どこかのニュースでオリンピック・ミュージアムで9月から11月まで聖火を公開する、という記事を見かけて、慌てて入館の申込みをしました。僕みたいに話のネタに困っている方が多いのか、意外と盛況なようで、僕が申し込んだ11時半～12時入場分の整理券についてはギリギリでゲットできました。
かなり暑かったのですが、今回はあえて大江戸線の国立競技場駅から歩いてみる事に。結果的には、これが大正解。ほぼ完成した国立競技場沿いに歩いていく道で新しい競技場の雰囲気はこんな感じなんだな、という事はふんわりとですが、分かりました。それにしても、日陰は見事な位ないし、来年もしここでオリンピックが開催されれば、この暑さで競技をしたり観戦したりする事になるんですよね。想像するだけでゾッとします。
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新国立競技場。ほぼ完成しているはずなのですが、まだ工事中になっています。着工時に建築費で大問題になっていたのですが、この調子だとまだまだ費用が増えそうです。
10分弱ほど歩くと目当ての建物が。大変に分かり易いです。
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オリンピック・ミュージアム。
時間が近づくと、予約の確認をしながら列に並び、時間が来ると、検温→消毒→入館料の支払いの順で済まし、2階から順に見学に。大部分の方が目当ての聖火は1階にあるそう。写真撮影はおっけーですが、動画は不可だそう。やや上からのきらいはありますが、手際とフットワークの良さとルールの明快さは特筆もの。こういう所に、体育会系の方達の良い面と悪い面とが出ていて、それがこの博物館の個性になっている。ユニークで面白いなと思います。
大部分の方のお目当ての、聖火は１階の最後の順路にあり、そこまでは、まず階段で2階に上がって、オリンピックの歴史を学ぶ事になるのですが、それも思った以上に面白い。
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東京オリンピックで使われた聖火台の4分の3縮尺の模型。
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聖火ランナーが持つトーチ。いろいろとデコレーションがついて、魔法使いの法具にしか見えないものも中にはあります。
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東京オリンピックのポスター。日本のデザインや広告の歴史の本を読むと、必ず登場するといっても過言ではない作品。ロゴの第一稿の作品をナマで見たのは始めてかも。
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聖火。小さいですけど、確かに火が灯っています。
見終わると、ちょうどお昼過ぎ。学生達が帰る時間に鉢合せしてしまう。そうでした、ここらへんはいわゆる「名門校」と呼ばれる学校が多いエリアだったのを失念していました。とりあえず帰宅する学生達の人並みを避けつつ、昼食の場所を探すことに。表参道にするか？それとも、渋谷や神保町に一旦出ようか？悩んだ結果、半蔵門に行くことに。ここに以前からずっと気になっていた、立ち食いそば屋さんがあるので、そこに行ってみることにします。駅から近いという事だったので、すぐ見つかるかと思ったら、なかなか見付からず、少なからず焦りましたが、何とかお店に向かう路地のような曲がり角を見つけて、お目当ての「そばうさ」さんに。土曜でも混雑していましたが、ギリギリ待たずに入れたので、食券を買ってなかに。内装もお洒落で、その上、古い映画のポスターやBGMがアメリカンで、どこか他の立ち食いそば屋とは全く違った雰囲気がしますが、店内に椅子は一脚もないので、立ち食いというのはまごうことなき事実。周りを見ると、カップルや女性一人というお客さんが半分を占めており、「おっさん達のソウルフード」というスタンダードな立ち食いそば屋さんとは、明らかに雰囲気が違います。
混雑していた事もあり少し待ちましたが、10分程度で注文したそばが出来上ります。間違いなく立ち食いそばですが、まずつけ汁の色が通常のものとは違いますし、具もスクランブルエッグ、ベーコン、レタスと、冷製パスタで使われてそうな食材です。
結論からいいますと、これが「ムチャクチャクチャ美味い！」
甘めで力のあるつゆとバジルとの組合わせがびっくりする位合いますし、そのつけ汁と太目でこしのあるそばとの相性も抜群にいいです。更に一つ一つの具材にそれぞれ存在感があり、これまた癖の強いバジルとびっくりする位合います。正直、自分はバジルが少し苦手でこのメニューを頼んだ時には、少なくない不安があったのですが、この蕎麦についていえば、そんな僕が食べても、純粋に美味しい！！もしかしたら、僕が生涯食べたバジル料理の中で一番美味いかもしれません。本当に大袈裟な話ではなくて。
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冷やしバジル蕎麦 900円。
ただ、凄く残念なのはこんな凄いお店が、建物の老朽化の関係で、10月24日を以て、一旦閉店になること。移転の問題が解決して早く再オープンしてもらいたいですし、それまでに、もう一回位は食べにこれたらいいですね。
