だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。森見登美彦読書会@渋谷天狼院。

今週は出版社がお盆休みになる事もあり、全体の作業量が落ち着くという予想だったのですが、見事に読み違える。


そうでした。後期の教科書の事を忘れていました。休みの人間が多かったり、担当者の段取りの悪さがあったりして、巻き込み事故のような状況になり、思わぬ慌ただしさになってしまいます。

今週は慣らしで仕事が出来ると思っていたのですが、完全に油断していました。我ながら甘い。

ただ、考えようによっては、段取りの悪さがここで出てくれたのは運が良かったのかなあと思います。9月の忙しい時期に向けて、作業のやり方を見直す機会になったとは思います。

問題は、それを部署全体で共有できるかどうかです。そもそもそれが出来ていれば、ここまで面倒な事にもなっていないような気のする案件。

う~ん、ちょっと頭が痛いです。


先週末は少し落ち着いていましたが、昨日あたりからまた猛暑モードに。テンションはイマイチ上がりませんが、それでもやるべき仕事はありますし、お腹が減ってご飯も食べれる。そう考えれば、自分の人生もそんなに捨てたもんじゃないのかなあ。


お昼はチキンラーメンの新製品を食する事に。出来上がった香りは、「純喫茶のピザトースト風」の看板に偽りなし。思ったよりも違和感はありません。確かに、チキンコンソメベースのトマトスープ味と考えると普通に美味しいものが出来上がるのは、当たり前といえば当たり前です。



チキンラーメンビック トマト&チーズ。


夜は渋谷の天狼院さんで、森見登美彦「阿呆」読書会。タイトルに惹かれたので、日曜日のファナティック読書会の時に急遽申し込んでしまいました。

僕は一部の作品を除いては、しばらく森見作品とご無沙汰していたのですが、みなさん強者の「森見ファン」ばかり。勉強になっただけでなく、森見作品を思い出すいいリハビリ活動にもなりました。

ほとんどの人が「四畳半神話大系」を持ってきていた他は、「恋文の技術」とか「夜は短し~」とかが人気の「阿呆」のよう。「有頂天家族」はもうちょっと「阿呆」作品としての人気があるかと思っていたのですが、それほどでもなくちょっと意外な感じが。「四畳半タイムマシーンブルース」は、未読ですが読んでみたくなりました。


自分は「走れメロス 他四篇」の中から、特に「走れメロス」にフォーカスを当てて紹介。ピンクのブリーフ一丁で、「美しき青きドナウ」のメロディーに合わせて踊る。その絵面を想像するだけで笑えますし、阿呆な事この上なし。

無茶苦茶やっているように見えて、太宰治の作品そのものの中にある「阿呆」な一面を結構的確に突いているあたり。やはり森見氏はただ者ではありません。