だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。府中の森笑劇場10月の回。大国魂神社。府中・立ち食いそば「元禄そば 江戸一」。

まだまだオンラインでの開催が多いのですが、読書会のサイトを見ていると、テーマが「秋」とか「芸術」とか季節を反映したものが多くなってきました。やっぱり「読書」の「秋」だからでしょうか。そこで積ん読の山から引っ張り出してきたのが、山口晃さんの「ヘンな日本美術史」。最近、博物館や美術館に行く機会も増えているので、アートについて少し勉強し直してみたいなと思っていたので、読み返すにはいいタイミングなのかもしれません。この本なら、というか、山口晃さんなら安心して他の人にも奨められます。

ヘンな日本美術史

ヘンな日本美術史

  • 作者:山口 晃
  • 発売日: 2012/11/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

本日は、京王線東府中駅で降りて、北へと歩いていく。少し早めに着いたので、昼メシでも食べようかと店を探していたのですが、途中で「リュヌシアン」という美味しそうな雰囲気のするパン屋さんがあったので、そこで買って食べることに。全体的にハード目で、しっかりパンを食べたという実感のする、歯応えと風味のしっかりとしているパンでなかなか美味しいです。今流行りの高級食パンとは真逆のアプローチで攻めているお店で、これは、当たりです!新作のナポリタンパンやプリンも、とても美味しそうだったのでまた来たいですね。

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そして、歩きやすい道をゆったりと10分弱行くと、目的の府中芸術の森劇場に。途中までは賑やかなお店もある商店街風の場所で、信号を渡ると、公園、自衛隊の敷地、学校などがあり、緑が増え人が減っていきます。道路一本で景色がガラリと変わっていくのが面白い。

今回は、府中美術館に行った時にもらったチラシを見て、府中の森笑劇場という落語の公演に。今月は一之輔師匠を筆頭に、人気のある若手の噺家さんが揃った印象です。ソーシャルディスタンスを考えて会場を大きい場所に変えて、間隔も空けたそう。おかげで完売せずに、割りとギリギリでもチケットが取れたので、感謝しないと。更にこの会場、一階の出入口付近の扉がとても多く、その気になればかなりの場所が解放できるよう。これならば、終演後も安心して帰れます。これからは、こんなタイプの劇場が増えてくるのかもしれません。

順番を見ると、このメンバーならどう見てもトリを取るだろうと思っていた、一之輔師匠が昼の部も夜の部も二番手という意外な順番。一花さん以外の、後からやる3人は凄いプレッシャーでしょうねえ。特に大きな会場で、先輩真打ちを差し置いてトリを取る吉笑さんは、いい経験ではあったでしょうが大変だったと思います。一之輔師匠も最初はゆる~くやるのかなあと思っていたら、口上のシーンになった途端スイッチが切り替わり、持ち時間をオーバーする大爆笑ものの熱演。こういう時に頑張る、一之輔師匠の後輩に対する愛情とほんの少しの底意地の悪さが、僕は大好きです(笑)。そして、その熱演が今回は見事にプラスに働いていて、あとから演じる3人がそれぞれ自分の持ち味を出そうと頑張ったのが、公演全体の底上げに繋がったのではないでしょうか。おそらく、主催者はしてやったりでしょうね。

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(演目)
春風亭一花 「たいこ腹」
春風亭一之輔ガマの油
柳亭小痴楽 「磯の鮑」

(仲入り)

柳家わさび 「茗荷宿」
立川吉笑 「一人相撲」


終演後、府中美術館に行こうかとも思いましたが、同じ府中の森公園の付属施設なので近くにあるのかなと思っていたら、距離で一キロ近くあり、予想外に遠かったので、諦めて府中駅近辺まで歩き、少しだけ大国魂神社に寄る。

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歩いている途中に見つけました。まぎらわしいっす(笑)

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まっすぐな一本道ですが、意外と歩きます。

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コロナの影響なのか、所々に神社の方たちと参拝者とが極力接触しないように、というスタンスがあるように見受けられました。仕方ないのですが、神様のいる所までそうせざるを得ないかと思うと、少しだけ哀しくなります。

帰り、駅の商業施設に入っている、「元禄そば 江戸一」さんで夕食。何が出てくるか分かりませんでしたが、店名にもついている「元禄そば」を注文。生卵とのりにねぎ、更には多めの山菜が入っていて、かなりお得感のある一品です。麺の太さは細すぎず太すぎず、つゆの味もだしが強めのさっぱり目。全体的には、すっきりとしてバランスのいい印象です。このつゆと蕎麦ならば、どんな具と組み合わせても、平均点以上のものが出せるのでは。もちろん、山菜もかなり合います。味だけでなく、おばちゃんを中心とした接客もハキハキとしていて好印象です。

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元禄そば 500円