会社は決算日ですが、こちらは楽しい最後の夏休み。今月中に取らないと、最早『夏』休みとは呼べませんからねえ。
午前中、ジブリ美術館に行き、そこから井の頭公園に行き、吉祥寺で謎解きをやる。そんな計画をざっくりと立てていたのですが、よくよく考えてみたら完全にデートコース。
カップルに囲まれ、おっさんひとりで長時間過ごす。そんな絵を想像したら完全に心が折れてしまいました。今の私のコンディションではとても持ちこたえられません!棚卸し前に痛め付けられた身体を癒すために休養し、夕方から出掛ける事に。
ゲームマーケットのチケットの発売日だったので、チケットだけはきっちり確保しておく。春上手くいったので、早期入場券をゲット。またお金で時間を買う方式でいきます。
まずは、井の頭線の下北沢駅に出て、買い物した後に、謎解きショップへ。下北沢と吉祥寺のキットを買います。かなり以前からやりたいと思っていたのですが、どこかで縛りを入れないと、どこまでも怠け心が出てしまう、最近のワタクシ。まずは買ってみることにします。
その後は吉祥寺に移動し、まずはブックオフへ。白酒師匠の本が安く売っていたので真っ先に確保して、あとは店頭をいろいろと当たってみる事に。よしっ、少しおっさんの夏休みらしくなってきたぞ~!
o(`^´*)
時間を見計らって南口に移動し、夜は武蔵野公会堂で談笑師匠の一門会。談洲さんに教えていただくまで、こんな素敵な会がある事を知りませんでした。
受付や会場の設営も一門の方がやっている、本当に手作りの会。なので告知も師匠のホームページか、お弟子さんの口コミのみです。
手作りの会なので、やや緩めの会なのかなと思ったら、みっちり三時間弱の真剣勝負。実験的な部分こそありますが、2500円という値段が申し訳ないと感じてしまう内容の濃さです。
落語がきちんとしているという事が大前提ですが、おいしければ手段を選ばない所は、お弟子さんも師匠譲りだなとつくづく思います。
国喪に反対するデモに突っ込んでいったり、シュールストレミングを食べる会に行ったり......。この人達、一体何をやってるんだ(笑)
ただ漫然と師匠から教わった古典落語を演じるのではなく、それぞれの中に落とし込んで、今聴く人にも共感できるように独自の解釈で演じている所も、談志師匠から受け継がれていて、師匠譲りの部分です。
お客の聞き応えと演者のやりがい。両方あるかと思いますし、今日の会もそうでした。師匠が談洲さんが苦手意識を感じている師匠の実名を暴露したり、笑二さんが師匠の手違いで前回の一門会が流れてしまった事をバラシたり、和気藹々とした雰囲気がある一方、芸でぬるま湯に浸っていたらあっという間に淘汰されてしまう厳しさもあるなあ。そんな風に観ていて感じます。談春師匠とは違った意味で、優しくて厳しい師匠だなと思います。
(演目)
・笑王丸 「子ほめ」
・吉笑 「ぷるぷる」
・笑二 「青菜」
~仲入り~
・談洲 「真田小僧」
・談笑 「佃祭」