昨日ほどではありませんが、朝早めに家を出て、青山一丁目から赤坂方面に歩きます。道も広いですし、日曜なので車の量も少ない。おまけに自然もそこそこありますし、何より歩行者の天敵ともいえる皇居ランナーが数える位しかいない!アップダウンこそありますが、とても歩きやすい場所で、朝から気分がいいです。
赤坂などという普段滅多にいかない場所に足を運んだのは、赤坂区民センターで「みなとシネマフェスタ」というイベントで上演される映画を見るため。普通の市町村なら公民館や集会所の場所に、さらっと400人規模のホールがあるのにはただただ羨ましい!港区って金持ってんなあ、って改めてしみじみと思い知らされる。
この映画祭で特長的だったのが、視覚や聴覚などに障害のある方でも楽しめるように、字幕や音声ガイドの対応をきちんとしている事。盲導犬を連れている方や、付き添いがある方を見ていると、映画一本見るという事が簡単な事ではない人たちの存在を、否応なしに意識せざるを得なくなります。いろんな事を分かっているつもりになっているけど、まだまだ勉強不足な事がたくさんある事を思い知らされます。
肝心の映画は、のんさん主演の「私をくいとめて」。他人とコミュニケーションを取ることが苦手な、30代おひとりさま女子の、恋愛やら仕事やら友情やらを描いた物語です。
恋愛や結婚が人生の全てだと思っている人に反発したくなったり、やりたい事リストを作って、それを消化していく所。自分のようなおひとりさまのおっさんと意外と考え方や生活パターンが似ていて、主人公にかなり共感してしまいながら見てしまいました。まさか、30代女子が主人公の作品を観てそんな気持ちになるなんて、自分でもびっくりです。劇中に出てきた、食品サンプル作り、すげー行きたいなあって思ってしまいましたもん(笑)
そういう事もあり、全体的に楽しく見れたのですが、それもこれも主人公ののんさんの演技があればこそ。上手いというのもあるのでしょうが、僕にとっては二階堂ふみさんなんかもそうなのですが、他の人にフォーカスがあるのに、なぜか彼女の方に目がいってしまう。そんな不思議な人を惹き付ける魅力があります。そういえば、競演している片桐はいりさんもタイプは全く違いますが、それに近い魅力がありますね(笑)。ひょっとしたら、のんさんの存在感を消したい時用に、片桐さんをキャスティングしたのでは、という考え方もできます。
映画を見終わった後は、書きものができる場所を探しつつ、赤坂見附方面に。途中、スタバを見つけて入れそうだったので、息を抜きつつ、読書アドバイザー養成講座のレポートを書くことに。自分が入った直後から、ひっきりなしにお客さんが来て、あっという間に外のオープンテラス以外は一杯の状態に。土日の赤坂は平日ほどは混まないと思っていたのですが、かなり甘かったようです。それでも一時間位はレポートに集中できたので、明日提出できそうなメドが立ちひと安心です。
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トーステッドホワイトチョコレートフラペチーノ
650円。
赤坂見附から丸ノ内線。新宿の紀伊国屋に行き、年末の紀伊国屋寄席のチケットを買ったあと、副都心線→田園都市線で三軒茶屋に。パブリックシアターにワークショップに行く前に、久々のブックオフへ。以前から欲しかった、東京の地球の歩き方、表紙に一目ボレしたスケッチジャーナル等を購入。
夕方からのパブリックシアターのワークは。好きなものを絵に描いて、それの作ったり食べたりしているのを擬音で表現するまでが、前半。後半は、グループでそれを組み合わせて、簡単なシーンを作っていきます。擬音だけだからこそ新鮮な所、逆に擬音だけだとなかなか伝わらない所。その両方を感じる事が出来て、いい体験ができました。