し待ちましたが、アジフライはフワフワですし、この季節にこれだけ美味しいカキフライに出会えたのにも驚きましたし、生姜焼きもさっぱり目の味つけですけど、ごはんのおかずとしてはしっかりといい戦力になっています。ビギナーに対してはどういう店だか大雑把には把握できる名刺がわりのメニュー。これは、またどこかで行こうかと思います。


満足して店を歩いていると、10メートルほど先に、探していたカレー屋が。ちなみに探していたのは、フィッシュさんという、カレーファンの間では大変に有名なお店です。このカレー屋さん、マンションの2階にあるのですが、1階の蕎麦屋を目印にお店を探していたのですが、どうやらそのお店がクローズになっていたのを見落としていたよう。うん、惜しい!

けど、おかげで面白い定食屋さんも見つけられましたし、カレー屋さんの場所も見当がつきましたし、結果的には大変に良かったのではないでしょうか。少しだけ、井の頭五朗さんの気分も味わえましたし。