何もせずに、ただゴロゴロしたい。そんなダメ人間モードに陥る。疲れが溜まると思考やコミュニケーションが雑になる悪癖が、また顔を覗かせます。
そんな気持ちを、談春師匠の強面の顔を思い出して、何とか力ずくで抑え込み、昼から南北線経由で王子に向かいます。今日は北とぴあのさくらホールで北区の区民寄席を聴きにいきます。
中に入ると、去年同様北区の名産品コーナーが。自分は「虎月」さんの「かすていらラスク」を購入。ラスト二本だったので、本当は全部欲しかったのですが、後ろの人達の圧にあっあり負けて、一本だけ買うことになってしまいました。
う~ん、小市民(笑)
雑味のないすっきりとした甘味で、カステラそのものもかなり美味しいのが想像できます。店舗は板橋駅から歩ける場所にあるようなので、早めに帰れた日に行ってみたくなりました。
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「虎月」さんの「かすていらラスク」(本日特価200円)。ラスト2のうちの一つ。
去年の若手落語家競演会の優勝者の吉緑さん。文治一門の師弟に挟まれて、少しだけやりにくそうです(笑)
それでも、面白い映像がきちんと想像できる所が素晴らしいです。若手落語家競演会でも感じましたが、噺や言葉の取捨選択や見せ方が、若手の中ではかなり上手い方だなあという印象です。
センスが素晴らしいのか、並々ならぬ努力家なのか。おそらく、その両方なのだろうという気がします。
わさび師匠は、おじいさんおばあさんが、パリピになるためにMCに弟子入りする、という新作落語。
パーリー・ピーポーの噺で、年齢層高めの客層をきっちり笑わせている所はさすがです。アイデアの面白さも勿論ですが、分かりやすくかつ説明しすぎないように作らないと、年配の方にはなかなか伝わりにくいテーマです。
そこのさじ加減を上手くコントロールして、ドッカンドッカン受けているあたり。病弱キャラで巧みに隠していますが、かなりしたたかで、粘り強い噺家だなあと思います。
トリは談春師匠。色気たっぷりでしたたかなおかみさんにしか見えなくなるのが、芸の凄さと不思議さ。文蔵師匠もそうなのですが、強面の師匠が熟女を演じると、妙に色っぽくなる事が多いのですが、あれは何故なのでしょうか?
僕みたいな人間から見たら、芸の奥深さとしかいいようがありません。
(演目)
・桂空治 「やかん」
・柳家吉緑 「夏泥」
~仲入り~
・柳家わさび「MCタッパ」
・マギー司郎 奇術
・立川談春 「紙入れ」
区民寄席が終わった後は、まっすぐ帰らずに、木場に寄って、東京メトロの街めぐりスタンプラリーをする事に。普段ほとんど行かない場所なので、歩いているだけで新鮮で面白いです。
工場や印刷所が多いのは、かつて建築資材を管理する一大拠点だった名残でしょうか?清水建設の工場もありましたし。
この日は夕方になってしまいましたが、木場公園や現代美術館もあるので、日中また改めて来てみたいですね。木場公園の大きさにはびっくりさせられましたが、次回はもっと細かい所まで見てみたいです。今日の所はコースのスタンプを全てゲットできたので、良しとします。
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デイリースポーツの社屋。木場にあったのを始めて知りました。確かにこの辺、印刷所が結構多かったような気がします。
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木場コース達成特典の壁紙です。
#落語 #スタンプラリー #街めぐり