舞台が終わり、ついでだったので、以前から行きたかった武者小路実篤記念館に向かう事に。商店街まで戻る道を歩いていると、最近オープンしたばかりの、海鮮坊さんというお店にばったりと出くわす。刺身も最近食べていないし、こんな所に海鮮料理の店が、という意外感もあったので、寄ってみることにします。何にしようか少しだけ悩みましたが、お店が鮪を推しているようなので、鮪づくし定食を頼んでみます。
赤身の刺身も身がしっかりしていて、美味しいです~(*´∀`)
刺身の他にも、バジルや味噌で和えた小鉢もあり、これが一手間掛かっているだけでなく、文字通りちょうどいい塩梅で、これが赤身以上にいいお味です。サラダも味噌汁もちょっとずつ手が掛かっていて、その積み重ねが、食べていてうれしい気分にさせてくれます。イートインの場合はランチ限定でごはん食べ放題ということもあり、見た目以上にボリュームがあるのもいいですね。大変な状況でオープンしたからこそ、頑張ってもらいたいです。
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鮪づくし定食 1320円
腹ごなしも兼ねて歩いていると、神代高校の前で右折した後に、どこで坂道を下ればいいか分からなくなり、軽く道に迷ってしまい、とんでもない道に出てしまう。とても市外局番が03の場所とは思えん。
下って、昔の記憶を頼りに少しウロウロしていると、漸く案内板を見つけて、現地にたどり着きます。どうやらこらえきれずに、一本手前の道を曲がってしまったようです。悔しいなあ~。事前に確認してから行ったとはいて、やっていてひと安心です。さすがにここまでは自粛という名の弾圧の魔の手は延びてきていないようなので助かりました。
今回は、雑誌「白樺」に関連した展示になっていました。実篤の原稿はもちろんの事、実篤と親交の深い志賀直哉に関するものなどもあり、思いのほか貴重なものが多くて、楽しかったです。直哉が実篤の事を兄のように慕っているな、と思って調べてみたら、実篤の方が2歳年下!出会ったきっかけも、直哉が学習院の中等学校時代2年ダブってクラスメイトになったからだそうです。もしかしたら直哉にとって実篤は、甘えることのできる数少ない人物だったのかもしれません。
それにしても、この雑誌「白樺」。同時代の他の雑誌と比べると、ルソーに影響を受けたからなのか、それとも学習院のお坊っちゃまが多かったからなのか、どこか作っている側ののどかさのようなものを感じてしまいます。それは、自分の気のせいなのでしょうか?