だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。新橋・立ち食いそば「かのや新橋駅構内店」。日比谷らくご倶楽部第1回@東京新聞社本社ホール。

今日は新学期とゴールデンウィーク前との狭間で、少し落ち着くかな、という予想で夜に予定を入れたのですが、完全に読み違えました。

先週の木、金ほどじゃないけど、平常時と比べたら、無茶苦茶多いじゃねえか~

( ;゚皿゚)ノシ

3月、4月はプライベートも犠牲にして、仕事に身を捧げろという事でしょうか。


「絶対に断る!」


ただそこは小市民のワタクシ。やらなければいけない仕事を放置して帰り、翌日冷やか視線を浴びつつ、「こいつ使えねえな」という陰口を叩かれた挙げ句、仕事を放置しかえされる。

そんな仕打ちに耐えられる強靭なメンタルの持ち主ではありません。

なので仕方ないので、早く出てきて、ギアを高めに上げてやるしかありません。


昨日よりは順調に仕事を片付けていると、昼、車内でお弁当を売っている総務の人がやってきて、今日は急遽販売が中止になったというお知らせ。

値段の割には品数も多いし、食堂に行くのが面倒な今日みたいな日には、大変重宝していたのに。

あっ、いかん。なんか、ちょっと悲しくなってきた。


昼15分突っ込んで仕事をしたので、外出するほどまでは時間はありません。

朝コンビニで買ったおにぎりを一つ残しておいたので、あとは何を食べようかなと思っていたら、先月買ったままでそのままになっていた、トムヤムクン味のオシャーメシがあったので、それを食べる事に。

パクチーが苦手なので、買ってしばらく経っているのに、手を出すことをためらっていたのです。

ただいざ食べてみると、パクチーの香りも酸味もそこまでは強くなく、全体的にまろやかささえ感じるお味。ココナツミルクが全体の味を丸くしてくれて、とてと効果的です。



オシャーメシ トムヤムクンのスープごはん。


午前中の頑張りの甲斐もあって、差し当たりやらないといけない仕事は定時に片付けられたので、速攻で着替えて内幸町方面に向かう。

最初は、西日暮里から千代田線に乗り霞ヶ関駅で降り歩こうかと思っていたのですが、超初歩的な勘違いをしてしまい、日暮里で降りてしまう。

戻るのも、めんどくさくなってしまったので、新橋駅まで行って、そこから歩く事に。

少し時間がありそうだったので、その前に南口の構内にある「かのや」さんで夕食を採る。太めのゆで麺ですが、回転率が速い事もあり、しっかりと歯ごたえが残っているのが好印象です。

汁も醤油が少し強め。太めに麺とのバランスがとても良く、全体的にがっしりとして食べごたえのあるそばです。

立ち食いそば超激戦区の新橋でしっかりと生き残っているのは、ただ立地が良いからという理由だけではありません。



ミニかき揚げ丼セット 680円+麺中盛り(1.5玉) 100円。

ちょっと方向を間違えてしまい5分ほど余計に歩いてしまいましたが、方向音痴の自分にしてはまずまず順調に、会場の東京新聞さんの本社にたどり着く。


ホールの隣のオフィスでは、みなさん仕事をされていますし、スタッフも社員と思われる方が担当されていて、文字通り手作りで新しい落語会を作っているというイメージ。

それだからこそ逆に、ただの主催事業ではなく本気で会を定着させたいんだな、という気合いを感じます。

手作りの会とはいっても、流石は新聞社さんと思ったのは、機材が半端なく凄いこと。カメラだけでなく、マイクや照明まで全てプロ仕様です。

マイクの感度が良すぎるために、最前列のお客さんには、「拍手は小さく、笑い声は大きく」というお願いがあったのには、思わず笑ってしまいました。これだけでも、仕事を無理矢理終わらせて来たかいがあります。


肝心の落語会の方ですが、初回の今回は、わん丈さん率いる、昇りんさん、昇さんの二つ目の噺家さんの3人組のチームが登場。今後は、林家つる子さん、桂竹千代さんがリーダーの3チームをローテーションで回して行くそうです。

今回の「すみれ」の花言葉をテーマに、そこから連想される噺を3人が演じる、という趣向です。


昇りんさんは、ほぼ始めましての噺家さんです。滑舌で弄られる昇太師匠のお弟子さんとは思えない、淀みのない語り口。柔らかくて角が立たないので、聴いていてとても心地よかったです。

あまりの気持ちよさに、ちょっとだけうとうとしてしまった位です(これは、噺家さんのせいでは断じてありません)


昇さんは、穏やかな時には極めて腰の低い方なのですが、感情が昂ってくると、キレ気味のキャラになる。そのギャップが面白いです。

持病の癪が出てしまったおかみさんに、それを主人のために何とかしようとすればするほど空回る女中。そして、町人にいきなり訳のわからないお願い事をされてひたすら戸惑う武士。

そんな三者三様の感情の昂りと、迷走っぷりがしっかりと描かれていて、なかなかの聴き応えがありました。


トリのわん丈さんは、元気な後輩二人の後という事もあり、終始落ち着いた印象。お客さんの反応を見ながら小ネタを挟んでいくあたりは、噺家として上手いという以前に、人としてコミュニケーションに長けているのだろうと思います。

(演目)
・春風亭昇りん 「写真の敵討ち」
・昔昔亭昇 「やかんなめ」

~仲入り~

・三遊亭わん丈 「匙加減」
・3人のアフタートーク(鼎談)

演目表にこの単語が書かれているあたりは、さすが新聞社です。