インプロワークショップが終わった後、次の予定までほんの少し時間があったので、宮益坂のゆで太郎さんで、手早く腹ごしらえを、と思って入ってみる。
店員のおじいさんの愛想もあまり良くないし、商品もなかなか出てこず、失敗したかなと思っていたら、10分弱位すると漸く出てくる。味も大した事ないのかなと思っていたら、思いのほか美味しくて、いい意味で裏切られます。自分は温野菜そばを頼んだのですが、そばの茹で加減も、大変にいい塩梅です。紅ショウガが、温野菜とそばつゆをつなげるとてもいい仕事をしていて、こちらもなかなか美味しいです。
一見愛想の好くないと思っていたおじいさんも、食器を返却する時や、帰る時にはきちんとかつ優しく対応してくれる、心の中で思わず「お前ツンデレかよ」って、突っ込んでしまいました。
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温野菜そば 580円、
腹ごしらえを済ますと、ちょうど時間になったので、渋谷のキューズさんに行き、大喜利印刷展を見に行くことに。大喜利印刷とは、一般の方のツイッターなどのお題を、印刷会社の方達が廃材を利用して回答していくプロジェクト。溶かすと入浴剤になる名画、古本の香りがする香水、ずっとパラパラ漫画ができる装置、その場で名刺が作れる装置……等々、馬鹿馬鹿しくも真剣に作られた作品の数々に笑いつつも感心してしまいます。
写真を撮り忘れてしまったのですが、個人的にツボだったのが、「おもいっきりカレーうどんをすすりたい」というお題に対する回答。普通は、飛び散らないカレーを作ったり、シミのつかない服を作る方向にいくかと思います。しかし、彼らの出した回答は、白い道着とどんぶり、そしてカレーう道の奥義の書にカレーうどんのすすり方、四十八手マニュアル。「すすりたければ、心行くまですすればいい」という清清しいまでの開き直りと、手の込み具合いに思わず爆笑してしまいました。
面白いだけでなく、実は印刷って視角だけでなく、五感全てに訴えかけるものなのだという気づきにもなり、とてもいい刺激を受けました。もう少し大きな場所で、第二弾もぜひやってもらいたいです。