だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記②。寛永寺。東京国立博物館。

浄名院さんを出て地図を見ると、すぐ近くなので、ここまで来たら寛永寺まで行くことに。トータルすると何十年か東京にいますが、きちんと見ようとしたのは生まれて始めてです。きちんと浄名院の時にも気になっていましたが、お寺でお参りする人が多いです。そうか、今日お彼岸で墓参りに来る人達が、結構いらっしゃるんですね。

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尾形乾山の碑

その影響で寛永寺も一部参拝や通行が制限されている場所がありました。そのため見れる所がかなり限られてしまう、という残念な結果に。けど、ここの所なかなか季節というのがリアルに感じられる機会が少なくなっています。けど、涼しくなってきた事もあり、上野公園界隈は都心でも数少ない、季節の移り変わりが楽しめる場所の一つだと思います。お墓参りが終わったら、みんなで精養軒に行くなんていう話をしているファミリーもいて、何だか少しだけ羨ましい限りです。


寛永寺を参拝した後は、上野公園から一旦出るか、それともまだどこかを見るか、更には一旦家に戻るかかなり悩むことに。う~ん……。( ̄~ ̄;)



とりあえずは、歩きづめだったので、国立博物館と科学博物館の間くらいの場所で休むことに。休みながら、国立博物館の入り口付近をぼ~っと見ていると、普通は日時指定の入場券を購入しないと入れない博物館が当日でも入れそう。行かねば!

更に職員の方の話だと、本日は特別に常設展だけだと、何と入館料が無料だそう今日は、ここまでずっと入場料にお金を使っていないので、お言葉に甘えてタダで常設展を見させていただく事に。それでも、大きな博物館ですから、真面目に全部見ようと思ったら、とても無理なんですが(笑)

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入館料無料なので、せめてこういうプロジェクトには協力させていただきます。折り紙を折るとどんな感じになるか楽しみです。

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仁清作の壺。個人的には好きです。

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能面。

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伊能忠敬の地図

そんな事情を考慮してか、見学者の集中力を考えて、陳列の目玉にあたるものについては中盤より前に集中しているようです。こういう所だけでなく、細かい所まで、本当に良く考えられた陳列だと思います。さすが国立だけあって、学芸員や職員の方たちが、とても優秀な印象を受けます。他には、刀剣乱舞などのアニメや漫画の影響なのか、いい作品が集中していたからなのかは分かりませんが、刀剣の陳列に人が、特に女性が集中しているのが妙に印象的でした。

モバイルの時代を反映してか、昔と随分変わったなと感じたのが、写真撮影の可否について。以前はかなり厳しく禁止されていたはずなのですが、職員の方の話だと、著作権等の理由で撮影禁止のマークがついているもの以外は、撮影してもいいそうです。(動画、フラッシュはもちろん不可ですが)けどまあ、よくよく考えてみると、東博東京国立博物館の略称。スゴく久々に使った!)に所蔵されている国宝、重要文化財クラスの大部分の作品は、絵ハガキや図録になっていますから、わざわざ写真撮影する必然性ってあまりないんですよね。そう思ったので刀剣類や蒔絵箱は、あえて撮影しなかったんですよね。


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本館の2階に行く前に平成館へ。学生時代や若い頃はほとんど行かなかったのですが、こうやって改めて見てみると、古い時代の作品の面白さというものを、今さらながら再発見しました。若い頃には作者の名前のない作品を、そうである作品よりも一段低く見ていましたが、作家性がないから生み出せる、迷いのないまっすぐさというか、いやらしくなさというか、上手く言えないのですが、とにかく、作品によっては、とても面白いものがあるなあ、と思いました。


平成館を見た頃には、足がボロボロだったのですが、気力を振り絞り本館の2階へ。日本美術を時系列で紹介していたのですが、正直、1階の作品よりは、全体的に面白さに欠ける印象。ただ、その中でも所々には面白いものも。個人的には、浮世絵の展示はとてもワクワクしましたし、少し浮世絵について勉強したいなと思いました。

今回は、アジア関係や法隆寺の展示までは見れなかったので、まとまった時間が取れたらまた遊びに行きたいですね。学芸員の資格を取った、若き頃の自分を思い出したりもしました。

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