だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。キッチンGOTOのカキフライ。

予想通り、朝はかなり慌ただしかったのですが、11時まで凌げば何とかなるだろうな、という作業量の読み。それがピタリと当たって、昼過ぎからはかなり落ち着く。

昼前に、揃えば出荷ができるという商品。かなりの確率で西濃運輸の宅配便で来ていそう。ちょうど手が離せなかったのので、再雇用のおじさま方に引き取りをお願いしたら、なかなか帰ってこない。15分~20分後漸く戻ってきて、「探したけどなかった」とのお返事。そんな訳はなかろうと、仕方なく自分で行って、宅配の検品をしている現場に行き、協力社員さんに聞いてみると、「これじゃないですか」と言われて一発で見つかる。一体、どこで何を探していたのだろうか?謎です??

まあ、あったのはちょっとわかりにくいとこではありましたけど、聞けば1分で分かること。おじさまだけでなく、ちょっとでも通常ルートを外れると、途端に何もできなくなってしまう人達が多い会社だなあと思います。今に始まった訳ではありませんが。

うちだけでなく、大企業の場合、ブラスポイントを稼ぐよりも、マイナスポイントを計上しない方が、組織の中では明らかに生きやすい。やらかさないためには何が一番いいかというと、出来るだけ何もやらない事にたどり着いてしまう気持ちは分かることは分かるのです。自分もそういった一面を持っていますし。けど、それだけでは何か面白くないなあって思ってしまう、自分も確かにそこにいるんですよねえ。インプロを続けていられるのも、「自分からリスクに飛び込んでいく」という、インプロのポリシーが好きだから、というのも大きな理由かもしれません。子供の頃は、実際にハリセンボンを手で触らないと、痛いということが分からなかったという、クレイジーな一面もありました。今さらながらですが、本当に大企業向きの人材ではないよなあ自分って、つくづく思います。


こんなしょうもない事が考えられるのも、午後から仕事に余裕ができたからでしょう。なので、予定より少し早く帰らせる事に。年明けに回った、荒川線・舎人ライナーの謎解きの最終目的地に向かい、今日でミッション・コンプリートの筈だったのですが、探せども探せども、最後のパスワードが見つかりません。どうやら探索場所を間違えた模様。冊子を持ってきていなかったので、再度問題を解き直して、後日出直しです。


ただ完全な時間の浪費ではなく、電車に乗っている間に、立川こしら師匠の「その落語家、住所不定」を読み終える。以前読んだので付箋をつけている部分だけ流し読み返すつもりが、一度読み始めたらやっぱり面白くて、一気に読みきってしまいました。

広瀬和生さんの本でお薦めの若手落語家として紹介されていたのが、こしら師匠の事を知るきっかけ。それで興味が出て、広瀬さんのプロデュースをしていた、当時二人とも二つ目だった一之輔師匠との二人会を見に行ったら、上下もきちんときれていないのに(当時は)、金髪、長髪で着物も着崩れしているのに(これも当時は)、将来落語界を支えていくと言われている大器一之輔さんと同じくらい、いや演目によっては食ってしまっているほど面白い!エンターテイメントにとって「面白い」という事に勝るものはないはない、というのが自分の基本的な考えですが、それでも落語家ってこういう人もいるんだ、という強い衝撃を受けたのを、思い出します。

そういう訳ではないのですが、この本に書かれている一見すると極論でぶっ飛んでいるように見えます。ただ固定観念やしきたりを外して見てみると、物事の核心をとても鋭く突いていて、考えてから実行に移すフットワークが恐ろしいまでに軽い。ネット社会が発展してから、グーグルやアマゾンなどプラットフォームを作った一握りの勝者と、それを利用する大多数の敗者という図式で世の中が語られてしまう事が多くなりましたが、師匠の「その人に価値があり、そこに対価を払いたいという人が100人いたら、それだけで暮らしていけるのではないだろうか?」という考え方は、他にもいろいろな世の中の見方や生き方がある事を教えてくれるように思えます。

読んでいたら、師匠の落語を久しぶりにナマで聴きたくなってしまったので、まずは、メルマガ登録して落語会の情報を貰う事にします。


山手線に乗るために大塚駅で降りたので、久々にキッチンGOTOさんへ。シーズンが終わらないうちに、ここのカキフライを食べておかねば。少し早めの時間帯という事もあり、週末でもすんなり入れたので、迷わずカキフライ定食のライス大盛を選択。噛み締めるとカキの旨みが濃厚で、食べていると訳もなく涙が出そうになってきます。

あ~、本当に幸せだ!

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日本一の「カキフライ」ではなく、「カキ」と書かれている所に、自信と奥ゆかしさを感じてしまうのは、私だけでしょうか?

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カキフライ定食 1700円+ライス大盛 100円