だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。本日のカップヌードルアレンジ。4年がかりで読み終えた本。ダイアログ・イン・ザ・ダークの思い出。

行こうかどうしようか悩んでいた、最果タヒ展。2週間近くうだうだとして、やっと行くかと思いローソンチケットに。すると、ミニ本付きの限定チケットはすでに予定枚数を終了しているそう。土曜の段階ではあったので、甘く見ていたら失敗しました。通常の鑑賞チケットはまだ販売されていますが、縁がないってことなのかなあと思い、あきらめる事に。特に年の瀬はバタバタするので、スケジュールもお金の管理も難しいです。

そのまま手ぶらでローソンを出るのも申し訳ないので、明太ポテトサラダを購入。カップヌードルのシーフードと合わせてみます。

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シーフード味+明太ポテトサラダ。

ポテトサラダも普通に美味しいですし、味付けと違和感はないのですが、明太の味もあまり感じず。先日、だるまやさんに行ったときにも薄々感じていたのですが、カップヌードルの濃い味付けに慣れてしまい、味覚が少し鈍感になってしまっているようです。



怖いなあ~、怖いなあ~~、(季節外れにもほどがある!)

乗りかかった船なので止めはしませんが、今後ペースは落としていく事にします。健康にも少し気をつけないといけませんし。


本日は夕方から会議。現場の引っ越しが近づいてきて、いろいろな部分が現実味を帯びてくる。避けられる事ないので、致し方はないのてすが、その事を考えると気が重いです。今回の会議のように、始まるまでは嫌々だったのですが、やり始めたら意外と乗り気でやっていたので、引っ越しもそういう風に出来たらいいと思います。


帰りの電車の中で、古典新訳文庫の「書記バートルビー/漂流船」を漸く読み終える。会社に持ち込むときの検印の日付を見たら、2016年の4月。4年半ですか。「書記バートルビー」は割と面白くあっさりと読めたので、時間が掛かったのは「漂流船」の方。記憶しているだけでも、少なくても3回は挫折しましたが、今回は何とか最後まで読みきりました。そうか、挫折した先の後半からが俄然面白くなるんですね。メルヴィルの仕掛けた罠にはまって、自分の思い込みが振り回されていく感覚が、何ともいえず楽しい本です。

緊急事態宣言中は満足に書店さんにも行けませんでしたから、積ん読の本の山を掘り返し、こうして読みきれた本が何冊かあったのは、今年の良かったことです。思い込みがくつがえるという点では、途中まで読んで8年間積ん読になっていた「まっくらな中での対話」にも共通しています。これを読了できたのは、今年の読書体験の中では良かった事のなかの一つです。おそらくダイアログ・イン・ザ・ダークを体験して、それほど経っていない時に読もうとしたものですね。

以前あった外苑前の場所が、東京オリンピックの会場近辺という事もあり、賃貸契約の交渉が難航しており存続が危うい、という噂を聞いていたので心配はしていました。しかし、どうやら場所を替えて今年の秋頃から一般向けのものも再開したようです。

暗闇の中だと、普段我々がいかに視覚に頼って生きているかがとても良くわかります。普通に歩くことさえままなりません。我々は普段どうしても視覚に障害のある方の事を弱者だと見てしまいがちです。それも一定の条件下の中でそういう風に感じているに過ぎないという事を思い知らされます。暗闇の中では彼等のアテンドのお陰で、我々は安全に過ごす事ができます。

それは、視覚が失われると他の五感が研ぎ澄まされていくという、自分の身の上に起こることからも体感できます。味覚が非常に鋭くなり、ウイスキー一杯で酔いつぶれそうになったのを思い出しますし、アイスクリームを食べたときの冷たくて甘い感触を8年経った今でも味覚がしっかりと覚えています。

読んでいたら、また久しぶりに行きたくなってしまいました。