スーパー合体シリーズの最後の1品。辛麺&にんにく豚骨。にんにく豚骨の臭みの強さに少し苦手意識があったので、シリーズの中で一番不安だったのですが、実はこれが一番当たりなんじゃないかと思います。
辛麺の辛味が豚骨スープのお陰で上手く丸くなっていますし、にんにくのキツさが辛麺の辛味で上手く中和されています。お互いの角がある部分が上手く取れて、味全体が丸くなっている印象。いい相乗効果が生まれていると思います。
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辛麺&にんにく豚骨
決算前の割りにはおとなしめの仕事量。今週末から来週頭にかけてが逆に怖くなってきます。けど、考えていても今更どうにもなりませんからねえ。せいぜい、今のうちに楽しんでおこ。
偉くなって、残業と責任が増え身動きが取れなくなる。それよりは、給料分はしっかり働いて、稼いだお金と空いた時間とで好きなことをする。そちらの方が性に合っているなと感じる今日この頃。
若い頃はトレカ集め以外の趣味がなく、自分は仕事人間だと思い込んでいたのですけどねえ。そう考えると、飛ばされたお陰で、結構いい方向に転んだかもしれません。人生、何が幸いするか分かりません。
定時に仕事が終わった後は、久々に御徒町に。とりあえず、ブックオフに寄って何冊か本を購入する事に。場所柄もあるのでしょうが、ベストセラーが多い替わりに、他のチェーンより価格設定がやや高めかな、という印象。
掘り出し物を見つけるよりも、新刊で欲しかった商品を探してみる方が面白いのかなと思います。
その後は、広小路亭で立川談洲さんの独演会を聴くことに。日比谷らくご倶楽部の時には、テンポ良く畳み掛けていく印象。それが独演会になったらどうなるのだろうかと興味深かったのですが、まくらや小咄を混ぜながら、結局そのままテンポ良く二時間押しきりました。他の会にお邪魔していないのでまだ判断がつきかねますが、基本はこれが今のスタイルなのかもしれません。
ネタ的にもかなりの情報量になりますし、通常の噺家さんよりも体力も集中力も使います。それでも、最後まできっちりとテンポを保てるのは、純粋に凄いと思います。大ネタを演じる時には、どうするのかなというのも観てみたいですね。
個人的にツボだったのが、仲入り以降。ドアの修理を頼んだら、あちこちにたらい回しにされた挙げ句、関わった人間がことごとくポンコツだったというまくらから始めて、お化け長屋へと流れていきます。「ポンコツのロイヤルストレートフラッシュ」はとてもいいキラーワードです。
お陰で、職人の押しの強さ以前に、実は杢兵衞さんが交渉窓口として、かなり穴の多いポンコツな方だという見方も出来るんだという事が露見してしまいます(笑)
笑わせてもらっただけでなく、こちらも素直に関心していまいました。
(演目)
・湯屋番
~仲入り~
・お化け長屋