だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。ちゃっかり温泉。面白いと思ったことはやってみる。

報道によると、18日のコロナ感染者が都内で500人を超えたらしいです。都では警戒レベルを最大レベルにまで上げたそう。年末年始にかけて予約したイベントが流れない事。そして安全に行われる事を祈るばかりです。コロナが流行してから祈ることが増えたような気がします。

個人的には早いのではと薄々感じていたのですが、演劇や映画など静かに鑑賞するものについては、10月頃から客席を100%入れていいよというお達しが出ました。劇場や映画館がそれに対応しようとしていた矢先でのこの状況。映画館や劇場や博物館、美術館に図書館といった施設にとばっちりが来ない事を祈るばかりです。

今日は、私用があって職場の人間が一人お休み。同じ一人休みでも、商品がびっくりするくらいくらいスムーズに搬入したので、昨日とは対称的にほぼノーストレスでスムーズに行く。本当ならこういう日に、12月に出る社内研修の課題をやっておくべきなんでしょう。あと、勤務シフトのチェックやら作業マニュアル作りとか。けど何だろう、自分でもびっくりする位やる気が湧いてこない。まあ、差し当たりの仕事はほぼ滞りなく出来ていますので、大きな問題はないのですが。普段は「人にばかり押しつけやがって」と言っていますが、ひょっとしたら、平穏無事な状態が苦手なのでは。フットワークの悪さに見事にかき消されています(笑)本来は非常事態向きのタイプなのかもしれません。インプロの舞台に出ている時も、ド緊張しやすい割には本番で持てる力は発揮できてはいると思いますし。(その力の小ささに泣きたくなる事こそありますが)


会社の外に出たら、そんな事も完全に忘れて、久住昌之さんの「ちゃっかり温泉」を読み終える。久住さんが仕事場を抜け出して、都内近郊の温泉に浸かり、ツマミでちょっと一杯するエッセイ。短文で歯切れのいい文章だなと思って読んでいたら、ふと、文章の歯切れの良さは、久住さんのフットワークの良さと関係しているのではという気がしてくる。

フツーの人は仕事さぼって、温泉入って、酒を飲む。そんな出来事が本になるとは思いませんし、仮にやろうとしても、働いている人の目もあるので、なかなか実行に移せません。おそらくですが、久住さんの場合、まず自分がそれを面白いかどうかというのがある。そして、面白いと思ったらまずはやってみる。クリエーターという事もあるのでしょうが、そういうマインドが染み付いているのではないでしょうか。そして、面白いと思う→実行するまでのスパンがとても短いのが、素晴らしい!


ほとんど飲めないという事もあり、飲んべえには少なからず苦手意識を感じている自分。そんな自分が、なぜ、飲んべえの代表格ともいえる、久住さんや吉田類さんの事が好きなのか?それは多分、フラッと目的地にたどり着いてしまう、そんなフットワークの良さに、あこがれのような感情を抱いていたからなんだ。この本を読んでいたら、そんな事に気つきました。

ちゃっかり温泉

ちゃっかり温泉


吉田類の酒場放浪記

吉田類の酒場放浪記

  • 発売日: 2009/04/21
  • メディア: 単行本