だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。ええやん「朝活読書会」。国立演芸場10月上席2部。世田谷パブリックシアター演劇ワークショップ。

昨日の通勤帰り、小田急線の車内でネットのニュースを見ていたら、今日は直撃ではないけど首都圏に台風が来るらしいとの事。予定をみっちり入れてしまったので行けるところまでいき、キャンセルが出たり、電車の運行に支障が出たらその時に考えるしかない。そう腹をくくって家を出る事にします。朝は9時過ぎから神保町に行き、ええやん朝活読書会さんに参加します。今回のテーマは秋にふさわしい「芸術、アート」。

僕が取り上げたのは山口晃さんの「へんな日本美術史」。画家の山口晃さんが日本美術の作品の数々について、教科書とは少し違った角度から見立てていく、とても面白い本です。

読み返してみると、山口さん個人の発想の柔らかさだけでなく、日本画と西洋画の両方の技法に精通しているということが、この本の面白さに繋がっているように感じられました。

今回の読書会はみなさんの「アート」に対するそれぞれの切り口がとても面白く、意外なチョイスの選書が多くて、とても楽しかったです。


今回の読書会で、個人的に気になった本。「絵を見る技術」は、夜、三軒茶屋のツタヤに行った時に買ってしまいました。


その後、みんなと別れて半蔵門の「そばうさ」さんで昼食。おそらく移転前は最後になりそうです。ここのバジルつけそばのお陰で、バジル嫌いがかなり改善されたので、本当に残念です。来春の移転がなるべくスムーズにいく事を心から祈るばかりです。

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思ったほど風は強くありませんけど、雨足はかなり強い状況。それなのに、雨宿りの場所がほとんどないのが半蔵門。なので、少し早めに演芸場に行き待つことに。台風を見越して早めに来た他のお客さんもチラホラ。自分も含めて、本当に疲れきっているなあ。それでも見に来る我々も、ホントに物好きだなあ、と思いながら出演表を見ると、小痴楽師匠が休演という悲報が~。

寄席ですと、大変良くある話なのですが、よりにもよってこのタイミングかあ~、と思いかなりへこむ。SNSで調べてみると、どうやら地方の公演があり、台風の影響でそこに前日入りしないといけなくなってしまったよう。これは仕方がないですねえ。そう。仕方ないんですけれども、これで緊張の糸が切れてしまったお客さんは、僕も含めて少なからずいたのではないかと思います。

演者さんには罪はありませんし、客席の雰囲気の重苦しさを察して、盛り上げようと頑張って下さったのですが、倦怠感に満たされた客席の空気を一変するまでには至らず。どこか終始重苦しい雰囲気に包まれた公演でした。代演の夢丸師匠あたりは、もっと軽い雰囲気だと、かなり笑いの起こるタイプの噺家さんだと思うんですけどね。疲れと重苦しい空気に負けて僕も、中盤少し寝てしまったので、演者さんにはホントに申し訳ない気持ちで一杯です。けどその中でも、楽輔師匠の「死神」は豪快さとユーモラスさを兼ね備えていて、なかなか面白かったです。


(演目)
・柳亭楽ぼう 「一目上がり」(開口一番)
・柳亭信楽 「強情灸」
・三笑亭夢丸 「疝気の虫」
・三笑亭可南 「鼓の滝」
・やなぎ南玉 曲独楽
・柳亭楽輔 「死神」


天気予報を確認すると、どうやら台風は逸れてくれたようで、まずはひと安心。それでも、まだ雨は本降り状態で、移動するだけで疲れます。演芸場の轍を踏まないように、喫茶店で仮眠を取らせてもらい、三茶のツタヤさんに寄ったあと、世田谷パブリックシアターの演劇ワークショップに。前半はソーシャルディスタンスに気を付けながら、簡単なゲームで身体と心をほぐしていきます。いやあ~、本当にありがたい!

後半は秋から連想した言葉を使って、短いシーン作り。見ていても、演じていても、やっぱり一人一人の持っているアイデアって、本当に素晴らしいと思います。会社ですと、どうしても前例や教育などの制約で、なかなか個々の持つ創造力というのが発揮しにくい事が多いのですが、こういう場所ですと、リミッターなしで自由にクリエィティブな事ができるので、本当に楽しいです。