だいたい読書日記

本の問屋(取次)に勤めています。仕事柄、本を読むのが好きなので、ここで独り言を書いております。趣味でインプロという台本のない即興劇をやっており、ステージ経験もそれなりにありますが、コロナの影響で今はお休み中。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、野球など、好きな事を好きなように書いています。

日記①。世田谷シルク「跡 2020」@ギャラリー・ル・デコ。渋谷・豚汁「ごちとん渋谷新南口店」。

昼から渋谷に出掛けましたが、緊急事態宣言など全く関係のない混み具合。ただ良く見ると、だいたい2人以内ですし、不快と思えるほどの大きな話し声もほとんどない。政府や都の言うことはもう信用していない。けれど自分達なりにきちんとリスクマネジメントを考えてはいるようです。それでも感染者数は増える一方だという現実と、自分も含めて出歩いている事の可否は完全に置き去りにしていますが(笑)


そんな訳で昼から、ギャラリー・ル・デコで世田谷シルクさんの舞台を観に行く。最近、このカンパニーさんのお芝居が気になっているのは、コロナ下でどう演劇をするのかという事を、演劇の枠組みそのものからアプローチをしようとしているからです。普通は、演目とか役者の人数とか、観客の人数など、既存の枠組みの中でどうやってリスクを最小化するように制約をかけるのかを考えながら上演しているが、現在の演劇の現状だと思います。


今回はアパートのワンルームを模した舞台があり、それが厚くて透明なシートでビニールシートのように囲われています。中にいるのは一人の30代と思われる女性。私たち観客はその中の声や物音を席の隣にあるヘッドホンで聴きながら、舞台を観る事になります。


中にいる女性は、30代後半の劇作家。コロナでずっと自宅待機を強いられている。ずっと自宅にいて、自分の実体験に基づいた上演されるあてのない脚本を考えているうちに、過去や現在、現実と虚構が混濁していって………。


ほとんどの劇団が試みていない事をしているので、いろいろとトライ&エラーの部分はあったと思います。シートで囲われていると、舞台の空気や臨場感は半分以上削がれてしまいます。それに、舞台上にいるのは一人だけという事もあり、必要以上にモノローグで説明しすぎてしまったようにも感じます。それでも、時間や現実が段々と喪失していく感覚というのはとても巧く表現できていました。ヘッドホンが必要以上に小さい物音も拾ってしまうのも、五感がずれていくような不思議な感覚がして面白かったです。しはらくはこの状況が続きそうですので、より挑戦していただきたいですね。

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こんな感じです。


舞台が終わって、次の予定まで少し時間があるので、駅に向かう途中で少し遅い昼食に。最近、代々木の本店以外にもチェーン展開を始めた「ごちとん」さんへ。良く煮込まれた野菜とスペアリブ。甘めですけどしつこくない味噌がとても美味しいです。ひとつだけ贅沢をいうと、この豚汁をおかずにかきこむには、ご飯の量がやや物足りない点が残念です。今日みたいに、それほどお腹が減っていない日には、これ位がちょうどいいですけど。

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スペアリブ豚汁定食1099円 +ご飯大盛 110円。


お腹もいっぱいになりましたし、次の予定の時間も迫ってきたので、銀座線に乗って移動します。始発なので座れますが、銀座線もやっぱり混んでます。


この続きは②に書きます。