朝から雨。おまけに肌寒い。今年の春は寒暖の差が激しくて、喘息もちの身にはちときついです。
昨日の予防接種の副反応も、左肩の痛み以外はほぼなくなり、出掛けられるコンディションにまでは回復。
昨日も、結局熱は出なかったので、無理すれば出掛けられない事はなかったのですが、自重して正解だったようです。やれやれ。
ε=( ̄。 ̄ )
春休みというという事もあり、雨降りの朝でも電車は結構混雑しています。来週から少しずつ通勤電車も混んでくるかと思うと、少しだけ憂鬱な気分にはなります。
テンションが落ちきらないうちに、朝食を取って気分転換する事に。以前の場所が閉鎖されて、京王線を降りてすぐ、小田急エースの地下通路に移転した、梅もとさんへ。
麺は細くのどごしがかなり良くなり、お寿司類を中心にサイドメニューも増え、オペレーションも手直しした模様。
以前とは別店舗のように様変わりしています。おかげで、味そのものも美味しくはなっているのですが、何でしょう、このしっくりこない感は。
棒寿司も完全に解凍しきれていませんし、かきあげも注文した事を後悔するパサパサ感。
立地が立地なだけに、平日のピークタイムも想定して極限まで効率的にした所までは分かるのですが、その反動で、所々の仕事が明らかに雑になってしまってるのが、ちと残念。
近くの嵯峨谷を筆頭に、かめや、よもだそば等、立ち食いそばの超優良チェーンがひしめく、新宿西口。こんな了見では生き残れんぞ!そう、ハッパをかけたくなります。
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そば棒寿司セット 590円+かきあげ単品 130円。
雨の中を出来るだけ移動したくなかったので、バスの本数の多い高田馬場からではなく、新宿から目的地の早稲田大学を目指すことに。30分ほどバスに乗ると正門前に到着。
日曜にも関わらず、かなりの人出。スーツを着ている人が多かったので、何だろうと思っていたら、どうやら大学院の授業などもあったよう。道理で学生さんにしては年が、という人が多かったのですね(笑)
それを差し引いても、僕を含めて一般人が多く、博物館やカフェが日曜日でもきちんと開いています。おまけに、グッズ売場まであります。
当たり前のように見えて、大学という事を考えると、これはかなり凄い事。ただ伝統があるだけでなく、それを守るための努力をきちんと怠らない事。他大学の出身者としては、少し悔しくはありますが、それ以上に頭が下がります。
そんな早稲田大学の中で、今話題の場所になっているのが、村上春樹ライブラリー。オープン当初はなかなか予約できなかったのですが、漸く取れたので、お邪魔する事にします。
空間もとてもお洒落ですし、外観だけでなく、調度品や空調、音響も行き届いた空間はとても居心地がいいです。
地下にジャズのレコードが流れていて、休憩できるスペースがあるのですが、読書するには最高の環境です。
まあ、読んでいたのは村上さんの本ではなくて、太宰の「新ハムレット」だったのですが(笑)
ライブラーも、村上さんの著書から、テーマ別に選書されたものまで。1冊1冊丁寧に見ていると、なかなか面白いです。
ジャズが流れている場所に、ヤクルトスワローズ関連の書籍のコーナーがある。いかにも村上さんの関わった本棚らしいです。
2階の展示室がまだ準備中だったのが、残念でしたが、なかなか貴重な体験でした。
ライブラリーを見学したあとは、出口からすぐ右手の建物にある、演劇博物館へ。
おそらく、今読んでいる「新ハムレット」の元ネタを翻訳したであろう、坪内逍遙先生の名が冠されている博物館です。
今回は展示替え中で、常設展と新収蔵品の展示がメインです。
古典芸能や映像資料など、特定のジャンルの資料が充実している博物館や劇場は、他にもあるかと思います。
ただ、日本の演劇史を体系的に学べる資料を持っている施設は、おそらくこの博物館くらいなのではないでしょうか。
博物館を持っているという事は、演劇に関する資料を収集しているだけでなく、その資料を利用した研究も体系的に行われているということ。
多数の役者や演出家を輩出している土台になっているのは、間違いないようです。
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演劇博物館。
予想以上に長くなってしまったので、続きの日記は、②に上げます。