だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記②。江東区芭蕉記念館。神保町・カレー「ボンディ」。三遊亭わん丈、入船亭小辰ふたり会@落語カフェ。

深川江戸記念館を出て、文字通り歩くあてもなく歩く。現代美術館に行こうとも考えたのですが、新しい靴がまだ馴染んでいない状態という事もあり、今日はあまり歩きたい気分ではない。とりあえず、森下駅に向けて、ぶらぶらと散歩してみる事にします。
人が少なくてのどかですし、歴史が感じられますし、もっとお給料がもらえてたら住んでみたいなとさえ思います。もっとも、それだけのお給料を貰える人は、平日の日中にこんなとこ散歩してないですけど(笑)

隅田川に向かって歩いていると、以前は大鵬部屋だった大嶽部屋の前を通る。確かに部屋の看板の近くに「大鵬道場」の文字があります。こうやって大横綱の残したものっていうのが、失われたり受け継がれたりしてるんだな、と少し感慨深い気持ちになります。


更に歩いていると、ケーキとパンの工場直売店が。たしかに、この辺、ケーキやスイーツの直売店が多い場所だという事を聞いたことがあります。残念な事に今日はお休みでしたが、開いている時間帯にまた来てみよう。

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ここですね。




川を渡る時に、川に信号機がある~、と思い面白がって撮影したもの。調べてみると、新小名木川水門という水門だそう。
この小名木川、東西に五キロ位の運河らしいのですが、川の左右で3メートルほど水位が変わるらしい。なのでパナマ運河のように、水門を開けたり閉めたりすることで、水位を調整し船舶を通過させているそう。なるほど~。


更に森下方面に歩いていると、江東区芭蕉記念館という建物が。折角なので、お邪魔してみることに。
正直、芭蕉さんもフォークリフトの免許の講習の時に、ビギナーズクラシックスの「奥の細道」をこっそり読んだ程度の知識しかありません。なので、正直あまり大きな期待をしていなかったのですが、これが意外と面白くて、いい意味で裏切られてちょっと嬉しい気分になりました。
今回は「季語」をテーマに企画展をやっていたのですが、ひとくちに「俳句」といってもいろいろな角度で見れるんだなと感心。



芭蕉庵。一時期、芭蕉は記念館のある近辺に住んでいたそうです。これはその縮尺模型。



中村苑子の句。「凧」と書いて、「いかのぼり」と読むそうです。ダイナミックを通りすぎて、凄まじい句です。



山口誓子の句。句だけでなく書としてもなかなか面白いと思います。隙間の部分が、いろいろな事を想像させてくれます。



地元在住の人形作家 石塚公昭さん作の芭蕉の人形。これがなかなかに味があっていいんでよね。


森下に着いたら、少し買い物をしたあとに、神保町の書店さんめぐりを少し。せっかくここまで来たし、20時で飲食店が完全にクローズしてしまうので、少し早めにかつ贅沢にカレーのボンディさんへ。季節限定の牡蛎カレーとプリンを注文します。
牡蛎カレーは大ぶりの牡蛎が4個入った贅沢なカレー。火の通りが絶妙で、カレーと一緒に食べると、至福の気分になる美味しさです。アクセントではいっているパイナップルも牡蛎とすごく合います。いやあ~、東京の欧州カレーの頂点の一つなのは間違いないのではないでしょうか。らっきょうまで美味いなあ。



牡蛎カレー(季節限定)1650円+大盛 150円。



プリン 500円。


お腹が満足した後は、エレベーターで建物の5階まで上がった落語カフェで、今日のお目当ての小辰さんとわん丈さんの二人会。緊急事態宣言中という事もあり、8時終了といういつもよりも短めの会になりました。
その代わり、木戸銭は1000円と超お得ですし、お二方も密度の濃い高座をやっていただいたので、充分に満足できました。軽く見たい時には、今日のような渋谷らくごのようなやり方はとてもありがたいですし、選択肢のひとつとして増えていけばいいのになと思います。

(演目)
・三遊亭わん丈 「花見の小僧」(おせつ徳三郎)

・入船亭小辰 「転宅」