だいたい読書日記

本の問屋(取次)に勤めています。仕事柄、本を読むのが好きなので、ここで独り言を書いております。趣味でインプロという台本のない即興劇をやっており、ステージ経験もそれなりにありますが、コロナの影響で今はお休み中。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、野球など、好きな事を好きなように書いています。

日記。文学の教室「巨匠とマルガリータ その1」@本屋B&B

自宅にスマホを忘れるわ、自販機でコーヒーを買おうとしたら商品が出てこないわ。とにかく、何かイヤな気分の朝です。

それでも午前中から下北沢に出掛ける。本屋B&Bさんで、藤谷治さんの「文学の教室」。今回から3ヶ月かけて、ブルガーコフの「巨匠とマルガリータ」を読んでいきます。

ここのところ、他の読書会と被ってしまった事もあり、 まだ上巻の半分にもたどり着いていません。明らかな準備不足です。

それでも、ここ半年位リアルで参加しているのがほぼ自分一人だったので、やっと何人か他の会場参加の方が来てくれて、それだけでもありがたいのひと言。

今回は初回という事もあり、作品の内容には深く触れることなく、ブルガーコフの生涯や作品の描かれた背景についてのお話が中心になります。

ブルガーコフウクライナキエフで生まれ、ロシア語で作品を書いた事。それがあえてこの作品を取り上げた大きな理由になっているそうです。

そういう事もあってか、記者の方も取材に来ていました。記事だけでなくて、写真の撮影も自分でやっているそうで、マスコミの方もいろいろと大変です。


ここまで読んだ感想としては、とにかくぶっ跳んでいるというのに尽きます。いい意味で、冒頭からこんなに訳のわからない展開が続く本は、「ドグラ・マグラ」を読んだ時以来なのではないかと思える位の衝撃です。

そもそも、今の段階では、なぜタイトルが「巨匠とマルガリータ」なのか?その事がさっぱりわからん(笑)


藤谷さんのお話によると、ここまで自由でぶっ飛んでいるのは、ブルガーコフの書いたものが、社会主義下のソ連では、体制批判に当たるとして弾圧された事と、深い関係があるそう。

出版されるあてがないからこそ、何の制約もなく描きたいものを、自由に描こう。そんな凄まじいまでの覚悟を、10年間持ち続けられたからこそ、出来上がった作品だと言えるでしょう。


来月からは、もうちょっと深い話をするので、出来れば読んできて欲しいとの事。

面白いですけど、なかなかのボリューム。手強いですけど、何とか、読み終えるように頑張ります。