手帳を2回チェックしたはずなのですが、国立演芸場のレクチャーデモンストレーションの開始時間を間違えてしまいました。
計算が合わないからおかしいなあとは思っていたのですが、アホですね。出勤の時じゃなくて良かった、と思うしかありません。
(*`・ω・)ゞ
死ぬ気で急げば、10分程度の遅れで着きそうだったのですが、電車が遅れて万事休す。 上方漫才は諦めて、今日もう一つ申し込んである、次の講談の時間に焦点を合わせます。
完全にこちらのポカなので、着いたら平謝りして、会場に。このレクチャー、ひとコマ45分と短いのですが、プロの方が指導してくださるのが、大変に嬉しいところ。
普段、国立劇場や演芸場に行っていないと、こういうレクチャーがあるという事もなかなか分からないので、申し込みがそこまで多くない、というのも魅力の一つです。
先生は講談協会の田ノ中星之助先生。我々のためにわざわざ張扇まで作ってきていただいて、とても優しい先生です。基本的には張扇は各自で作るものだそう。てっきり市販のものかと思っていました。
その張扇を使って、戦記ものの武将のように、参加者が名乗りを挙げていきます。時間が限られている事もあり、とにかく参加した以上は実際にやってみる、というのがレクチャー全体の基本方針のようです。
人によってはハードルが高いかもしれませんが、個人的には望むところですし、おかげて結構楽しめました。
とにかく急いできたので、終わったら、まずは落ち着いて食事をすることに。前々から行きたかった、演芸場近くのごくうラーメンさんに入ろうとしたのですが、店内喫煙オッケーの店だそうなので、あきらめて、中華料理の紅花さんへ。喘息持ちの僕には、タバコの煙りは大敵なのです。
お腹が空いていたので大盛を頼んだのですが、この店の盛りが良い事をすっかり忘れていました。少し食べ過ぎました。
↑
牛肉焼きそばセット 890円+麺大盛100円。
まだ時間があったので、駅前の書店さんでバーゲンブックの本も含めて何冊か買うことに。
講談社文庫のフェアの本を買うと、QuizKnockさんのステッカーを貰えたのですが、店員さんに、「このステッカーのどこに需要があるのだろう」と首を傾げて、
「いります~?」
と言われながら、ステッカーを渡されると、何だかとても不安な気持ちになります。
まあビジネス街なので、おじさん達に「何コレ?」っていう顔を散々されたんだろうなあ、という気はしますが(笑)
その後は演芸場に戻り「演芸大にぎわい」を観る。日本演芸家協会という団体の主催で、その傘下のいろいろな組織から噺家さんや色物の方達が登場する、普段の寄席とは少し趣きの違った興行です。
レクチャー・デモンストレーションも演芸場と協会が主体で行っているようです。
全体的にバラエティに富んでいて、かつなかなか渋めのメンバー。麒麟児先生や玉八先生の芸は始めて拝見します。玉八先生は、正統派の音曲の所々に幇間芸の要素も混じり、他ではなかなか見れない芸。結構、楽しめました。
落語の方は、夢太朗師匠と鶴光師匠という東西のベテランが仲入り前とトリに登場。円熟していながら、始めて落語を聴く人でも分かりやすく、親しみやすい芸です。
特に鶴光師匠は、ラジオDJやタレントのイメージが先に来ますが、落語の方もかなりの実力者だなあと、聴いていて改めて思います。上方落語を東京に紹介してくれる貴重な存在です。
(演目)
・口上(夢太朗、小さん)
・神田紅希 「幼き日の家光と信綱」(開口一番)
・田辺凌鶴 「金栗四三」
・シンデレラ・エクスプレス 漫才
・三笑亭夢太朗「目黒のさんま」
~仲入り~
・東京太・ゆめ子 漫才
・悠玄亭玉八 粋曲
・笑福亭鶴光 「試し酒」
終演後は、千代田線に乗るために国会議事堂方面に。国葬前だからなのか、かなりものものしい警備です。
僕も一回、職務質問されました。ちょうど良かったので、駅までの道を尋ねると、かなり親切に教えてもらいました。道案内としてなら、これ以上頼もしい方達はいません。
日比谷、有楽町方面に行った後、帰りに茅場町に寄る。前々からやりたかった、兜町の謎解きのキットを購入する。
今日の所は購入だけにして帰宅する事に。謎を解くのは後日にします。これもQuizKnockさんが関わっていますねえ。何かと彼らに縁のある日です。