朝食後、すぐに出掛ける。今日は、夕方まで調布近辺にいることになりそうです。
11時から文化会館の8階で落語会の予定。その前に1階のギャラリーで開催されている、宮崎祐次さんのイラスト展へ。
宮崎さんは映画関係の仕事を中心に活躍されているイラストレーターさん。今回は調布シネマフェスティバルと連動した、「調布映画地図」をテーマにしたイラスト展です。
かって日活のスタジオがあったり、石原プロが本拠を構えていたこともあり、かなりいろいろな場所が撮影場所で使われていた事がよくわかります。
最近では「花束みたいな恋をした」でいろいろなスポットが使われているそう。見たい見たいと思いつつまだ見れていないので、どこかの機会で見なければ……。
見ていると、絵画とイラストってやっぱり違うんだな、と強く感じます。特に、仕事のオーダーとしてイラストを描く場合は、構図やディティールよりも、伝わりやすさ、という事に重点を置いているように見受けられます。
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鈴木清順監督。これは思わず笑ってしまいました。
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かつてのオールスターズ。
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言わずとしれた、です。
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「花束みたいな恋をした」より。
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吉永小百合さんのサインが入ったイラスト。
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今回の展示の図録。イラスト集としても、映画ガイドとしても、町歩きの案内としても使える、優れものです。
予定通り、11時からは映像シアターで不定期で行われているシアター寄席。今回の主役は、談春師匠のお弟子さんの、立川こはるさん。
去年の年明け行った談春師匠の独演会の時にやっていた権助魚がとても面白かったので、一度じっくり聞いてみたかったんですよね。
立川流は、基本、寄席には出ません。なので、自分から情報を取りにいかないと、なかなかナマで聴くチャンスに巡り会えないのが、つらい所。
ここまで観に行くのなら、日本で唯一の演芸専門誌「東京かわら版」を買うのが、一番の近道のようにも感じてきました。
↑最新号。
低めでドスの効いた声、浴衣の着こなしのカッコよさ。ここまで「男前」の噺家さんって、男性でもなかなかいないのではないでしょうか。
あまりに男前過ぎて、マクラの時にはかなり違和感があったのですが、いざ噺に入っていくと、すっとその世界に入っていけるのは、語りがとても心地いいから。
ただの男性のマネではなく、女性ならではの柔らかさやキメの細かさがきちんと含まれているのが、凄い所です。
ゲストの談吉さんがホンワカとした中にも、所々に力強さが感じられるのとは、対称的です。なかなかいい組み合わせです。
休憩なしの90分という形式もとてもユニーク。始めての人にもハードルが低くなりますし、もうちょっと聴きたいな位の方が、次への楽しみへと繋がってきます。
(演目)
・立川笑えもん 「十徳」(開口一番)
・立川こはる 「金明竹」
・立川談吉 「阿武松」
・立川こはる 「ねずみ」
終演後、食事と買い物をするために、外に出ようとしたら、本降りの雨に。けど大丈夫、カバンの中に、折りたたみ傘が、と思っていたら、ない?
そうでした、昨日の夜、カバンの中を整理している時に、一時的に出して、そのままにしていました。
とりあえず、昼食は取りたいので、最上階に行ったら、幸いレストランは空いてそう。なので入ってみる事に。
雨という事を差し引いても、なかなかいい景色です。カツカレーもカツが揚げたての肉厚で、なかなか美味しかったです。
コロナ前はランチバイキングもやっていたのですが、今はお休みしているそう。バイキング好きとしては残念です。
カレーの美味しいバイキングは、それだけで嬉しくなります。なので、いつの日が再開してお邪魔できる日が来て欲しいです。
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レストランの窓から。あいにくの雨でしたが、それでもいい景色です。
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カツカレー 1100円+大盛 100円
続きは②に上げます。