だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。ゲームマーケット2023春。国立演芸場5月中席(江戸家猫八襲名披露興行)。赤坂見附・立ち食いそば「富士そば赤坂見附店」。

今日は楽しみにしていたゲームマーケットの日です。以前でしたら、早く家を出てたのですが、昨日の方に行かなかった段階で、そこまで急がなくてもいいのかなあ、という気分に。

会場も大きくなっていますし、入場時の対応も年々良くなっているので、開場の前後を狙ってビックサイトにいく事に。

今回は豊洲経由でゆりかもめを使います。最初に行った時には、青海の展示場だったのですが、間違えてこちらの方に行ってしまったんですよね。そんな頃が懐かしく感じます。

今回は、ゲームマーケットのホームページの出展者のブログを見て、面白そうなブースを中心にブラブラする事に。

 

小さいものを中心に購入し、1時間ちょっとで予算に近い金額を購入する事に。一休みしようかと思っていたら、どうやら落語会があるらしいという事なので行って見ることに。

 

「えっ、落語会、なぜ?」

 

アナログであれば何でもありのゲームマーケット。とはいえ、流石に落語はおかしいと思っていたのですが、今回の高座を務める三遊亭楽天さんは「TRPG落語」という新作落語を演じていらっしゃるそう。

聴いていると、「ダンジョンズ&ドラゴン」とか「トラベラー」とか、往年の名作TRPGの名前が。(他にもいくつかあったのですが、私にはどんなゲームなのかわかりません)

 

楽天さん、かなりのガチです。

 

なるほど、納得です。

三遊亭楽天さん

今回購入した作品

 

楽天さんの高座を聴いているうちに、

 

「ひょっとしたら、今の自分は、とてつもない本末転倒な事をしているのではないか?」

 

とふと思い、一席終わった後に抜けて、行きのルートを戻る事に。そう、私は国立演芸場の猫八先生の襲名披露興行のチケットを持っていたのです。

当初は流すつもりでいたのですが、ここで一席聴く位なら途中からでも国立に行った方が遥かにいい。まだ襲名口上にも間に合います。

 

そんな訳で、ゲームを無理矢理鞄に押し込んで有楽町線へ。そう、ビックサイトから演芸場の最寄駅の永田町は意外と近いのです!

 

お陰で、金馬師匠の途中から聴ける事に。

 

正楽先生が紙切りをしている最中に、完成したもの欲しさに、女性とお子さまがかち合うという、どこかのスポーツニュースで見た展開に。

お題が相合い傘だったので、その完成品は女性に差し上げて、その代わりお子さまには好きなものを切ってあげるという、ユーモアたっぷり名裁き。

もしヤクルト球団の偉い人に、正楽先生のような茶目っ気たっぷりな人がいたら、たとえホームランボールは一つしかないとしても、今回のような事にはならなかったのではと、思わず思ってしまいました。

 

彦いち師匠の「反対俥」は、師匠らしい全身を駆使した爆笑噺。ほぼ体育会系の芸なのですが、お客さんにどう見えるかを意識しながら演じないと、面白くはなりません。フィジカル一辺倒に見えて、結構計算もされている一席です。

昔、先代の文楽師匠の「愛宕山」の動画を見たことがありますが、山を登る場面なんて、ほぼマイムの達人の動きですからねえ。

話芸とは言われていますし、基本そうなのでしょうけど、それだけでは全てが表現しきれない所が、落語の面白い所です。

 

トリの猫八先生は、歴代の猫八が積み重ねてきたものと、それを大切にしつつ新しいものを生み出そうとする、襲名披露興行ならではの、「江戸家」の歴史が感じられる一席。

話しの内容そのものは、凄く個人的な事なのですが、エンターテイメントとしても、とても面白いものになっているのが、凄いなあ、と思いました。

 

そんな素晴らしい一席や、今や口上の「縁起もの」と化している「馬風ドミノ」も見れましたし、途中からでも行ってホントに良かったです。

(演目)

仲入りに買った、アクリルキーホルダー(500円)。金の袋に入っていて、何が出てくるかは空けてのお楽しみ。デザインも猫八先生が自身がされているそう。

 

(演目)

三遊亭金馬 「夢の酒」

林家正楽     紙切り

鈴々舎馬風「楽屋列伝」

              ~仲入り~

・口上~三朝、彦いち、金馬、猫八、正楽、小さん、馬風

林家彦いち「反対俥」

柳家小さん「長短」

江戸家猫八(5代目)  動物ものまね

※自分の聴けた所から。あとの演目は、演目表をご参考にして下さい。

演目表。自分が聴けたのは、金馬師匠の途中からになります。

 

帰りは、歩いて赤坂見附まで出る事に。「青野」のひやしみたらしの予約が始まってると嬉しいなと思っていたら、開始にはなっているのですが、今年は店頭ではなく、webでの受け付けになっているそう。

5月は限りなくいっぱいなので、次のチャンス狙いですね。

ここの所バタバタしていましたが、漸く、こういう所も考えられるようになりました。

 

雨が降ってきたので、遅めの昼食は、青野さんのすぐ近くの富士そばに。ラー油肉つけそばを注文。

最初は、そばつゆのお陰もあり、普通に甘辛くて美味しい肉そばだなあ、と思っていたのですが、後からかなり強烈なラー油の辛さが襲ってきます。

 

美味しいことは美味しいのですが、正直に言うと、このメニューはつけそばである必然性はないような気が。

冷やしのぶっかけ風にした方が食べやすいですし、辛さを楽しめるのではないでしょうか。麺そのものは悪くないとは思うので、余計にそういうふうに感じます。

ラー油肉つけそば 760円+麺大盛 140円