だいたい読書日記

本の問屋(取次)に勤めています。仕事柄、本を読むのが好きなので、ここで独り言を書いております。趣味でインプロという台本のない即興劇をやっており、ステージ経験もそれなりにありますが、コロナの影響で今はお休み中。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、野球など、好きな事を好きなように書いています。

日記。焼き直しでは誰も幸せにはなれないと思うのですよ。

商品の搬入が少ないので、われわれの職場でも今日は年休を取っている人間が多いです。休みたくないといえば嘘になります。けど、先週さんざん半休を取って楽しみました。締めるところは締めないと、仕事が忙しい時に戻ってこれなくなるので、これ位が調度いいのかもしれません。

あっさり終わらせて、デスクワークをやろうかと思っていたのですが、入荷が遅くなった商品があった影響で、思惑通りにはいきませんでした。それでも、先週からコツコツと書いておいたおかげで、明日締め切りの書類は提出できたので、まあ、それで良しとしましょう。


今後の情報収集も兼ねて、「東京近郊極上蕎麦 2020」を読む。前半の手打ち蕎麦店の情報は、お値段が高過ぎて一生縁がないだろうなあ、というお店の情報も含めて面白かったです。ただ、後半の立ち食いそば店の情報が、営業時間や一部のお店の情報を除き、去年刊行した「極上東京立ち食いそば2019」の記事と全く変わらないのを見ていると、流石にもう少し頑張ってくれよと言いたくはなります。緊急事態宣言前後は休業や短縮営業していた店が多いので、取材が大変だったのは分かるんですけどねえ。分かるんですけど、こういう時期だからこそ、立ち食いそば店の現状を知りたかったですし、そんな中でも頑張っているお店を新たに紹介して欲しかったです。去年の自分みたいに、新たに立ち食いそば店の情報が知りたいという方にはいいかもしれませんが。

う~ん。ここまで極端なのは珍しいですけど、出版業界ではこういう焼き直しは珍しくないですし、一つ大ヒット作が出ると、その何十倍の類似作が出てくるというのは良くある話しではあります。そういう出版業界の、良くいえばおおらかさ、悪くいえば節操のなさが、僕個人は嫌いではないのですが……。今回みたいな本を買って、読んで、やられたという経験を繰り返す事で、少しずつ本の目利きになっていく、という一面もありますし。

ただ、一般の読者の方には理解されにくいですし、資源やコストの無駄遣いでもあります。そろそろ業界のそうしたあり方も見直した方がいいのでは、という気もします。焼き直しが本家を上回ることはほとんどないですし、こうした事を繰り返していくと、出版社もジリ貧になっていきます。そうなると書店さんの棚も少しずつ魅力がなくなっていき、せっかく書店に来てくれたお客さんにとっても不幸なことになります。もちろん、そういう出版社さんや編集の方ばかりではありませんけど。

東京近郊極上蕎麦2020年

東京近郊極上蕎麦2020年

  • 発売日: 2020/10/27
  • メディア: 雑誌