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チリトマ味+たっぷり野菜味噌汁(具のみ)
この組み合わせはいいですね。チリトマのスープと野菜はとても合いますし、腹持ちも栄養のバランスもよくなります。このフリーズドライの野菜だけの部分をどこかで商品化してもらいたいとさえ思います。
想定の範囲内ではありますが、商品の入荷が若干遅く、作業量以上に手こずる事に。出版社さんや製本所もそれぞれの事情がありますし、来ないことには出荷もできません。届いたらすぐに対応できるように準備しておくしかありません。今日は出来るだけ早く会社を出たいので、少しだけ焦りはしますが、まあ17時よりは早く帰れそうなので、よしとしましょう。
引っ越ししたときに時間外で働いた分と相殺する形で、今日は早目に会社を出ることに。三鷹芸術文化センターで舞台を観ることに。一時期よりは条件は良くなりましたが、それでも平日の夜の開演時間が19時半から19時に変更になったのは、ちょっとつらい。この劇場、演目も劇場も素晴らしいのですが、駅からの遠さだけが玉に瑕です。普段は三鷹駅からバスかタクシーを使うのですが、早く出たので、今日は手短に食事しつつ歩いて劇場まで行く事ができます。ゆっくり歩いて20分位でしょうか。途中歩いていたらこんな所でも、今話題のビックボスを発見。調べてみたら、去年の10月からこの質屋さんにイメージキャラクターとして起用されたようです。今のビックボスバブルを考えると、凄い引きの強さです。
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三鷹で見つけたビックボス。
そんなこんなで開場ギリギリ位の時間で、劇場に到着。今日観るのは、城山羊の会の「ワクチンの夜」という舞台です。城山羊の会の舞台は以前から観たい観たいと思っていたのですが、なかなかスケジュールが合わず観ることが出来なかったので、とても楽しみです。
お話しの方は、三鷹でワクチン接種をした、とある夫婦のその夜の話しなのですが、登場人物が一人残らずしょーもない人たちの上に、奥さん役の岩本えりさんがエロいことこの上ない。「これってコロナの設定なくてもフツーのエロしょうもない話しとして成立してない?」という素朴な疑問を感じてはしまうのですが、それを差し引いても作品の世界に入り込めたのは、役者さんのちょっとしたせりふ回しややり取りが、とても巧みでリアルだから。役者さんの声の大きさ等の違いなども実に上手く芝居の中で使っていて、演出家の山内ケンジさんの熟練の手並みを感じさせます。
観ている最中、しよーもない人達を他人事のように観ながら、ずっと笑わせてもらったのですが、彼らがどんな仕事をしているのか等、この舞台に出てくる家族たちが何者であるのかが、見事なまでに語られていません。そんな何者か分からない人達を、知ったふうな顔をして笑っている自分。劇中、相手の言葉を自分の都合のいいように解釈して、状況を正しく理解できない登場人物達。この舞台、一見するとただの馬鹿馬鹿しい喜劇に見えます。ただその底には、自分に都合のいい上っ面でしか人を見れない人間の本質を、鋭く抉っている。そう思ったとき、見終わった後に笑い顔が恐怖で凍りついてしまいました。