午前中は、先日お世話になった味の素の川崎工場を再訪問。前回はクノールのスープ工場を見学しましたが、今日はほんだしの製造工程を学びます。
余裕をもって家を出たつもりだったのですが、乗り換えを6回繰り返していたら、いつの間にか、ギリギリの時間に。どこかの電車があと一本遅れていたら遅刻でした。あぶない、あぶない。
時間になったらまずは映像を見てから、バスに乗って工場に向かいます。映像は、前回のクノールコースでも見たものと一緒で、味の素グループの企業理念とビジョンに関するものです。
バスで川崎工場内を移動して、ほんだしの製造工場へ向かいます。少量多品種生産のものについては包装などの業務をまとめていますが、基本的にはブランドごとに独立した工場の集合体のようなイメージ。
だから、同じ日に複数の見学コースを設定する事が可能なのだろうと思います。
「ほんだし」の基本的な材料はかつお節。その他にも、かつおエキスやうま味調味料(多分、味の素かそれに準じるもの)、食塩で味は調整しますが、あくまでもメインは、顆粒になるまで細かくした、かつお節になります。
クノールのコーンスープや味の素もそうですが、私がイメージしていた以上に、自然の素材を活かす事で、商品を造り出しています。
自然や健康を大切にするということが理念になっているのも、そこを蔑ろにしてしまうと、企業の死活問題と直結しているから、という一面もあるのだろうと思います。
工場の見学が終わった後は、集合場所だった建物に戻り、かつお節削り体験と、製品の試飲をさせていただく事に。
ほんだしを筆頭にした、「だし」の普及が当たり前になっている現在、お子さまがかつお節を削るという事は、結構貴重な体験になっているようです。
「松田優作って誰?」と聞かれて以来の、自分がおっさんになってしまった事を、強く感じる事になってしまった瞬間です。地味にへこみました。
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ほんだしの試飲は、ほんだしの入っていない味噌湯と、入れた後の物を飲み比べてみます。比べてみると、だしの大切さが改めて分かりますね。
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かつお節削り体験。「素手じゃないんですか?」とスタッフさんに聞いたら、素で「危ないじゃないですか!」と言われてしまいまいました(笑)
こちらのしょうもない質問にもきちんと調べて答えてくれましたし、今回も楽しかったですし、いろいろと勉強になりました。
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まだ味噌湯の状態。少し味気ないです。
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ほんだしを入れた後。普段食べている味噌汁です。
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お土産。
工場見学が終わった後は、先月同様ブックオフに寄った後、港町から大師線に乗ることに。
行きの電車で、気になっていた構内の壁面にある音符は、美空ひばりさんの「港町十三番地」のものだそう。港町はかつて日本コロンビアの川崎工場があった場所で、日本のレコードの発祥の地でもあるそうです。
今でこそ、タワマンや大型ショッピングセンターが目立ちますが、かつては工場が建ち並び、港に関わる人達が行き交っていた、下町のような場所だったのでしょうか?
歌詞や記念碑などからいろいろと想像できるのが面白いです。
京急で川崎に戻り、横浜へ移動。JR東日本のプラレールスタンプラリーもこれで完走です。
10駅だけですけど、なかなか楽しめました。スタンプも何気にかっこいいです。行きは京急、帰りは東急東横を使ってしまった事に関しては、心から申し訳ないなあ、とは思いましたけど(笑)
m(_ _)m
前後の予定を考えると、どうしてもこうせざるを得なかったのですが、ここ数年、JR東日本には結構お金を落としたので、今回だけは、勘弁していただきたいです。
東急から神奈川に向かうとき、いろいろなルートがありますが、どこを通っても、かなりの確率で横浜にたどり着くんだな、という事を、今回は強く感じました。
来月、鎌倉に行くことになりそうなので、どのルートを使うのか、のいいヒントにもなりました。
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完走の証し。
東横線で渋谷まで出たのは、夕方からインプロワークショップに参加するため。
ただ、開始まで少し時間があったので、青山の国連大学の前でやっている、ファーマーズマーケット覗いてみる事に。
ドライフルーツとナッツを売っているお店で、スモークチーズ入りのミックスナッツがあまりにも美味しそうだったので、ついつい衝動買いしてしまいました。ビールつまみに最高でした。
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旧青山劇場の縄跳びを跳ぶ少女のオブジェ。
夕方からは、いつもお世話になっている、インプロワークショップ。
3月にキース・ジョンストン(インプロがパフォーマンスとして成立するための、ショー形式やトレーニング法などを確立した、凄い人)が亡くなったという事もあり、ファシリテーターの方がキースから実際に教わったインプロのフォーマットについて、触りだけ体験する回に。
即興という事もあり、どうしてもドタバタコメディになりがちなインプロ。プレイバックシアターとは違った方法で、ゲストにインタビューする事で、それを回避しようとしようといるアプローチの仕方は、こういうやり方もあるのかと、結構勉強になる部分が多かったです。