同じ都内とはいっても、大都会銀座までは結構時間が掛かります。なのに、新宿や渋谷に行く感覚で移動すれば、そりゃあギリギリになります。有楽町線の銀座一丁目駅から、ソニーパークに向かって炎天下の銀座を急ぎ足で歩く、歩く。朝から結構な人の出。緊急事態宣言も飲食店と医療関係者の方以外には完全に有名無実です。無観客とはいえオリンピックをやってれば、それはそうなります。夏休みにもなりましたし、開催期間中は感染者は減らんだろうなあ。
そんなオリンピックや浮かれている人達は基本無視して、自分は我が道を行きます。今回、ソニーパークさんにお邪魔したのは、6月末から始まった展示を見るため。今回は「音楽は、旅だ」というテーマで奥田民生さんの参加されているそう。空港の手荷物預かり所をイメージした場所に置かれている大きさも形も違う穴の空いた箱。入り口で手渡されたヘッドホンのプラグを穴の空いた端子に繋ぐと、ミュージシャンが「音楽は旅だ」と感じる自選した一曲、そしてミュージシャンによっては選曲理由も聴けます。手掛かりは曲名とリリース年。参加ミュージシャンは130組。どんなミュージシャンのどの曲が出てくるのかは、プラグを刺してみるまで分からないので、二重の楽しみがあります。未知の音楽と出会うには、とてもユニークで面白い方法です。例外は、奥田民生さんで、直筆サインの書かれたボックスに「イージュー★ライダー」の曲名が書かれています。久々に聴くと、やっぱりいい曲です。
今回の展示とは別会場には、奥田さんがレコーディングで使ったステージが再現されていて、ファンにとってはたまらない空間になっています。
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入ってすぐの場所にある奥田民生さんの箱。
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コメント付きの箱。稀にミュージシャンのサイン入りのものも。
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ステージが再現された場所。
遅れて入った事もあり、本当はもう少しゆっくりしたかったのですが、次の予定が入っているので、12時過ぎにソニーパークを出て、急いで丸ノ内線に乗り池袋まで行き、凄い混雑にになっている場所を避けつつ、練馬方面の都バスに乗ります。20分ほどバスに乗って、南長崎二丁目で下車。信号を渡って少し北に行くと、トキワ荘通りに入りますが、地図を読み間違えて通りを逆走してしまい、途中で慌てて戻り、更にそこからまっすぐ進んでいくと公園と2階建てのアパートらしき建物が見えてきます。漸く、次の目的地のトキワ荘マンガミュージアムに着きました。続きは②で書きます。